市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

2015-01-01から1年間の記事一覧

無責任候補チェック

あるデータを「編集」するにあたって、扱いやすいデータ型に変換せず、オリジナルのまま「編集」していたところ、まんまとアプリケーションがハングアップして、およそ2時間ほどかけた「編集」作業がすっ飛びました。 と、いう事で、ちゃんと作業ステップを…

河村市長を助ける男

議会の意義

アネクドートの変形を一つ。 「神は減税日本の市議、県議に3つの資質を用意したが、 その内2つまでしか備わらないようにした。 用意した資質は次の3つ。誠実さ、賢さ、党への忠誠心。誠実で賢いものは、党を信用しなかった。 党に忠実で賢いものには、誠…

真・庶民革命(最終回)午前0時の裁定

(この文章は創作です。創作ですが出来うる限り事実に即して描いております) 前回までのあらすじ: 名古屋市会に生まれた素人集団の第一会派、減税日本ナゴヤ。彼等の課題は公約であった議員報酬半減、800万円の実現。幹事長である舟橋は議案を取下げ、…

真・庶民革命(7)代表の真意

(この文章は創作です。創作ですが出来うる限り事実に即して描いております) 前回までのあらすじ: 名古屋市会に生まれた素人集団の第一会派、減税日本ナゴヤ。彼等の課題は公約であった議員報酬半減、800万円の実現。条例案を上程するも、論戦の結果そ…

真・庶民革命(6)党議拘束

(この文章は創作です。創作ですが出来うる限り事実に即して描いております) 前回までのあらすじ: 名古屋市会に素人ばかりの第一会派、減税日本ナゴヤが誕生した。最大の公約、議員報酬半減、年間800万円の実現のため、条例案を上程したが既存政党との…

黒塗りは是か非か

本日は「講談仕立て」をお休みにして、通常のブログ記事を掲載させていただきたいと思います。連載中の「講談仕立て」については色々とご意見をいただいております。特に、選挙直前という時節柄、特定の候補を貶めたり、称揚したりという事の無いように気を…

真・庶民革命(5)3号議案取下げ

前回までのあらすじ: 名古屋市会に素人ばかりの第一会派、減税日本ナゴヤが誕生した。最大の公約、議員報酬半減、年間800万円の実現のため、条例案を上程し論戦に挑むも、既存政党の議員の前には歯が立たず、半減案の矛盾ばかりが浮き上がる。さらに様々…

真・庶民革命(4)5分間の休憩

前回までのあらすじ: 名古屋市会に素人ばかりの第一会派、減税日本ナゴヤが誕生した。かれらの最大の公約は議員報酬を半減、年間800万円にする事。議会開催直後から、条例改正案を作成し「議員提出第3号議案」として上程まではたどり着いた。しかし、他…

真・庶民革命(3)議会は酷薄な戦場

前回までのあらすじ: 名古屋市におけるリコール議会解散は減税日本ナゴヤという、素人ばかり28人という議会会派を生み出した。彼等は選挙公約である議員報酬半減に向けて条例案を作成し、可決の為に議会内で交渉を続けていく。しかし、会派内から改正内容…

真・庶民革命(2)幹事長、辞表提出!

前回までのあらすじ: 河村市長の主導した名古屋市会リコール運動は、減税日本ナゴヤという議員経験のない、素人ばかりの28人で構成された議会会派を生み出した。議会開催に先立つ会派内役員人事の構成において、団長一任という方針が示される。民主的な会…

真・庶民革命(1)革命の鳴動

(この文章は創作です。創作ですが出来うる限り事実に即して描いております) 平成23年(2011年)4月25日午後11時すぎ、名古屋市東庁舎2階にある会議室から2人の男が退室してきた。会議室の重厚な扉を閉めると、廊下は人影もなく静まり返ってい…

帰ってきた!ノリタケ?

「帰ってきた!ノリタケRADIO」とかいう Facebook アカウントがあるようです。 楽しそうで結構です。 のりたけ 勅仁 クニヒト | Facebook 減税日本の公認を受けて守山区から市議に立候補する予定の鎌倉さんとご一緒のようですね。こんなアカウントもあ…

統一地方選挙に向けての様々な動きについて

統一地方選挙に向けて様々な動きがみられる。これについてアレコレと述べてみたい。1.リコール署名簿についての減税日本の説明責任 2.名城住宅跡地における中国領事館問題 3.山本太郎が名古屋に来ましたヨ 4.議席は誰のモノ 1.リコール署名簿につ…

河村たかしを助ける男、女

風の噂に聞くところでは、先日(3月6日)に瑞穂区で「新瑞穂区図書館」についての市政出前トーク*1が開かれたそうです。 その席に河村市長のご親族の方(私も「庶民連」の集会で幾度かお会いしている方)がご出席になり、当該区の某有力議員が「選挙後にも…

雪が教える政治に必要なもの

名古屋は雪になりましたね。日曜日は汗ばむぐらいの陽気であったのに、春の天気もめまぐるしいものです。なんでも桜田門外の変も3月の桃の節句(調べてみると旧暦の3月3日で新暦でいうと3月24日になるらしい)に雪が降るなか起こったそうだ。 さきほど…

北角秘書は何とぶつかっているのか

3月6日金曜日の名古屋市会、総務環境委員会は、4日水曜日に呼んだ北角秘書から回答を聞く場となった。いや、なる筈だった。 今の市議会には余裕がない。 3月12日には市会議員の任期は切れてしまう。 その為、現在上程されている議案、名古屋市の予算案…

名古屋市特別職・北角嘉幸市長特別秘書

本日、3月4日の名古屋市会・総務環境委員会は一昨日とはまた違う意味で興味深かった。河村名古屋市長が人事院総裁宛に出した「要望書」( 参照 )について、作成にかかわったとされる名古屋市長特別秘書・北角秘書を委員会に呼んで、経緯についての確認が…

減税日本卒業試験(後篇)

2月20日の名古屋市会、総務環境委員会において委員間討論が行われた。 4年前リコールを受けた名古屋市会が改選時期を正常化するために、選挙管理委員会は今年の改選において、市議会を一か月空白*1とする判断を行った。総務環境委員会はこれに伴う予算の…

減税日本卒業試験(前篇)

名古屋市の市議はこの3月12日に任期満了を迎える。 通常であれば地方議会は、任期満了の前30日以内に改選が行われ議会空白を生まないよう考慮されるが、名古屋市の選挙管理委員会はこの改選を4月12日の統一地方選挙の日程に合わせる決定を行った。そ…

政治家は事実を見なければならない

たまたまアル情報を探っていたらこんなページにぶつかった。 吉田寛 | 幸福実現党 小島一郎 オフィシャルサイト 非常に面白い。 当ブログでも徹底的に検証させていただいた、千葉商科大学の吉田寛さん 2014-05-18 過てる財政論 2014-05-21 証明とは と、幸福…

SL脱線?

どうも、今回は話の整理がつきません。話があっちに行ったりこっちに来たりしますが、ご容赦ください。河村市長のマニフェストにはこんな文章がある。 新しい街づくりビジョンを生み出す時です。 それは「世界のナゴヤ、本物ナゴヤ、ぬくとい市民」 1)最強…

自らが怪物と化さぬよう

前回の減税シミュレーションのデータ問題について、感じるのは歪みだ。 歪んでくる。 私はこの社会が正義と秩序でできているなどとは思っていないし、皆が皆、聖人君子だなどと思っても居ない。自分が「正義」のヒトだなどと思っても居ないし、そもそも「自…

減税検証シミュレーションに対する疑惑

前回のエントリーで「非常に厳しい疑惑」という表現を使った。 何に対して疑惑を持っているのかというと、昨年11月に公表された市民税5%減税の検証シミュレーション(以下単に「検証シミュレーション」という)について、実は正常にシミュレートされてい…

ピケティ「21世紀の資本」からみた財政均衡論の正誤

本日はピケティの「21世紀の資本」からみた「財政均衡論の正誤」について述べてみたいと思います。 財政均衡論については、私も均衡論者でした。このブログの過去ログを見ていただけばわかりますが、所々で均衡論的発言をしています。「子どもにツケをまわ…

ピケティ「21世紀の資本」からみる河村流減税論

トマ・ピケティ「21世紀の資本」が照らし出す「河村流減税論の意味」「均衡財政論の正誤」について述べたいと思います。 名古屋で行われている「河村流減税論」や、私が厳しく批判した「均衡財政論」(参照)をこの本によって照射しようとするのであれば、…

「地域委」担当部廃止へ

本日の中日新聞、一面に「『地域委』担当部署廃止へ」という記事が載った。 地域委員会への疑問から始まった当ブログとしては、ささやかながら「勝利宣言」をさせていただきたいと思う。 「地域委」担当部廃止へ 名古屋市、看板政策浸透せず 名古屋市は二〇…

人事院総裁に対する恥の上塗り

昨日のエントリーで「恥の上塗り」と書いた河村名古屋市長の異常な行動について、「裏」が取れたようなのでご報告します。 河村名古屋市長は名古屋市の人事委員会の勧告を無視して名古屋市職員の給与引き上げを拒んでいる。日本においては公務員にはスト権が…

変容する地方自治体選挙

各所で統一地方選の前哨戦のような選挙が実施されている。 この名古屋でも愛知県知事選挙が行われ、現職の大村知事が再選を果たした。 マスコミの総評を見るまでもなく、与野党相乗り、総乗っかりの鉄壁選挙で、革新系候補に付け入るスキを与えなかった。追…

ヴァイツゼッカー氏逝去

31日 ドイツの元連邦大統領リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー( Richard Karl Freiherr von Weizsäcker )氏が亡くなられました。94歳でした。 氏は1985年5月8日、ドイツ敗戦40周年に際して行ったドイツ連邦議会における演説において「過去に…