風の噂に聞くところでは、先日(3月6日)に瑞穂区で「新瑞穂区図書館」についての市政出前トーク*1が開かれたそうです。
その席に河村市長のご親族の方(私も「庶民連」の集会で幾度かお会いしている方)がご出席になり、当該区の某有力議員が「選挙後にも逮捕される」と発言されたそうです。
私も、昨年末地元で「選挙違反で逮捕される」という噂を(どうも、東区に市議として立たれる元国会議員の方が震源地のようですが)流されましたので、河村市長の周辺ではこういった噂を流すことが流行しているのでしょうか。*2
この席上でもそんな噂を真に受けるヒトは少なく、そのような事を場所柄もわきまえず口にするこのお方に参加者は鼻白んだそうです。
しかし、この方。私は「庶民連」の会合で「多数決なんだから、私たちは勝ったんだから、私たちが正しいんだよ、少数の意見なんか聞かなくてもいいんだよ」というような発言を直接聞きまして、呆れ返った覚えがあります。この方を見ると、いよいよ河村市長の言われる「尾張藩書物奉行」という話に不信感が湧きますね。
そういえば最近、河村市長は「尾張藩書物奉行」の話をとんとされませんな。当ブログでそれを取り上げたのがちょうど一年ほど前になりますか。
2014-04-02 河村たかし名古屋市長は尾張藩書物奉行の末裔か?
まあ、関係は無いのでしょうけどね。
さてさて、今日も河村市長の「悪口」ばかりになりそうですので、河村市長ご自身はここで読むのをお止めになった方が良いでしょう。
私は何も河村市長の「悪口」を書きたいわけではないんですけどね。河村市長の周辺事情について「事実」を書くと、なぜか「悪口」ばかりになってしまうのです。
なんでも、河村市長は外遊中、日本語の情報を読むためにインターネットをよく見られるようで、そのような際にはこのブログもご覧になっているそうです。
まあ、これ以降読まれると悪口ばかりで精神衛生上にも良くありませんから、読み進めずに何か別のページにお移りください。こちらなど如何でしょうかね。
さて、12日の朝日新聞に「名古屋市議選」「退潮続く減税、3大公約を継続」と減税日本の市議選への戦略を取り上げた記事が掲載されました。
ベースは市長記者会見(の第二部、政務部分)で、詳細版はインターネットに転がっています。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1503112400001.html
地域政党・減税日本の統一地方選の公約を聞かれて次のように答えたとされている。
大きいのは三大公約の河村市政の警鐘*3とさらなる発展。(市民税)減税の継続。できれば10%ですけど、5%はきっちり継続。地域委員会も日本で初めて。名前は別としてやっていこうと。あと(市長と市議の年間報酬は)800万円で頑張るということと。*4
政務活動費の黒塗り部分を全部公開する。議会でペケになったとしても、減税HPに公開しますから。
日本一の医療都市は名古屋が進んでますんで、待機児童ゼロの継続、敬老パス、あとは面白い街ですわ。SLですわ。天守閣の木造復元、1000メートルタワー、アジア最大級の国際展示場、N響を抜く名フィル。子ども応援委員会がまだ知られていないから、もっと報道して。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1503112400001.html
敢えて言うと「チンケ」ですね。なぜ「チンケ」に映るのか。理由は簡単ですが、言わないでおきます。本当にこうした方針で公約が表明されたら「チンケ」に映る理由を説明するかもしれません。(事情によってはしないかもしれません)
まず、地域委員会については完全に敗北、終了である事を認めるべきでしょう。それを認めないと本当の問題解決がいつまでたっても始まらない。
そして市議報酬については「継続」など嘘だ。というよりも、河村市政で唯一実現したと河村市長が胸を張る「市議報酬半減」が実は河村市長の力で実現したとは言えず、それどころか「市議報酬半減」の成立を河村市長自身が邪魔をしたという証言がある。
それについては当ブログで近日、詳細にご報告させていただく。お楽しみに。
そして、党名でもある看板政策の「減税」ね。これが10%なんだか、5%なんだか。こんなブレブレってありますか?こんなものが「公約」?(こういう時、「草不可避」っていうんでしょうね)
さて、素晴らしいのが次の言葉だ。
河村たかしを助ける男、女というキャッチフレーズになると思いますけど。一番ストレートでわかりやすいと。候補者の中から出てきた言葉。
紙面でも「『河村さん助ける』合言葉」だそうだ。
・・・市議会とは、市議とは。市の行政を監視し、チェックしなければならないのがその職責です。それなのに「市長を助ける」? はぁ?
それって「行政と馴れ合う」と言っているに等しいのではないのか?
そもそも「市長与党」を打ち立てようとした河村市長が異常なんでしょうけど、そういった意味では上で述べたご親族と五十歩百歩。あまり相違はございません。
河村市長は根本の部分で間違えておられますな。
けっこうです。”河村たかしを助ける男・女” がキャッチフレーズですか。
是非、ご健闘を、遠く、遠くから眺めさせていただきます。
なんでもこんなチラシが入っていたそうです(これは数ページの内の一部)。湯川候補予定者が配布していたんでしょうね。この写真に写っているのは、湯川氏、金城氏、それに冨口氏と余語氏ですね。
こういった人々が「 河村たかしを助ける男・女」なんでしょうね、たぶん。
細かい内容は見ていただくとして、ちょっと面白いのが最後の2つですね。
湯川「名古屋経済の活性化についてお聞かせください」
河村「名古屋港は日本一の貿易黒字6兆円を生み出して、間違いなく日本経済を引っ張っています」
出ました「貿易黒字6兆円の港」これって名古屋市政にとっては余りに意味の無い話ですよね。
そしてそこに「国際展示場」や「ノーベル賞受賞者」の話。まるで関連がなく、連想ゲームですよね。これでは経済政策などではなく、飲み屋の与太話です。
例えば、それほど名古屋港の機能が大切なら、こういった問題に着目すべきなのでは?
こうした浚渫土砂の対策をはかるのが行政であり、政治なんだろうにね。
こういった現実的な問題については他人任せで、税金で楽ちんしているのだろうか。
なんだろう、この当事者性の無さ。
次の「市長自身について」も面白い。「物事が成功するためには天地人が必要」と言っています。で、その天や地や人とは何か。ギリギリ文章から読み取れるのは、天とはオリンピック開催やリニア開通であり、地は名古屋が日本のまん中だというようなことでしょうか。それにしても「人」については?単に「多くの人が集まる」という事でいいのだろうか?それで「物事が成功する」のかな?
河村市長が「物事が成功」しない理由が判るような気がしますね。
そもそも「物事が成功するためには天地人が必要」などと言っているヒトって誰ですか?孟子が言っているのは「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」です。
つまり、時の運は地勢の条件にはかなわず、その地勢の条件も人の和には叶わないと言っているのであって、孟子の言わんとしている事は「まずは人の和を」と言っているのでしょう。「名古屋がまん中である」とかいった地勢の条件やら「オリンピックやリニア開通」といった時の運に頼るなと戒めているのではないのですか。
こういった戒めをまるっきり真逆に解釈して、時の運やら地勢的なメリットに着目し、さらに肝心の「人の和」を無視すれば、それは確かに、減税日本が退潮著しいのもむべなるかな。
こうした事は原典に当たらず、子引き孫引き、それも書籍に当たる際、選定眼の無いくだらない作品ばかり読んでいるからこういった「面白い解釈」に行き着くのでしょう。
そしてこんな間違いを「ごもっとも」とお伺いしているような人たちが、教育を語るわけです。なんとも恥ずかしい。
まあいいや、せいぜい「 河村たかしを助ける男・女」をお集めください。
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