2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
31日 ドイツの元連邦大統領リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー( Richard Karl Freiherr von Weizsäcker )氏が亡くなられました。94歳でした。 氏は1985年5月8日、ドイツ敗戦40周年に際して行ったドイツ連邦議会における演説において「過去に…
認知バイアスと宗教 長々と文章を書き連ねてしまいましたが、認知バイアスについては好評のようでした。当初はあそこまで書き連ねるつもりもなかったのですが、ついつい整理しているうちにボリュームが増えてしまいました。 人間は全てを論理的に割り切って…
さて、延々と何を話したかったかと言えば、「思い込み」といったものを排除しなければ政治は語り得ないという簡単な事を言いたかったに過ぎない。 例えば河村名古屋市長は名古屋市会の本会議場で「個人の政治的信念である」と非常に不確かな事を数々述べてい…
間が空いてしまいましたが、もう暫くこの退屈な議論にお付き合いいただきたい。 前々回で宗教的確信に対して議論は無効なのであり、宗教的権威に対する表現の自由は無制限に認められるわけではないというお話をしました。 また、マス・メディアに存在する者…
前回の論考において。 ・他人の信仰を侮辱してはならない。 ・その為に表現行為には一定の限界がある。 ・エンターテナーはエンタテインメントを提供する。 それは*1ひと時の退屈しのぎに過ぎないのだ。 ・現代ではエンタテインメント(退屈しのぎ)の「ネタ…
前々回お約束したように、トマ・ピケティの「21世紀の資本」を援用して、均衡財政論や名古屋市における河村流減税論の誤りを指摘するのはもう暫く後回しにします。 また、前回予告した相生山問題についての中日新聞の記事については幾度か書いては消しを繰…
本日の中日新聞と朝日新聞を読み比べてみると面白い事に気付かされる。 まず、中日新聞の「大村氏を推薦 減税日本決定」という愛知県知事選挙についての記事。表題の通り、改選される知事選において、減税日本が大村現知事を推薦するという発表を伝え、 最後…
トマ・ピケティの「21世紀の資本」を読んだ感想を述べます。 米国でクルーグマンやスティグリッツに激賞された事もあって、日本でも売れている。 今見たら、アマゾンで金融や経済学で1位。本カテゴリーでも3位になっている。 700ページあるうえに 5…
元旦の中日新聞に「戦後70年のルネサンス」という社説が載った。 最後の締めに「世におもねらず所信を貫いた言論人」を称揚し、「権力を監視する義務と『言わねばならぬこと』を主張する責務」をもつと語っているが、本当に中日新聞は権力の監視と言わねば…
明けましておめでとうございます。 元旦に書いた文章が余りにもバカバカしいので屑籠に捨てました。 それ以来とある本を読み続けていますが、まったく目から鱗。 すばらしい論考です。この論考についてはもう暫くしたら「読書感想文」を書いてみようかと思っ…