市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

増税日本(名古屋高速編)

名古屋高速道路の利用料金が、10月の消費税率引き上げに伴って値上げされる。

名古屋高速、10月から値上げ 消費税増税に合わせ
 名古屋高速道路の利用料金が、10月の消費税増税に合わせて値上げされることが分かった。都心環状線を含む名古屋線は普通車770円から10円増の780円になる。料金値上げは消費税が5%から8%に引き上げられた2014年以来。

 名古屋高速道路公社は21日に国土交通相に届け出を行い、10月1日から料金改定をする。増税相当分を現行料金に上乗せし、大型車は30円増の1570円。尾北線でも一部区間を除いて普通車360円を370円、大型車も10円増の730円になる。

 名高速は均一料金制を取り入れており、料金の割高感や不公平感への指摘がある。公社は距離によって決まる料金体系を基本として、料金見直しに取り組む方針も示している。

名古屋高速、10月から値上げ 消費税増税に合わせ:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)

この値上げの是非については、あれこれ言わない。
しかし、「あれこれ」言うべきものがだんまりを決め込んでいるのはいかがなものか。

マニフェストの実現に反する決定。
市民との約束を違えた事実について、謝罪すべきではないのか。

少なくとも、説明ぐらい必要だろう。

国の消費税増税に諾々と従う姿。
県から移管された住民税については自ら主張する減税を適応させなかった事実。(大村知事には、その住民税について、減税すべきと迫っていた)

河村たかしの「減税政策」など、「毛ばり」にすぎない。

3.名古屋市の経済をいち早く不況から脱出させる

(6)名古屋高速道路料金値下げに挑戦 ・ まず750円を650円に。目標3割引き下げ。料金100円引き下げに伴う減収分は、道路関係の国直轄事業負担金を削減し、それを財源として充当する。

*減収分は約80億円(平成19年度実績からの試算)
名古屋市における道路整備関係の国直轄事業負担金は90億円(平成21年度)

河村たかしの名古屋政策「庶民革命・脱官僚」

楽ちんなものだ。
この国の国民は、政治家の公約など覚えていない。
エドマンド・バーグが喝破したとおり、想像力、妄想力の強い政治家が人気を博す。

国民はその実現など気にかけていない。
当然、本人も、そしてマスコミや有識者も。

評論家などというものも、
こうした事実を忘れて、次の想像、妄想、思いつきを口にしていれば良いのだ。


「どうすればより民主的な政治を実現できるのか?」

それには、どのような約束をする政治家を選ぶのかではなく、
その約束にどう向き合っている政治家を選ぶか、だ。

変えるべきは政治でも政治家でもない。
有権者であり、有権者<が>選択するメディアだ。


平成22年度の「中期戦略ビジョン」についての市民意見聴取には次のような意見が名古屋市から付されている。

 現在、名古屋高速道路では、地域の活性化を目的として土日祝日に ETC 利用の普通車が終日 3 割引となる料金割引社会実験を実施しており、この社会実験の状況や周辺の高速道路料金の動向を踏まえ、料金値下げについて関係機関とともに検討をすすめます。

中期戦略ビジョン(案)策定にあたって寄せられた市民意見の内容及び市の考え方

果たして「検討」はすすめられたのだろうか。

ちなみに、平成22年には「名古屋高速道路の料金とサービスのあり方について」ネットモニターアンケートが行われているが。

www.city.nagoya.jp

それ以降、今回の値上げ方針についても。
市民の意見を募る動きは無い。民意などどうでも良いのだろう。
公約などどうでも良いのだ。



当ブログは、名古屋市政について、様々な問題を認知している。
それらを記したカードは、そこそこの厚さになっているが、これはその数ある問題の内の一つに過ぎない。

なぜ、これほど問題が山積し、放置されているか。

それは無能なリーダーと、それを選んだ無責任な有権者
そして、そうした事実を伝えない、伝える能力の無い無能なメディアの共同構築物だろう。

数年後、これらの危惧の内、幾つかは具体的な問題として浮上するだろう。
中には深刻な被害が想定されるものもある。

しかし、当ブログはそれらに警鐘を鳴らさない。
その責務は当ブログにはない。

当ブログが下手に指摘することで、名古屋市における問題が中途半端に対策されることは、真の問題の解決に結びつかないと知ったからだ。

当ブログが把握する数々の問題について、それが後戻りができない状態になった際、その問題を指摘するかもしれない。(しないかもしれない。その責務は無いのだから)