市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

三大公約の総崩れ

・相生山問題
小牧市図書館問題 – 武雄市図書館の謎
減税日本チラシ問題 / 三大公約の総崩れ

相生山問題

 まず、相生山問題から述べさせていただきます。
 いただいたメールについてはとてもその全てを網羅する事はできません。また、今までの経緯について驚くような事も書かれていました。そうした中にはここで公表するかは不明なものも多くあります。

 今回の住民意向調査の席上、建設推進派の地元住民の会合の際、一人の発言者が会合で配布された「参考資料」の目次に注目して発言をしたそうです。

 目次には

 市長が判断するうえで、参考とさえていただきたい主な事項
●通り抜け交通について
野並交差点の渋滞について
●周辺地域の水害対策について

 と記載されていたようです。

 そもそもこの弥冨相生山線事業はなぜ止まったのか。
 工事中断が明確になったのは平成22年1月18日の市長記者会見だ。

 2点目は、「相生山緑地の道路建設に係る学術検証委員会」についてです。去年の9月に、地域の皆さんの意見をお伺いすることができました。現場に行きまして。課題として出てまいりましたのが、“道路とホタルが共存できるのか”、“道路整備の必要性はどれほどなのか”ということで、科学的に検証をせないかん。時間も経っておりますので、今回、検証委員会を行います。

 委員には、生物、ホタルちゃんの立場から考えようという方、交通の専門家、9名のほか、武田アドバイザーにも入っていただきます。第1回目の会議を2月1日(月曜日)午前10時30分から名古屋市公館で開催いたします。公開の場で、検証を進めていただき、それをふまえて道路整備を進めるか否かを判断したいと思っています。なお、工事については中断の指示がしてあります。これは初めてだろうと思います。

名古屋市:平成22年1月18日 市長定例記者会見(市長の部屋)

 ホタルをキーワードとした「環境保護」が最大テーマで工事中断したことは疑いが無い。

 2013年の市長選マニフェスト「第二期名古屋市政」にも「相生山(弥富ー相生山線)は住民投票で 住民自ら高度な責任ある判断を」と盛り込まれている。
 この項目は「政策6 環境に配慮した街づくり」の項目の中にある。

 弥富相生山線の工事中断の最大の眼目は「環境保護」であったはずだ。

 ところが目次に記載された「市長が判断するうえで、参考とさえていただきたい主な事項」の中に「環境」の文字が無い。つまり、最大の眼目である「環境保護」については、すでに判断するうえでの事項には含まれていない。充分、道路と環境とが共存できることが理解できたという事だろう。

 これで「環境問題」を理由に工事中止の判断をしたとするならば、住民をだまし討ちにした事になる。「環境問題」については「判断するうえでの事項」としないとしておきながら、意向調査の後にそれを理由に判断するというのでは説明が付かない。

 河村市長はまた「この文書は役人が勝手に作ったものだから」というような言い逃れをするかもしれない。しかし「名古屋市」が市民に示したものが「市長」の責任の下に無いなどという言い訳は通用しない。


 また、別の投書も頂いた。
 現在、名古屋市では市内における救急車の平均現場到着時間を6分以内にしようと懸命な努力をしているそうだ。(今は無き「中期戦略ビジョン」にもこの項目はあった)

 平成20年の値が6.2分で平成25年の値が6.3分と悪化している。

 救急救命の現場でこの0.1分、6秒という時間は生存率を大きく左右する。
 また、救命された後の事後の影響(障害やリハビリの負担)も大きい。
 これを河村市政は悪化させてしまっているのだ。

 前回のエントリーでも述べたように、弥富相生山線は「防災道路」だ。地域住民の命を左右する道路なのだ。河村市長はこの重要性が判らないから、この3年間、何もしないまま無為に工事を中断させていたのだろう。このように救急車の平均現場到着時間が名古屋市内で悪化していても気にも留めないのだろう。

 ついでと言ってはなんですが河村市長の2013年市長選マニフェストに「救急車」と言う文言は2ヶ所で出てきます。一つは「東北支援に救急車を贈った」という自慢話。もう一つは
「消防局。救急車、救急出動体制の充実検討」となっていますが具体的な話はなく、何故か唐突に「陽子ガン治療、早期ガン予防」と救急医療とは異なる事が書いてあるだけです。

「武田アドバイザー」のご近況

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小牧市図書館問題 – 武雄市図書館の謎

 さて、この話をこれ以上続けると怒りが湧いてくるので、ちょっと話を「小牧市図書館問題」に移します。

 ツイッター上で私をフォローしてくださっている方にはお伝えしましたが、本日(16日)武雄図書館にCD、DVDの在庫数を確認する為に電話いたしました。最初出られた方は「CDは3万枚、DVDは8万枚の在庫がございます」との回答だったので「それは図書館の在庫ですか?」と確認してみると「ちょっとお持ちください」と電話が保留音に。暫くして別の方が電話に出られ「図書館としてのCD,DVDの在庫は200から300点ほどしかございません」と如何にも残念そうにおっしゃられました。「さきほど言われた3万枚や8万枚というのはレンタルのツタヤさんの在庫ですよね」と確認すると「その通りです」との回答「このツタヤさんのCDやDVDを図書館の中で視聴する事も出来ます」と続けられたので「タダでですか?」と確認すると「いえ、レンタルとして借りた後に図書館の機械でご視聴いただけます」との事だった。

 書店やDVDレンタルショップと併設の図書館だけに、便利な話だ。と思う前に、この話は変ではないだろうか?

 試しに「私が自分のCDやDVDを武雄図書館に持ち込んで、視聴機材を貸してくださいと言ったら借りられますか?」と伺ったところ「そういったお持込には対応しておりません」との事だった。そりゃそうだろう。
 私的なCD、DVDの視聴を公共の機材を使って行う事は原則禁止だろう。それは判る。(公共施設内で踊りのけいこを行うような場合、私的なCDを公共機材で視聴する事になるだろう。DVDを権利者の承諾の下、公共施設において視聴するような事もあるだろう。これらの場合は受益者が多数であり、公共的であると見做せるから可能なのだろう。しかし、個人が図書館の視聴覚機材で個人的に視聴を行うのは、受益者が個人に留まるので正当な行為とはいえない)

 では、個人が企業であるレンタルショップから、商行為として借り出したCDやDVDを視聴するというのは私的な行為ではないのか?個人がそれを行う事が禁じられて、なぜ一私企業が恒常的に、さも当然のように図書館の公共の機材を使用する(または顧客に使用させる)ことが許されているのか。これは自治体の一私企業に対する、非常に歪んだ便宜供与ではないのか?

 武雄市の樋渡市長という人物は、こういった公共と私的といったケジメが判らない方のようだ。そうであるから図書の貸し出し履歴を一民間企業に委ねる事にためらいが無いのだ。さらにそれを「私は平気なのでみんなも平気なはず」と言ってみたり「文句があるなら選挙で落とせ」と乱暴な主張をしてみたりするのだろう。

減税日本チラシ問題 / 三大公約の総崩れ

 さて、この話をこれ以上続けると怒りが湧いてくるので、ちょっと話を「減税日本のチラシの問題」に移します。


 凄い事に、減税日本はこのチラシを再度撒き始めたようです。
 チラシ「存在が問われる地方議員」について その1 - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を! Ver.2.0

 記載事実に誤認があると自ら認めたようなチラシを、よく公然と配布できるものです。

 市長が予算や条例を「議会運営委員会に提案する」なんて、中学の公民レベルの誤りですよね。このチラシを見た中学生が学校の試験でこんな回答をしてバツをもらったらかわいそうですね。「議会不信」が高まりそう。

 名古屋市当局の「庶務課」やら「法制課」の電話番号を了承も無く記載して、事実チラシの内容に対する問い合わせが各部局にあるらしく、どう対応して良い物か判らないと困惑しているようです。

 日曜日に河村市長に全市会議員が呼び出されて、このチラシについて協議して、その結果として再度配布しているとしたなら、これは河村市長も承知の上での配布という事なんでしょうね。もう呆れたものです。

 ただ、この日曜日の会合では河村市長はチラシの内容について不満だったようですよ。「中村孝道とか黒川とか、こんな事は書かなくていいんだ」といったそうで、「ツッコミどころはそこカイ!」と再ツッコミ入れたくなりますが。ネガティブな話題については「無かった事に」するという河村流の政治手法が垣間見えます。

 呆れた河村流政治手法という意味では、こんな話も転がってきました。

 民主党が元減税の名古屋市会議員現職を次期市議選の候補として擁立することを決めました。
 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014101190160453.html

 これを受けて河村市長は「いかんことではないか」と否定的なようです。「減税日本の議員は『これまでの政治ではいかん』という有権者の署名活動から生まれてきた」と語ったようですが、減税日本守山区民主党の某元市議を公認するようです。

 つまり「リコール」した議員を擁立するのです。何度も掲載するようで申し訳ありませんが「議員の総入れ替え」「せっかくの議会リコール成立 ここでしがらみで現職入れたら なんともなりませんよ」と言っていた言葉はどこに行ったのか。


 ま、それはともかく9月の末にこの候補予定者と守山区で後援者の集会に出席し、その席上河村市長は「議員報酬も800万円ではやりきれないという声が多いですから、一気には元に戻せませんが、せめて年1200万円ぐらいにはしなけりゃいけないでしょうね」と発言したそうです。

 三大公約の内、最大とされた減税は10%が半減の5%、地域委員会はほとんど崩壊、「白旗(今定例議会における発言)」 唯一、生き残っているのが議員報酬なのでしょうが、これすらも河村市長本人の発言として否定されるとは、「減税日本」の掲げた「公約」とは何だったのでしょう。

 さて、守山区ではこの元議員擁立によって現職の減税日本ゴヤ市議が公認漏れしそうです。そんな事もあって今回、チラシに名前を連ねているようですが、彼が河村氏から党の公認をもらう事は無理でしょうね。

 実は、この守山区の事情は緑区の事情とリンクしているそうです。

 当ブログは減税日本が公表した一次公認候補(8月4日)に緑区が含まれていることに違和感を感じると述べました。
 「議席」とは誰の為のものなのだろうか? - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を! Ver.2.0

 河村氏は守山区の彼と、この緑区の彼女をセットで公認から外すつもりだったそうです。
 しかし、この緑区の現職の「近しい親族」の方が河村事務所に乗り込んで、直談判を行い、本人と「近しい親族」が「一冊」入れる事で公認復活を果たしたそうで、そういう経緯があってこの守山区の彼が公認を得る事は不可能でしょう。

 河村氏はこういった事を一番嫌がりますからね。

 おっと、減税日本のチラシなみに根拠の薄い話になってしまいましたかね。まあ、良いんですよね。「思い」さえあれば事実誤認だろうと、他人に迷惑がかかろうと、公に公表しても問題ないってのが今回のチラシ問題で明確にされた減税日本の見解なんでしょうから。


追記(20日10時):記事との関連は判りませんが、資料保存の為。

河村市長の自宅ドア傷つけた女逮捕

 20日午前3時頃、名古屋市東区古出来2丁目にある、河村たかし名古屋市長の事務所兼自宅ビルで、玄関から物音がしたのに家族が気付き、110番通報しました。

 東警察署によりますと、警察官が駆け付けた時、近くの路上に40代位の女が立っていて、玄関のドアに叩かれた傷があり、ハンマーが落ちていた為、器物損壊の容疑で女を現行犯逮捕しました。

 警察が、女の身元や動機などについて取り調べています。(20日07:42)

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