市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

半田県議、平成24年11月5日音声素材

 名古屋市会の市議も関与しているのではないかと噂されている浄水プラント導入をめぐる汚職事件で、美濃加茂市の藤井市長/容疑者の早期釈放を求める署名が1万5千人も集まったそうだ。

美濃加茂市汚職:市長の早期釈放求める署名1万5000人

(略)一貫して否認を続けている市長の藤井浩人容疑者(29)の弁護団が8日、名古屋市内で記者会見し、1万5038人から早期釈放を求める署名が集まったことを明らかにした。(略)

(毎日新聞 2014年07月08日 22時06分(最終更新 07月08日 22時16分))

http://mainichi.jp/select/news/20140709k0000m040105000c.html?inb=tw


 また、一部では私の6月26日の記事
 ■■のジレンマ - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を! Ver.2.0

 が事実であるかのように受け止められていますが、まったくのフィクションですから。
 重ねて念を押しておきます。特に時系列に関しては思い切り端折っています。

 更にこのフィクションにおける主人公である主任刑事の「倉木」の名前の由来は、あの「タバコばっかり吸っているドラマ」で有名な「MOZU」において西島秀俊が演じている主人公の倉木警部から「イタダイタ」名前で、実在の関係者をもじったものでも何でもありませんから。

 しかし、アウトラインでは似通った感じになっているのか、警察も大変そうですね。

 http://news.livedoor.com/article/detail/9015015/

 この江川紹子さんの記事を読むと政策コンサルタントの高峰洋史氏(42)に対して、「意識を失って倒れるまで取り調べが続いた」そうだ。へぇ〜大変ですね。(棒読み)

 まあ、私も「倉木主任刑事」同様「思わず笑いそうに」なりましたよ。


 もう、こんな空中戦は私は興味ありません。しかし、こういうお祭り大好きなどこかの市長の影の薄い事。

 この美濃加茂の市長が有罪であろうと無罪であろうと、それは「政治的課題」ではありませんから。確かに警察、司法の問題かもしれませんが、それは国政マターでしょうから。司法的な動向を伺うに任せたいと思います。

 さて、世間では「号泣県議ノノちゃん」が大人気ですが。



 その陰に隠れるように愛知県議(減税日本:西区選出)の半田晃士氏も「飛ばして」います。

視察は知人に委託、報告書ほぼコピペ…半田県議

 地域政党減税日本の半田晃士愛知県議(56)が昨年度の政務活動費73万円で知人女性に海外視察を委託した問題で、半田氏は2日、県庁で記者会見し、委託視察の報告書を公表した。

 しかし、ほぼ全編がインターネット上で公開されている省庁の刊行物や個人ウェブサイトなどの記述と酷似していることが読売新聞の調べで判明。半田氏は「私的なものなので問題はない」としているが、識者は「活動費を返還すべきだ」と指摘している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140703-OYT1T50016.html

 前回の文書で触れた平成24年の150万円の領収書。
 これについて私は半田県議にインタビューを行っている。


 取材ノートによると当時、150万円の調査内容について、ぜひ内容を見たいと半田県議に申し入れるために、平成24年10月25日 午前11時10分と31日 午後13時50分に直接半田県議に電話を入れています。

 しかし、調査報告は見せられないとの事であったため、減税日本の広沢幹事長(県議)にメールや電話で公開すべきと要請し、11月5日に県議会の減税日本一愛知の会の控室で報告書については見せてもよいと回答を得て当日出かけました。

 会見の冒頭、会見の内容について私が取り違えを行っては申し訳ないと会見について録音を行う事の了承を得ようとしましたが拒否されました。

 本来であれば映像なり、音声を公開して半田県議自身の身の潔白を証明すればよいと思いますが、音声の収録は断られましたしその公開も拒否されました。


 けれども今目の前に当日の音声データはあります。
 拒否されてもそのまま録音を続けていたのです。

 事ここに及んでとも思いますが、一応信義上音声データの公開は行わないものとします。

 会見の冒頭、半田県議の興味は「私の肩書」だったようです。
 「ジャーナリストの方なんですか、オンブズマンなんですか」挙句には「どういった身分で調査されているのですか」とまできました。


 半田県議の発言では「自分はすでに記者にも説明はしている。記者も報告書をみて理解している。自分の説明責任は果たしている」と述べていました。

 私としては150万円の調査報告について、報告書(346ページ)の内容を読まなければどのようなものであるか理解できない。ついてはこの場で見るだけではなく貸してもらうなり、閲覧する方法を考えていただかないと話が始まらない。と申し述べましたが。

 「(県議である)自分が説明し、記者が理解しているものをそれ以上説明する責任はない」という主張を繰り返すばかりでした。

 「報告書の内容について、あなたが150万円の価値がないと言われるのなら仕方がないが、自分としては価値があると思っている」と「価値相対化」まで持ち出していますね。

 私としては報告書の価値について、私が主観的に否定したところで意味がない事は先刻理解しているところであって、できれば内容について、完全公開して県民の皆さんに評価をしていただきたいと考えていたので、なんとか内容をコピー、電子化できないかと考えていました。

 半田県議にしてみても、自分の依頼した報告書に自信があるのであれば、その内容について広く県民に知らせる事に問題があるとは思えなかったのですけどね。

 それでも納得をしてもらえなかった。

 私は、説明責任はあり、それは果たされていない。と追求しました。
 半田県議の説明だけではなんの根拠もない。エビデンス(証拠)を示さなければ政務調査費の支出について県民の納得が得られないのではないか。と、客観的な証拠を求めたのですが半田県議は「自分が説明している事(語っている事)で充分、説明責任を果たしている」と主張するばかりです。

 私が、政務調査費の支出について、ご自分が説明責任を果たさないのであれば、その支出について違法性を疑われて仕方がないのではないのですか。と追求すると、なんと、半田県議は両手を揃えて「え、僕は何か違法行為をしたの?なら逮捕して」と子どもじみた事まで言いだしています。


 実はこの150万円の領収書、収入印紙が添付されていません。
 収入印紙が必要な領収書について、それを貼らない行為は「印紙税の脱税」にあたり、「過怠税」の対象となります。

 また故意に収入印紙を貼らなかった場合、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金に処せられます。(印紙税法 第22条)

 現行犯逮捕には逮捕令状が必要ありません。また、直ちに警察官に身柄を引き渡すことを条件に、一般人にも現行犯逮捕権(身柄の拘束)が認められている。
 暴行や痴漢行為などは一般人でもこうして身柄拘束して違法行為を止めさせることができる。

 この場合半田県議の違法行為は明白だったのだから、「お向かい」の愛知県警に連れていくように逮捕してやれば良かったかね。


 なんにせよ。

 半田県議は「舐めてかかった」のでしょうよ。

 (県議である自分が)価値があると言えば、適当なコピペの寄せ集めのような文書でも「150万円の価値ある報告書」と見做せる。

 マスコミやましてや司法が自分を追求することは無い。

 なら、ヨーロッパ旅行に行くのに際して、また報告書をチョコチョコっと書けば政務調査費からお金を補填できるよ。とでも思ったのでしょう。

 半田県議は「説明責任」という言葉を、「マスコミに対する県議である自分が説明する(話す)責任」とでも解釈していたのでしょうか。

 そうじゃない。

 県議が県の公費としての政務調査費/活動費の支出について「説明責任」があるとすれば、それはマスコミにではなく県民に対して為されるべきだ。そしてその「説明」とは言葉などではない。ちゃんとした「エビデンス」を元に、客観的で実証的な「説明」でなければならない。

 政務調査費/活動費の「不適切な支出」などどうでも良い。確かにそれ自体は価値相対化の下にある。あるいは野々村竜太郎兵庫県議の支出についても理解を示す人が居るかもしれない。そんな価値相対化の水掛け論をするほど暇でもなければバカでもない。

 私が追求したいことは、公費とは誰のものであるかという事と、「説明」とは何か。それを揃える心とは何かという事だ。

 それは「公費に対する恐れ」であり「県民、有権者に対する敬意」だ。

 そんな事も理解できない者が「県議のバッチ」を付けたところで敬意など得られるものでもないし、発言の説得力が増すものでもない。*1

 「肩書に頼るものに碌な者はいない」*2



  7月11日に名東区の元市議、冨田勝三さんが続けられている「市政シンポジウム」が開かれる。
 名東区、及び名古屋市会に議席を持っている各会派に声をかけて、自民党から共産党まで市議が一堂に会して対論を交わす見応え、聞きごたえのある会になっている。

 これも第8回という事で、各区で広く行われればとも思える。

 今回は中日新聞の市政記者クラブキャップである内田康記者も加わって、「河村市政の功罪」という題目で講演があるようだ。
 果たして「中日新聞記者」の目から見た「河村市政」は是なのでしょうか?非なのでしょうか?

   日付 : 7月11日(金曜日)
   時間 : 18:30(午後6時半)〜20:30(午後8時半)
   場所 : 名東区役所講堂

 参加費:100円 (どなたでも参加可能)



*1:三波春夫は「お客様は神様です」と観客に対する敬意と惧れをもって活動したが故に、「芸能の神様」と呼ばれたのだ。公職者の敬意は、公職者が有権者に向ける尊重、敬意の裏返しであり、その惧れを知らない者が単に形だけバッチを付けたところで敬意をもって受け入れられている訳ではない

*2:私のばあちゃんの発言だ