市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

程を弁える

 まったく許しがたい。
 河村たかしを支援していると公言している人物が「南京大虐殺など無かったんだよ」と来やがった。こちらの反論も何も聞かずに「じゃあ、アメリカの原爆投下も批判しろよ」とか抜かして。何が許しがたいって、南京事件の事実関係を認める認めないなどどうでも良い。その主張をする際の論理性の欠如が許しがたい。

 だいぶ飲んでいたのだろうが、酒の席での政治談議などこれだから嫌だ。というか、酒を飲んで政治の話なんぞするなよ。バカじゃないのか?酒の席でするにふさわしい話題なんぞ他に幾らでもある。彼は南京事件の話題を持ち出して「おお、その通り○○さん、国の事を思っているね」とでも言って欲しかったのだろうか?
 酒の席で政治の話をする人間は、政治の話をしたいんじゃない、単に不満を吐露したいのか自己肯定を求めているに過ぎない。単なる幼稚な甘えだ。本当に「国」だの「社会」だのの事を思っていたなら酒の席で政治の話なんかできない。(というか、程を弁えるのが当然だろう)

 「ネットワーク河村」という河村市長の支援団体には「居酒屋政談クラブ」だったかというグループがあったが、今の河村市政がどういった土壌に生えたものであるかを推定するにふさわしい。

 もういい加減にちゃんとして欲しい。

 減税日本ゴヤの市議、及び減税日本一愛知の県議諸君、いったい君たちは河村市政の何を見てきたのか?減税日本の政策の何を見てきたのか。これでもまだ河村市長が正しいと言えるのだろうか?

 河村市長は10%減税を実施すると言った。その約束は果たされたのか?
 河村市長は地域委員会を全市実施するといった、その約束は果たされたのか!
 
 河村市長は議員の報酬が半減の800万になれば市民がこぞって議会に参画すると言った、現実になったか?
 河村市長は選挙による地域委員会を実施すると言った、選挙が行われたのか?意味があったのか?

 何一つ市民のためになったと思えない。

 SLを走らせただけ?

 それも自分が乗りたかったからなのではないのか?
 それでどんな効果があった。

 東京まで出かけて「名古屋に来てちょうだい」ってチラシを撒いて、どんな意味があった?


 児戯に等しい。いや、児戯以下だ。

 この3年間、市議、県議という特等席で政治を見て、それでも河村氏を支持できるのか?


 「いや、僕は河村さんに議員にしていただいたので」

 許しがたい言い草だ。君たちを議員にしたのは市民、県民だ。市民、県民が君たちに市議、県議の職を付託したのだ。その責任を果たせ。
 職責を果たさず、その地位を「与えられた」と認識し、その「与えた」相手が河村氏という個人だと誤解しているとしたら、それこそが議席の私有化ではないか。

 市議、県議の議席は河村氏の私有物か?

 なんという程度の低い見識か、なんという志の低い誤解をしているのだ。

 こうやって日々「河村氏への恩返し」を考えながら、口では心にもない「市民、県民の皆様の生活を云々」と騙るのだろうか?

 それでは詐欺ではないか。



 なんでもリコールの直後、市議、県議の候補選定の際、リコール支援グループから二種類の人物が「外された」という。一種類は「まともなサラリーマン」つまり、ちゃんとした組織に所属している人物はどうしても活動時間が自由にならない。その為に「まともなサラリーマン」のグループは外されたそうだ。
 次に「主張ができる者」つまりまともな政治的議論は河村氏も答えられない、則竹氏も答えられない。他の河村事務所の人間も答えられない。その為、減税政策の経済論的裏付けやら減税政策と福祉政策の矛盾などを聞いてくるような人物は外されたそうだ。
 面倒だからだろうか。

 結局「『一度議員バッチを付けてみたかった』というような『思い出づくり』に立候補するような人物が多く市議、県議になる事になった」そうだ。


 まあ、その為に市議からは幾人も人間が流出した。

 県から人間が流出しなかった理由は幾つもある。大きな理由は県議会自体が「中間自治体」であって、政策がクリティカルでは無かった事、更に直接河村氏が関与するのではなく、大村知事という緩衝材が存在したからかもしれない(結局、公約であった減税も、議員報酬も制度としては何も成立しなかった)。けれども、最も大きな要因は「市議選に落ちて県議選に鞍替えしたような人物でも務まるポジションだった」という事に尽きるかもしれない。(もう一つ大きな要因が思いつくが、それは敢えて書かない)


 事、ここに及んで未だに「減税日本」の党に所属するという「恥ずかしい」事ができるという理由が判らない。ご自分の子どもや孫が何十年も過ぎてから「おじいさんは/おばあさんはこんなことやっていたんだ」と言われる事に何とも思わないのだろうかね。

 さあ、その「減税日本」にまた一つ燦然と輝くバッチが現れた。

 今度は何ですか?「詐欺ほう助」ですか。それも「お年寄りを騙す」という詐欺商法(商法でもないか)に加担したと。


 こちらが減税日本ギフ元代表「岸上あおい被告」のホームページですか。

 Power Up GIFU !! 岸上あおいブログ

 これ、その魚拓です。

 https://archive.today/IVhaq


 晴れやかなお顔で結構ですね。




 ヒトを見る目が無いというか、●●は■■を呼ぶというか。


 もういい加減に目を覚ましていただきたい。

 これは現実の政治であって、地方自治なんだ。
 遊びでもお祭りでもないんだ。

 君らが酒の肴にいい加減な与太を飛ばすついでに、子どもの養育支援やら、ご老人の介護の問題、若者の就業、教育などを語られても迷惑でしかない。

 君らが居座るこの数年の、名古屋市や愛知県における停滞を、君たちは理解できないかもしれないだろうが、トンデモないデメリットになっている上に、その君たちが行っている言動は市政や県政に刻み付けられていくんだ。
 この恥ずかしさを自覚できないのだろうかね?
 できないだろうね「議事録」なんてまともに読んでもいないんだろうからね。



 これはなんでも5月19日に行われた河村氏の政治資金パーティの式次第だそうだ。
 「世界一ナゴヤを騙る会」ですか。

 普通の市民から見れば、別に「世界一」でなくても普通に生活できることの方が大切で、その「普通の生活」自体が毀損されかけていると思うんですけど。

 まあ、どうでも良い。

 この人たちが何を騙ろうと、原発被害をどう思おうとどうでも良い。

 ただ、こうやって「無責任」に金を河村氏に渡して、彼がその金をいったい何に使っているのか、それが市民や県民の為になっているのか、それぐらい検証してみて欲しい。

 まともに考えてみる事や、テレビ芸人である河村氏を市長として支援する無責任さというものを自覚できない人々が「河村市長」を作っているのだから。

同じ金を使うのなら、他に幾らでも有効な使い道もあるだろう。
本当に、市民や県民の事を考えるのなら、程を弁えていただきたい。



追記:
こういう不真面目な態度でも「人気」が有れば良いのだろうか?
まともに政治にや困難に向き合わない態度。

それでもこうやって無責任に「有名人」扱いするバカらしさ。

芸能ならお好きにすればいい。

政治を騙らないでいただきたい。