市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

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平成25年11月26日 名古屋市会議事録より

オリジナルはこちら

注目点を抜粋してみました。
(記述は 平成29年4月7日に行われています)


◆(浅井正仁君) そして、ここで市長にお聞きしたいと思います。私は、敬老パスについては、持続可能な制度とすべく、何らかの制度の見直しが必要な時期に来ていると感じています。
 そこで、市長、健康福祉局が市長のところへ負担金を2倍に引き上げるという案を持ってきたとき、市長はどう受けとめましたか。正直な印象をワンセンテンスでお答え願いたいと思います。

◎市長(河村たかし君) あのときは、いわゆる答申案−−意見具申とも言っておるやつで、こういうような話があって、それは2倍とは書いてないんですけど、そういう説明がありまして。

私は、もう一つの敬老パスの意味は、公共交通のどう維持していくかという公共交通政策であるので、これだけの金が必要なのか、どこまで、いわゆる交通局は経営努力できるのかということを話し合わなあかんと、そう言っただけでございます。

 意見の議論をするということは、当然、答申と言っていいか、意見具申が出た以上、それを議論されるのは、それはいいですよと。しかし、市の案としては、これから、それこそ答申案が出てすぐ出るというのはおかしいじゃないですか、そもそも。これから大いに議論しようじゃないかと、それについては交通局と話し合うことが絶対必要なんだと、こういうふうに申し上げたところでございます。

◆(浅井正仁君) 私は、委員会で各委員のときに、その中で倍ということが書いてありました。それを市長は見ましたよね。そのときに市長はどう思ったかを聞いているんですよ。

◎市長(河村たかし君) 私は、きちっとそれを見たという印象は余りないんですよね、プリントを。

もし書いてあったとするならば、それはそのときに、これから議論する−−もし書いてあったとすればですね、これから議論する、それこそ議会に出す前の案だと。

僕は、その証拠に、とにかく交通局を交えて話をしなければ、これはどうにもならぬのだということを−−どうにもならぬというか、それを強く申し上げておりましたので、わかると思います。

◆(浅井正仁君) のらりくらりと言われてもしようがないもんで、市長。(「のらりくらりって、本当のことを言っておるだけだわ」と呼ぶ者あり)じゃあ、いいですよ。

この局が2倍と言った、もしこれが、数字が−−市長は聞いていないと言うんですけれども、これがもし出されたら、私のこのアンケート結果を見て、市長は、じゃあ、どういうふうに思いましたか。これでも局の言う倍にするつもりですか。市の職員は市長の補助職員ですよ、市長の補助職員。そのことを踏まえてお答え願いたいと思います。

◎市長(河村たかし君) 私はもともと、この敬老パスというのは、公共交通政策でもありますけれども、とにかく年を食ったらようけ外に出てきてまって、ようけの人に利用してまって、乗る人をふやすようにと。

ふえた分が全部交通局に行くのはおかしいんでないかと言っておりまして、

だで、僕は、2倍という話は、たしかそのときに何か市の案として聞いたんじゃないですけど、誰かがしゃべったことは記憶があります。

けど、市の案としては受け取っておりません。だから、私は上げぬほうがええ、もともと上げぬほうがええがやと。ようけ乗ってもらったほうがええ。それと、上げた場合にどれだけ減る可能性があるんだということを調べないかぬがやということを申し上げております。

◆(浅井正仁君) 今、市長は、上げなければいいと言ったということは、据え置きなんですか。

◎市長(河村たかし君) 据え置きかどうかを交通局とも話をして、相談しよまいと、ちゃんと。

今そういう段階で、交通局から、どのくらいのお金が要るのか、ほいじゃ、出しますということで、交通局の話を待っておるところでございます。

◆(浅井正仁君) もうこれはしゃべっておってもしようがないもんで。

市長、交通局の話を聞く、交通局の話を聞く。

だったら、答申が出てから何ですぐ聞かなかったんですか。じゃあ、市長、交通局との話し合いをいつまでに終えて、そしたら、いつこの値上げの話を市長として挙げるんですか。時期を教えてください。

◎市長(河村たかし君) この間の流れの中では−−流れの中ではね、次の予算に向けて1月かなんかには出さなあかんなと言っていますけど、それは決まったことじゃなくて、先ほど言いました、やられたアンケートなんかも初めて、言っておりましたけど、それはなかった資料ですので、これだけ乗車の方が減りますと、何のためにやっておったかわけがわからぬですね。

だで、別に私は焦ってやる必要はないと思いますが、とにかく敬老パス制度というものがお年寄りというか、もっと利用してまって、ぎょうさん出てきてまってということと、

交通局にだあだあお金がそのまま垂れ流しにならぬように、その議論をきちっとやっていきたいと、責任を持ってやっていきたいと思います。


◆(浅井正仁君) 私は時期を聞いたのであって、交通局がどうのこうのというのを聞いたんじゃないんですよ。市長として、来年の1月までに結果を出すんですか。


◎市長(河村たかし君) 私は、予算がありますので、1月ごろまでには出さなあかんなと言っていますけど、しかし、今の状況を見ておりますと、なかなかそうなっておりませんので、必ずしもそれにこだわらずに、年寄りの皆さんがようけ乗ってもらうということを、年を食ってからも。それが大事だと思います。

◆(浅井正仁君) 1月までに出すんだけど、たくさん乗ってもらわなあかんで云々云々って。

だったら、いつなんですか。1月にはそれを出せないということでいいんですか。

○議長(藤田和秀君) この際、河村市長に申し上げます。指名の前ですが、答弁は質問に対して的確にお答えをいただきますようお願いいたします。

◎市長(河村たかし君) それは1月に出そうという、言ってみれば目標ですけど、いろんな意味で、これで無理だったら別にもっと時間をかけてもええと思います。

◆(浅井正仁君) もう堂々めぐりなもんでやめますけれども、ただ、市長は一言、値上げはいかぬと言ったということは、倍ということはないんですよね。これ、最後に質問させてください。


◎市長(河村たかし君) 今それを議論しておるところで、

僕は、とにかくようけ乗ってもらうために上げるということがマイナスなら上げぬほうがええぞと、そのかわり交通局が経営努力するだわなと言って、そういう話をしていますけど。

◆(浅井正仁君) もうこれで終わりにします。ただ、今の市長の答弁を聞いて、行革と一緒だなと僕は思いましたよ。

市長がちゃんとイニシアチブをとって、市の職員−−市長の補助職員にちゃんと自分の意見を言って、それをまとめて議会に来る、これが本当の姿だと私は思いますよ。残念でしようがありません。

 終わります。(拍手)