市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

小沢氏来名で見えたモノ、見えない人

 そりゃあ、ブログを書いているだけなら経費は要りませんが、色々と手練手管で情報を収集したり、ある時には情報を構築したり(でっち上げるとも言う)するのでなかなか大変です。東庁舎の屋根裏に潜むのも手間がかかります。

 と、冗談はこの辺りにして。


 本日はリクエストにお応えして、小沢氏来名から大村知事パーティー周辺のお話をしましょう。

河村市長ツイッター再開

 その前に、河村市長がツイッターを再開したらしく、たどたどしいながらも独特のナゴヤ*1でツイートしていますね。

河村 たかし(本人)# @kawamura758 2012年5月14日 - 21:55

名古屋市sl修理隊 全国から募る。ご存知名古屋駅から都心 slあおなみ線、走るがね、名古屋市科学館にたゃあぎゃあ明治ドイツ製slあり 動くようにしてちょう 鉄道聖地ナゴヤ だぎゃあ

Twitter. It's what's happening.

 だそうです。
名古屋市科学館 | 科学館を利用する | 展示ガイド | フロアマップ | B6型蒸気機関車
B6型蒸気機関車
 先週の名古屋市局長会で河村市長が「科学館にSLが展示してあるが、名古屋市も2万6千人も職員が居るなら、工学部出身の職員も居るでしょう。誰かボランティアで修理して走らせるようにできんもんか?」とぶち上げたらしい。

 勿論、こんな荒唐無稽な話乗れるわけが無い。
 そもそも修理を手作業、手弁当で行うにしても部材費はどうする?

 ああいった古い機材は材料も高い上に一本物の削り出しになる。少し「物造り」をカジった人間なら、生半な事ではできないことは容易に知れる。(期間も数年単位かかるだろう)
 更に問題は、それを街中で走らせようというのだ。

 蒸気機関を人々の前で稼動可能まで高めて動作させるとすると、その安全はどうやって確保すれば良いのか、想像もつかない。

 設計自体は相当にマージンをもって作られていることが予想できるが、経年劣化は半端じゃないだろう。多分、主要構造はフルスクラッチすることになる。そう、殆ど新しい物を作った方が早いのではということになる。

 そして、そもそも事故が起きた場合の責任は誰が取る?

 「夢」云々は結構だ。
 「おもしろい街」も結構でしょう。

 しかし、子どもには、それらを実現する構想力が無い。
 単に駄々をこねているだけだ。

 さて、そんな電波チックな河村市長直々の発言が楽しめるツイッターですが、こういった楽しみ方もある。

 "#!/t_ishin/following"
 これは橋下徹大阪市長がフォローしている人々。つまり、橋下市長が発言や動向を気にしてみている人々のリストになる。
 橋下市長はおよそ73万人の人々からフォローされているが、ご自分がフォローしているのは23人だけ。
 最初に堀江貴文氏(所謂、ホリエモン:現在収監中)や竹中平蔵氏などからはじまって新自由主義的な人々がズラリと並んでいます。

 "#!/kawamura758/following"
 これが河村市長のフォローしている人々。
 橋下大阪市長以外は2人となっていますね。そしておよそ4万人からフォローされています。これは長らく休眠状態にあった事を考えれば良いほうなんじゃないでしょうかね?

 さて、この両者を見比べて直ぐに気が付きますよね。
 そう、橋下市長は河村市長をフォローしていないので、その動向は見えないのですね。

 また、橋下市長のフォローリストに、何故か愛知2区で、河村市長の対立候補と予想される、古川元久大臣が入っています。

追記(5月16日):橋下氏のフォーローリストに河村氏が含まれたようです。

 河村市長はツイッター再開して直ぐに橋下市長に話しかけましたが、どうもコミュニケーションは上手くいっていないようです。
https://twitter.com/#!/kawamura758/status/200966727163576320

小沢―河村会談 & 大村知事パーティー

 もう、何をどうやって書けば角が立たないか、見当がつきませんので適当に書きます。
 というか、今更、どこかに角が立つことを気にしていたのかと思われるかも知れませんが、そうです、確かに気にしていません。

 本日、小沢氏が名古屋を訪れたのは大村知事のパーティーに参加するためです。

 それを捉えて、河村市長が「素通りをされるのは外聞が悪い」と何度も小沢氏に直接電話を入れるなどして、大村知事のパーティーの前に自分自身との会談をセッティングするように要請したようです。

 この電話に対しては小沢氏はずっと無視を決め込んでいました。
 (そのため、本日河村市長と会った際に小沢氏は「電話を貰っていましたが風邪を引いておりまして、出られませんでした」と釈明してみせました)

 ただ、小沢氏から見ると、今更河村市長と会談する必要も話題もなかったので、原発の事やら消費税の事で河村氏の発言に適当に小沢氏があわせる程度で、小沢氏側からは積極的な話しかけはなかったようです。

 河村氏が「新進党時代」の話を持ち出して「古くからのつきあいじゃないか」とアピールしていましたが、お互い利害関係だけで成立している政治家の関係で「古くからの」と浪花節を持ち出した時点で終了しています。

 会話も予定より早く、約20分程度で終わってしまったようですね。

 そして大村知事のパーティーです。

 そもそも4月27日に河村市長もパーティーを開いた事は記憶に新しい。

 その際に小沢氏は参加していない。(小沢氏の裁判日程に近すぎるためというような言い訳が使われたようだけれど)
 しかし、それでも小沢氏が参加するインパクトは強い。

 河村市長が一万円のパーティー券を千枚さばくのに四苦八苦したところを、大村知事の今日のパーティーは会費二万円で二千人以上の参加者だそうですからね。
(更に、某会派の控え室には膨大なパーティー券が捨てられていたそうです。つまり、それだけ「押し付けられた」のでしょうね。)

 しかし、こういった河村市長や大村知事の政治資金パーティーを立て続けに見せられると、いったい彼等の言う「改革」ってなんだったんだろうという気になります。庶民の連合、「庶民連」の皆さんはどう思われますかね?

 ホテルやきらびやかなコンベンションホールで何万円と言う参加費でパーティーを開く事が果たして「庶民革命」という名にふさわしい行為なのでしょうか?

 ま、そんな事もど〜でもよろしいですけど。


 小沢氏の大村知事と河村市長に対するこの距離感が、すでに全てを語っています。

 小沢―河村会談の後、河村市長はメディアに聞こえよがしに「(会談の内容は)今後の
打ち合わせ」と漏らしたようです。つまり、河村市長の国政復帰と小沢氏との連携をアピールした格好ですが。

 これは常識的な事ですが。名古屋市長という公人として外交問題を起した人物」を閣内に入れる総理は居ません。自分から自爆装置を抱えるようなものでしょう。

 ましてや主要閣僚の経験も無く、特に国民の人気が高いわけでもない。逆に色々とネガティブな「色」の付いた河村氏には小沢氏周辺は期待していないでしょう。

 既に終わっています。*2

 小沢氏が挨拶に立った際に、わざわざ「今日は河村市長もおみえになると伺っております、あ、おみえになりますね」と白々しい台詞を口にした背景には、この距離感を参加者にアピールする小沢氏の演出だろうとの観察があります。

 その河村市長は挨拶で「大村さんよ、あんたとワシの間は『藤前干潟』以来だろう」とわざわざ『藤前干潟』を持ち出しました。
 河村市長については『藤前干潟』とゴミ分別について、非常にキナ臭い話があるのですが、大村知事にもその系統の話が絡んでいるのでしょうかね?

 確かに非常に匂いますね。私は知りませんが、ええ、私は何も知りません。

 この発言の時の大村知事の顔も独特のものでした。・・・そうです。


 さて、河村市長はパーティー会場をそそくさと退場し、政令指定都市市長会議の開かれる熊本に向かったということです。


 あ、おまけ。

 この大村知事のパーティーの席上、減税日本ゴヤの宇佐美市議が小沢氏とツーショット写真を強行撮影したようですね。

 他の人々は節度を保っていたのですが、宇佐美議員が勝手に節度を破ったと小沢氏を招致した人々のラインから大顰蹙をかったようです。(合掌)


*1:名古屋の住人からすると、彼の名古屋弁は「独特の名古屋弁」という以外ない。

*2:これが読めずに、まだ「河村総理」の実現を想定しているメディア関係者が居るというのだから呆れる。そんな者は即刻記者を辞めなさい。そんなにモノの道理を読めずに記事が書ける訳が無い。