市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

減税日本ナゴヤは市民のためにあるのか、市長のためにあるのか。

 もう、ネタが一杯で何から書いていいいやらであるが、やはりアクセス数を稼ぐわがブログのトップコンテンツ「済藤実咲市議」の話題から入ろう。

済藤実咲市議の間違っている点

 この度の減税日本ゴヤの分裂騒動を報じた中日新聞3月20日の報道で、ある減税市議のコメントとして「市長を袖にした離脱なら、議員を辞職するべきだ」という意見があったと伝えている。
 このコメントを寄せたのは済藤市議だそうだ。
 という情報を得たが、ご自分のブログではこう書かれている。
定例会、閉会2 | サイトーのブログ

一人は私に
『会派を抜けるなんて、議員を辞職してやるのが筋だ』
と言っていただけに、あれ?という事です。

 (いつものように)非常に難関な文章だが、何かのきっかけで、誰かが「会派を抜ける」と言っていたのに対して、今回離団した一人が「会派を抜けるなんて、議員を辞職してやるのが筋だ」という主張をしていたのだから、今回離団するのであれば、議員を辞職すべきだという意見になったのでしょうか。

 ここに書かれた発言の前後はわかりませんが(どのような文脈で、誰が「会派を抜ける」と言ったかが判りませんので)会派離脱と、議員辞職は全然話が違うと私は思っています。


 そもそも減税日本ゴヤの市議の皆さんは、「3大公約」を掲げて市議になったわけです。この内の「地域委員会」*1と「10%減税」はまだ実現されていません。
 現在の「市民税減税5%修正案」が可決された際に、減税日本ゴヤの市議は「10%原案」を否決したわけで、その段階で市民との公約を否決したことになります。
 今回、離団したメンバーはこの否決をしていない。市民との公約を守るために、会派から離れなければならないとするならば、問題は公約を否決した減税日本ゴヤの会派にこそあると思います。

 このブログのタイトルどおりでありまして。
「市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を!」

 市議というのは市民から選ばれているわけで、その市民との約束が守れないようなら市議を辞職すべきです。(市民に嘘を付くのなら、市議を辞職すべきです)
 しかし、市長に任命されたわけではありませんから、市長とどのような意見の対立があろうと、市議を退く必要はありません。
 是非、済藤市議には「二元代表制」とは何かをもう一度ご確認いただきたいと思います。

 (もう一つ、済藤市議も富口市議同様、ブログに書いたことを後から指摘されたくない。つまり、都合の悪い過去の発言は消し去りたいようで、「魚拓拒否」をしているようですが、本質的に意味ないですから、そんなみっともないことはおやめなさい。それは「食言」を予め広言しているという事ですよ。 http://backupurl.com/o3khfu  )

 ついでに、同じ報道で「意味が分からない行動。団を抜ける口実だ」というコメントを出したのは山田市議だろうといわれています。

「意味が分からない」という言葉の持つ重さ

 「意味が分からない」は彼女の口癖だそうです。この言葉を山田市議が口癖にしているという情報は、実は非常に重い意味を持つと考えます。
 様々な事柄に出会った際、「意味が分からない」と語る人は多く居ます。特に、若い女性には多いような気がします。
 この「意味が分からない」と語ることは、その出来事などに対して「思考停止します」と言っているに等しいのです。

 誰しも、それぞれが持つ世界観は狭く、歪んでいるものです。ですから様々な経験が人に世界観の修正を求めてきます。自分では思いもしなかった考え方をする人物、行動をする人物に出会うとき、人間は「おもしろい」と感じ、こういった経験によって、自分自身の視野が広がり、新しい世界観を獲得してみたり。自分自身の人格すら修正し、それ以降の行動や考え方に幅が生まれたりします。しかし、こういった自己形成を行えない人は居ます。

 そういった人物にとって、現在自分が獲得した世界観の修正は、まるで現在の自分自身の人格すらも修正を求められ、否定されているように感じるのでしょうか。

 つまりは、現在の自分自身が「完璧」であり修正の必要を認めないのでしょう。多分、その人物にとって、世界とは非常に割り切りの良いものなのでしょう。(「正義と悪の二分法に落ち込んだりもしやすいですね、勿論、自分が立っている位置が正義で基準点です)

 こういった硬直化した人格にとって、自分とは異なる価値観や立場は理解できません。

 そうなるとそれらの出来事を「意味が分からない」と思考から切り離し、自己人格に対する影響を停止させる必要があるのです。そして、自己を肯定する人々は「味方」、自己を否定する人々は「敵」と分別すれば、世界は「味方」と「敵」と「意味が分からない」モノの3っつに切り分けられて、自分の人格は傷も付かずに修正する必要は無く、「まっすぐなまま」です。

 この「まっすぐなまま」というのが曲者でね。

 例えば人間の肉眼も「まっすぐ」は捉えきれていない。微妙に像は歪んでいるが、人間の脳が修正して「まっすぐ」に見せているというのは有名な話。それを逆手に取ったのが「錯覚」である。

 さらに、視野には「盲点」というものもあるけれども、人間は日頃この「盲点」については意識もしない。盲点の「視野」は脳が補完しているのであって、現実をありのまま受入れているわけではない。つまり人間は日常的な視野ですら万全に現実を捉えているわけではないのにそれが分からず、自分は現実を誤りなく捉えていると勘違いしてしまう。

 自己への懐疑が、他人の価値観や人生観に開かれる第一歩なのだろうけれど、そういった契機が無かったとすれば残念な事で、そのまま他人の意見について「意味が分からない」と切り捨てていけば、どんどん人格は硬直化するのだろう。しかし、そう言っているこの文章自体も「意味が分からない」んでしょうね。(合掌)

今後の減税日本ゴヤ

 今後の減税日本ゴヤ市議団については、マスコミ各社も興味津々のようだ。
 確かに、今は「新政会」の動きに注目が集まっているが、言ってみれば彼らは今後、「当たり前の政治」をやっていくだろうことは見えているので、それはあまり話題になりそうも無い。残留した減税日本ゴヤ市議団が今後どれほどトンチンカンな事を起すのかに興味がわくそうだ。

 まあ、こんなマスコミのあり方を肯定するわけにはいかないけど、ある意味では仕方がない。

 またこの一団はマスコミにとっては格好の対象だろう。

 このブログでも述べているように、既に「河村市政は閉店準備」に入っている。
 言ってみれば「オーダーストップ」に成ったようなものだ。

 河村市長自身が市当局から距離を取られている。言ってみれば「お客様」扱いされているのだが、減税日本ゴヤの市議たちはそれ以上の「見学者」扱いのようだ。

 その昔、廊下にある「紙くず」が落ちていたそうだ。その「紙くず」は何かの書類に記載された、市議の名前を修正するために貼った紙が剥がれて落ちたもののようで、つまりは「ある市議の名前が書かれた小さな紙くず」だったそうだ。
 折悪しく、この紙くずを当の市議が見つけて烈火のごとく怒ったという「自分の名前をひとが踏むようなところに落とすとは何事か!」というような事らしい。
 心当たりのある市職員が次々と呼びつけられて謝らされたとか。

 下手をすれば人事にまで介入しかねない市議であってみれば、市の職員は死活権まで握られているに等しい。

 それでなくとも「先生」とおだて上げて、なんとか何事も無くやり過ごすことが得策であろう。

 ところが。ある減税日本ゴヤの市議がゴミを分別せずに捨てたところ、後日、そのゴミ袋が机の上に置かれて「●●市議、ゴミはちゃんと分別して捨ててください」と書かれていたようである。(名前は敢えて伏せておきましょう)
 確かに、分別しなかった市議にも問題はあるだろうが、このやり方は完全に嘗められている。(というか、嘗められるだけの理由もあるのだろうけど)


 更に、これはつい最近のようだが、うさみ議員に山田議員が「あなたがべらべらしゃべるから、こちらの情報が筒抜けなのよ!」と偉い剣幕で怒ったようである・・・という、情報が筒抜けに出てきている。

 山田市議は情報漏えいの犯人探しがお好きなようだが、どうにもトンチンカンなようだ。良いじゃないですか「開かれた市議団」ということで。

田山副議長選挙

 かの「庶民連」は正副議長選挙において、(これも漏れて来た内部文書によると)「事前の談合通り」と述べているようだが、ここに既に嘘は無いだろうか?「事前の談合」とは副議長の人物が異なる筈だ。*2

 (面倒ですけど、敢えて言っておきます。ここで「事前の談合」という彼等の表現を使っていますが、これは彼らを揶揄するためであって、この「事前の談合」がネガティブな言葉の響きとは裏腹に、肯定的に捉えうるものと私は考えます)

 事前の話し合いでは公明党の市議が副議長職をになう予定になっていたようだ。しかし、公明党としては先の議長選挙で中村議長を支持した手前、副議長を立てるわけにはいかない*3と、今回の副議長を固辞した。そして副議長の席が民主党に回ってきたのだが、民主党も降りたいという意思を伝えた、ここで減税日本ゴヤの田山幹事長が受けると表明したので、田山市議が副議長候補となった。ということだそうだ。
 先のブログで「河村市長の意向」と書きましたが、それについては不明だそうです。

 なので私は、減税(22)+公明(12)+不明(1)=35 という得票結果だと思っていましたが。 「公明(12)+民主(11)」は硬いそうです。
 とすると、「公明(12)+民主(11)+減税(12)」ということで、忌引きの富田市議の分を引いて考えても、減税日本ゴヤから田山副議長に9票否定する票が入っています。
 
 いったいどのような意味のある9票なのか。次の分裂の火種になるのか。
 各マスコミは注目しているようです。


追記:市政を考える会3月会合

 ころっと掲載する事を忘れておりました。


(主催団体と私は別に関係はございませんので
掲載義務はそもそも無いのですが、
こと、ここに至ると俄然へんな注目を浴びるでしょうね)




*1:現在行われている「地域委員会」はテスト実施であり、一部地域にのみ配布される「地域予算」は行政の地域間差別となっている。

*2:こういった細部が雑なので、彼らも現実を捉えきれずに遊離するのだ。

*3:理由が判らなくて、知りたいひとが居るなら書きますのでコメント欄にご投稿ください。