市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

二つの会合

 本日は二つの会合に参加しました。

ゴヤ庶民連会合

 ナゴヤ庶民連については、当ブログでは「電波系」と認定していますので、批判はするつもりはありません。ありゃあ単なる「河村真理教」という宗教の集まりで、それ以上でもそれ以下でもありゃしません。

 ただ一つ、名古屋市:平成24年2月13日 市長定例記者会見(市長の部屋) において次のようなやり取りがあったので、その確認のために出席しました。

◎リコール署名簿の流出とその後について
(記者) リコール署名簿の流出の関係なのですが、最初に流出が報じられてから10カ月、ネットの問題があって5カ月たったのですが、今のところ請求代表者から何の説明もないのですが、市長としてはこの状況をどう思われますか。

(市長) 「言ってきてくれ」と、そう言ってあるけれどね、記者の方へ。連絡せんですかね。

(記者) 言ってきてくれとは。

(市長) 記者に「連絡してちょう」と言って。

(記者) 記者にですか。ではなくて、会見とかで、きちんと市民に説明する必要があるのではないかなと思うのですが。

(市長) 大体、僕が聞いたところですけれど、一番の責任者の方はやっぱり請求代表者の皆さん、責任者というか、担当者はね。だで、あれですけれど、だいぶ調べて分かってきたようですね。発表するときは、ちゃんとします。

(記者) 市長として、今後何かお話をされたりとか、働きかけるとか、何か行動されるお考えはありますか。

(市長) 実は今日も「しっかりせないかんよ」と言っとったところです。

 もう1つ、ちょっとつながらんところが1つだけあると聞いています。もう1つ。どういうふうにずっと行って、最後ネットに(署名簿が)出たというところですね。そこの間の1カ所がちょっとあれだと。ちゃんと報告しますので。すみません。

 やっぱりなかなか大変な作業は作業なんです。だけど、きちんとやりますから。

 相変わらず書きお越しも良くわからない(主語や目的語がハッキリしない、河村語ですが)

 シンプルに読み取ると、リコール署名簿の問題については、請求代表者が責任者であって、記者の方へ「言ってきてくれ」と、何らかの発表をするように指示をしてある。というように読み取れるかと思います。
 なので、本日堀田において行われた「ナゴヤ庶民連」の会合にお邪魔いたしました。

 その場で請求代表者に「河村市長から、何か指示や説明はあったか」と伺ったところ。「何も説明も指示もない。請求代表者には頼まれてなっただけで何も判らない。まだそんな事を言っているあなたはくどい」
 そして、この会合の司会の方から。
 「まだ、そんな問題について発言されるのであれば退場願いますよ」と言われました。
 如何でしょうか。

 またもや河村市長の実体の無い「言うだけ首長」の「ネグレクトリスト」ということでしょうか?

 名古屋市民の中で、一昨年のリコール署名簿に名前を記入した市民の皆さんにお伝えします。あなた方の署名簿は不当にも(違法にはならない)*1電子的にコピーされて、使用目的はわかりませんが、河村事務所にあるそうです。*2

 そして、その署名の電子的コピーが昨年、ネット上に流出しても、河村市長も、ネットワーク河村も、河村サポーターズも、そして請求代表者も、一切、市民に説明も謝罪もしておりません。

 どのような事情からネット流出したかは知りませんが、管理責任はこれら無責任でチャランポランな奴らにあった事は明白で、一言ぐらい謝罪があっても当然ではないでしょうか?

 そして、その事について「まだそんな事を言っているあなたはくどい」であるとか、「まだ、そんな問題について発言されるのであれば退場願いますよ」とくる。

 こんな無責任で、他人の心、心配がわからないような者に、政治の何がわかるというのか!

 あ!いかん。電波な人びとに本気で怒ってはいけません。

 なんだか、コミュニティーバスのことだとか、市長に直接陳情を持っていくべきだとか、避難所の障碍者支援対策に地域委員会の地域予算を使えばいい。だとか。頭の中で「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ」とひよこが集団で回り出しそうな「アシッドな!」対話が延々と続いて退屈でした。

 そんな中でも減税日本ゴヤの荒川市議は凄いですね。言いたいことだけ言って帰ってしまったり。お仲間の市議からも呆れられていました。凄いです。

 コミュニティーバスの取り扱いについて、必要だの絶対必要だの、空気を運んでいるだの、相変わらず居酒屋政談やっていましたが、こういった事は「ニーズとウォンツ」の分別をすれば議論は明確になります。

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 また、大店舗の進出で地元商店街が駆逐される問題は「ウォルマート・シンドローム」を参照するしかないです。そして「新自由主義」を信奉する政治家を辞めさせなさい。ちなみに河村市長も新自由主義者ですから、辞めさせなさい。

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参加市議:浅井、荒川、金城、黒川、片桐、近藤(全員、減税日本ゴヤ市議)

The toilet is burning!

 もう一つの会合は天白区の錦見たすく県議が開催された「天白タウンミーティング」でこちらは加藤キクエ県議、鈴木、堀田の市議と。名札に野田るみ県議の名前があったけれど参加されなかったみたいですな。

 内容は、もう「河村たかし独演会」結局、30分以上、たっぷりしゃべって残りの質疑応答も独演会。結果、質問に答えたのか答えていないのかわからない状況ですし、目新しい事柄も何もなし。

 敢えて言うと、「減税の先のビジョンを」という参加者からの質問に「人間の自由」と答えていましたね(勿論、このやり取りもあっちへふらふらしたものを整理すると、この一行にまとまるという類の話です)
 本人は「自由とは言っても放蕩とは違うんですよ」と言っていましたが、この違いは何でしょうかね?「最終的に責任を取るかどうか」でしょうね。責任を他人任せにしないことが「自由」の最低条件で、それすら守れないようなら「放蕩/放縦」*3でしょう。上にも言ったように、河村市長はまっっっっったく「責任」というものを取りません。
 というか、この男は「責任の取り方」というものを知らないのではないでしょうかね?

 この表題の "The toilet is burning!" は、例の「今までの市長と、河村たかしの市長としての報酬の差が4年で1億2千万円になる。やけくそですわ」といった時に、そのやけくそが "The toilet is burning!" だそうです。
 しかし、1億2千万円、悔しそうでしたが、撤回でもしたいのでしょうかね?
 これなんぞ、実は佐藤夕子代議士にとっては「何してくれてんねん」ということでしょう。彼女も「割を食った」口ですからね。*4


 こういった会合だけではなく、減税の市議や県議は独自の市民交流をしているのだろうけれども、河村氏を引っ張り出すと客寄せという意味ぐらいしかないだろう。このイベントは錦見県議のスタッフが企画したものらしいが、正直何がしたかったか、さっぱり判らなかった。

 本当の、本当に。
 河村たかしという政治家は、「放蕩/放縦」を「自由」と思い違いしたまま、
 いったい何がしたいのだろう?

 総理になりたい?
 総理になれば、自分が、究極の「自由」になれるから?

 誰からも指図されない立場って事?
 だから、それが「放蕩/放縦」なんだって。

 米国大統領トルーマンが大統領執務室の机の上にプレートを置いた話は有名だ。そのプレートにはこう書かれている。"The buck stops here." 「ここで止まる/最終責任は私が取る」
 最高権力者の、その権力の源泉は、何よりもまず、全ての責任を引き受けようという気概だろう。河村たかしが政治家として誰からも相手にされず、そして後進の教育もできないのはこの大切な部分が欠落しているからだ。

 逆に、山田市議や富口市議といった、河村たかしに近く、若い政治家が「いかに責任を逃れるかばかりを覚えている」印象がある。そして、その姿が非常に見苦しい。

 もう一度言う。放蕩/放縦と自由の違いは、その結果責任を引き受けるかどうかだ。

 そして、政治家が決定権や、決定力を持つのは、責任を引き受けようという気概があるからだ。(山田市議が事ある毎に、決定を先送りして別の会やらシステム、制度を作ろうと提案する姿など、完全に「結論先送り」の決定力不足だろう)

 そうではないと言うのであれば、自分たちが口に出した事柄の、ひとつなりとも実現させるか、実現させるための道筋を示して見なさい。

 名古屋市長の机の上には "The buck stops here." というプレートはなくて、"The toilet is burning!" というプレートがあるのだろうか。


*1:個人情報保護法には適用除外の規定があります。これにより政治活動における個人情報の収集はこの法律の罰則規定から外れています。しかし、この規程は政治家本人たちが自分たちの活動だけ個人情報保護法の罰則規定から外したという事で、河村氏が常々批判される「議員特権」というものではないでしょうか。河村氏は様々な「議員特権」について批判されますが、ご自分はその特権をしっかりとお使いになるようです。

*2:リコール署名収集主体は、ネットワーク河村市長という、市民からなる団体で、その法的責任者は請求代表者、これも市民の代表であるとされています。この署名のコピーが河村事務所にあるという事自体が既に「不当」です

*3:ご本人は「放蕩」という表現を使っていたが、放蕩よりも、ここでは放縦の方が語意としてはふさわしい。なので、若干ややこしいが両方を併記しておく。

*4:民主党からいち早く減税日本に党籍を替えた為に、政党助成金が貰えなくなっている。