市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

ナゴヤ庶民連(2)


 ナゴヤ庶民連が9月に会合を持つという情報をいただいた。「ナゴヤ庶民連」前身が「ナゴヤ勝手連」河村市長誕生から、リコール署名簿収集、更に減税日本ゴヤの市議誕生にまでコミットしているナゴヤ市民の集団だという事だ。(「名古屋」ではなく、「ナゴヤ」の)

 まったくの「勝手連」、無責任集団と断じる以外にない得手勝手な人々で、一緒に語り合うというよりも、廊下に一列に並べて正座させて一時間程度懇々と政治とはという以前に、「人間とは」「他者とは」と話して聞かせてやりたいぐらいのものだけど(勿論、有料で)

 まあ、聞く耳は持っていただけそうも無いし、●ななきゃ治らない類の話なんで、この平行線は致し方ないのですが。
 (ナゴヤ庶民連 7月の会合)
 (こやつらには、●んでも分からない政治の真実。「万人に『正しい政治』などというものはない」)
(「リコール署名運動に『正義』はあったか?」)

 この「私」対策を話されたようで、今回の会合は事前予約制になっているようですね。

 私がここまで怒る理由がこのチラシにもあります。

 このチラシに載っている「村上」というのは、リコール運動の請求代表者である村上氏だと思われるのですが、実はリコール署名簿の流出疑惑、流用疑惑は、本来河村市長が対応すべき問題ではありません。実質的に(つまり、法論理的にはケジメの無い行為として)市長が議会解散を主導、扇動したという事をはしたなくも認めてしまっていますが。(この問題意識の低さこそ、法の精神への理解の低さを表しているのですが)
 そもそも法的にはリコール署名の主体は請求代表者であり、その内の一人がこの村上氏なわけでしょう?
 リコール署名流出、流用に釈明であるとか、調査であるとか何もせずに、こうやってシャアシャアと政治を語れる精神が、そもそも理解できません。

 事は、自分たちを信頼して個人情報を渡してくれた(署名をしてくれた)不特定多数の市民の信頼を、どのように受け止め、どのように扱うかという問題なんですからね。

 もしも私が請求代表者として、つまり、責任者として集めた署名簿が流出、流用されたのなら、何をするにしても、先ずはそれを皆さんに謝ることから始めるでしょうね。

 そういった謝罪コメントも見たことも聞いたこともありませんし、請求代表者が何等かの調査をしているという話も聞いたことがありません。
 結局、彼らは市民の個人情報を集めるだけ集めて、自分たちの政治的満足が得られれば、その市民の個人情報がその後どう扱われようとも関係ないという意識なんでしょう。

 請求代表者って、たった一ヶ月で10人で11万人の署名を集めたんですよね?

 それが、この無責任な態度でよろしいんですか?




 で、7月の会合で司会者が一々の発言にコメントを差し挟んで見苦しいと苦言を呈しましたが、このチラシには「議論はフェアプレーの精神で」と書かれている。
 発言者が時間を決められて発言し、それに対して一方的なコメントを司会が付け加えるのなら、そのコメントに対する反論権を認めなければフェアでは無い。そもそも司会がそのようにコメントすることがフェアではないではないか。まったく、小学生以下。

 で、「実証的なデータを尊重」とは!これって前回私が会場で批判した事じゃないですか。でもね、「ナゴヤ庶民連」の方々の発言に、実証的なデータの裏づけを求めたら、何も残らなくなりはしませんか?

 で、何?

 当日のテーマ?
 「街に絆と活気を!」・・・・・っは!

 いい気なもんだね。無責任なお金持ちは。
 リコール署名簿だの既存議員の否定を持ち込んで、地域に要らぬ亀裂を生じさせたのはどこの誰だったんですか?そこまでして入れ替えた市議の方たちは、相も変わらず活動実績はおろか、顔も見えません。

 なんでも、西区の「市民意見交換会」で「北区からきました」と市民であるかのように装って市長のよいしょ発言をされたらしいけれども。
 彼自身のHPも無いから、市の一般広報やらそれらを利用してHPコンテンツを作っているヒトの情報に接していなければ彼が市議とは分からなかったでしょうな。

 結局、あのリコール署名自体一体なんだったの?意味があったの?
 単に市民の個人情報が流出しただけじゃない。

 そして、絆をずたずたにしてね。

 で、活気?

 これこそ「実証的なデータを尊重」していないから言えることですね、居酒屋政談。

 名古屋市は70年代からそれぞれの10年ほどを目安に中期、長期的な展望をもって都市計画を進めてきています。本当は、すでに「中期戦略ビジョン」というフェーズに入っており、それをベースに各施策を進めていくべきなんですが、それができません。

 なぜか?

 「中期戦略ビジョン」は裁判所に入っているからです。

 原告 河村たかし
 被告 名古屋市会 代表者 議長 中村孝太郎


 政治家が己の言論で黒白をつける事を放棄して、どうするか?
 それも、市民の「活気」を停滞させるに任せて。

 市長と議会の間で意見の対立があるのなら、その項目をはずして、合意できる部分だけでも別枠で経営ビジョン策定を進めればいいではないですか。何故ソレをしない。

 河村市長が無能だからです、怠惰だからです。

名古屋市経営会議開催状況(16年度〜

 「街に絆と活気を!」といわれるのならば、上記のような事実を踏まえ。
 各地に争いを持ち込み、絆を阻害するような不要不急の政治的対立を捏造する人々の自制を求め、市長として、自身の政治的思惑を優先して途中で仕事を放り出すようなヒトよりも、街の発展と住民の幸せを第一に考える別の、もっと常識をわきまえたヒトに代わっていただくというのが、一番の近道という事になりましょう。


追記(9月3日):
上記庶民連のチラシについて掲載中止の要望が寄せられました。
掲載中止を求めた方は、庶民連にとってどのような立場の方か不明です。
また、このチラシを入手した経緯についても誤解をされています。

このチラシは9月2日に東区生涯学習センターロビーの、
催し物案内が置かれているフライヤーポケットに置かれた、
つまり、公表され、持ち帰り自由なチラシを入手したヒトが、
私に対してFAXで一報してくれたものです。

内容に疑義、批判があるためにこのように引用しましたが、
引用の範囲を超えているとも、
扱いについて不当とも思いません。

(そもそも広く告知するという文書の性格上、
このように扱う事で「お手伝い」をしていると言えませんか?
お礼を言われても、掲載中止を申し入れられる筋の話とは思いません。

また、原文では電話番号等が表示されていましたが、
さすがにそれについては「いたずら」される懸念があったので
判読できないように処理しています。
    おお!なんという心遣い)


と、いうことですので。
掲載は中止いたしません。





追記(9月3日):
敢えてここに追記しておきます。
内田樹氏が「学ぶ力」という文章をあげておられます。

「私はもう知るべきことはみな知っているので、これ以上学ぶことはない」と思っている人には「学ぶ力」がありません。こう人が、本来の意味での「学力がない人」だとわたしは思います。ものごとに興味や関心を示さず、人の話に耳を傾けないような人は、どんなに社会的な地位が高くても、有名な人であっても「学力のない人」です。

ヒトの言葉を聞かない、河村市長に「学力が無い」ことは明白ですが、
議論の司会を行う際に、その言葉を「聞かず」
コメントを差し挟んで、自分の主観の範囲に矮小化する態度は、
「人の話に耳を傾け」ている態度ではありません。
つまり、前回の司会女性(敢えて、誰とは言いませんが)には
学力が無いのです。

他者に対して開かれていない、その頑なで傲慢な姿勢が、
名古屋をナゴヤに歪めているのです。