市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

信なくば立たず

 本日は地域委員会の意見交換会が西区で開かれていますし、教育会館では減税の効果についての勉強会が開かれて、私はそちらに参加しましたが、この二つのイベントのご報告を差し置いても取り上げるべき情報が寄せられましたのでそちらをご報告します。

 先ずは、いつかはじっくりと取り上げなければならないと思っていた人なんですが、河合優市議です。


 この方が最も有名になったのは河村市長が報酬受け取りを拒否すると言う方針を出した名港議会にさっさと報酬を受け取りに行ったという事とか。その名港議会において慣習から今期は市議会第一会派の減税日本から議長が選出されるということを受け、自らの名刺にいち早く「名港議会議長」の肩書きを入れ込んでみたものの、減税日本ゴヤの体たらくに危機感をもった県議会(名港議会は県議会と市会の混成で構成される)から自民党に議長の座を奪われて名刺が無駄になったりとか。更に、実は名古屋市会においても、中村孝太郎議長選出の前に団会議で議長の座を自薦して代表にたしなめられたりと、独特な行動で一部からは注目されていました。



 この河合優氏がリコール署名活動から市議選の終わるまで活動事務所として使っていたのがこの写真の建物であります。報告によれば、大家さんが自宅敷地内でそろばん教室と書道の塾を開くために使用していた建物で、リコール署名活動の時には塾で使用する以外の日を使用させてもらい、2月からは選挙準備に入り、選挙期間中も月に3万円程度の安価な家賃で借りていたそうです。大家さんには「当選したら世間並みの家賃でお借りしますから」と出世払いを約束していたらしい。リコール署名であるとか議会改革のための市議選ということで、大家さんも意気に感じてボランティアとして場所を提供しているつもりで貸していたということであった。
 なので、電話も母屋から引いてある大家さんの電話を選挙事務所の電話として公表して使わせて貰っていたという。

 さて、選挙が終わって河合市議はめでたく当選した。

 すると、当然のように引越しを始め、居なくなってしまったという。最後に大家さんに河合市議が残していった言葉は「残っているものは処分してください」というものだったそうである。この大家さんは今、河合市議が何処で事務所を開設しているかすら連絡を受けていないとの事です。


 さて、では河合市議がいったい何処に事務所を開設しているのか伺ってみる事にしましょう。

 この写真が玄関です。とても月に3万円では借りられないでしょう。








 このマンションはセキュリティもしっかりしています。しかし、こんなところに事務所を構えてしまっては住民はいったいどうやって陳情や請願を行えば良いのでしょうか?











 ポストを見てみましょう。公表されている住所では106号室となっています。
 なんと、ポストにさえ名前がありません。










 さてさて、大家さんの話に戻りましょう。
 署名活動のときから公開され続けた電話には現在でも役所をはじめ後援者の人など、様々なところから電話が絶えずかかってくるとのことです。後援者にさえ引越しの事を伝えていないのでしょうか。

 また、冒頭の写真に写っている電話線は河合市議が勝手に引いたものであり現在もまだ撤去されずに残したままです。また、家賃とは別に発生した水道、ガス、電気代は全て支払われないまま、また電話料金についても支払わないままという有様だそうです。


 更に地元から、家業についての噂も流れてきておりますがそれについては稿を改めましょう。













 さて、本日は西区において地域委員会の検証意見交換会があったわけですが、西区を舞台にちょっと面白い情報が寄せられました。
 市議選において、減税日本ゴヤは西区で3人の候補を公認しました。鹿島市議と山田市議、そして市議会は落っこちましたが、県議会で復活当選(?)した半田晃士県議です。この半田県議についても色々と興味深い情報が寄せられていますが、いまひとつ決定打に欠けています。私として非常に興味深いのは半田県議の運営してみえた企業「有限会社リニューアル」の定款に記載された「4.仮想世界「セカンドライフ」における資産運用及び物品の販売・サービスの提供」なんですが、一度じっくりとお話を伺いたいものですね。

 今日はその件は置いておいて。この記述について疑問が出てきています。

 鹿島市議のブログ2011年2月13日の記事「街宣車は使いません」 の中で「鹿島は街宣車を使いません」と宣言され。2月28日の記事減税日本の3人は街宣車を使わないと決めたので」と言われています。
 また、山田市議のブログ2011年22月17日付けの記事に連なるコメント欄の18日コメント分(ややこしい?)によると、「街宣カーをしようしないということが減税日本・西区候補者全員の意見で決まった」というコメントがあります。

 さて、23年3月30日付の「請求書(選挙運動用自動車の使用)」というレンタカー会社から名古屋市長(つまり、名古屋市)に宛てた請求書があります。金額が¥137,700−。選挙の種類として「平成23年3月13日執行 名古屋市議会議員一般選挙(西区選挙区)」候補者として「半田晃士」となっています。

 こりゃあいったいどうしたって事なんでしょうね?



 まだあります。
 3月31日付けで印刷会社(?)から名古屋市長(名古屋市)に提出された請求書で、金額が¥783,290− 選挙の種類は同じ、選挙区は千種区。候補者の氏名が「東谷由日」「請求内訳書(選挙運動用ポスターの作成)」を見ると。選挙区におけるポスター掲示板数が188箇所となっており、単価が2,117円、枚数が370枚、〆て783,290円なんだそうですが、これが「基準限度額」いっぱい。ピッタシの「予算執行」となっています。


推敲中に欠落してしまった部分を追記(8月30日):河村事務所から立候補予定者に準備勉強会が様々に開かれたようです。その席上立候補者に前回の注意として、ポスター費用の基準限度額いっぱいの請求は批判が強かった事から気をつけるようにと注意がありました。実際に減税日本の他の候補者はだいたい40万円程度までで収まっています。しかし、東谷氏ともうお一人に関してはこの注意が行き渡らなかったようです。
 そう、もうお一人元気いっぱいポスター代を請求されている方がいます。
 そして、この方は他の選挙経費についてもちょっと不思議な事実があります。

 この問題について、現在鋭意調査中ですので、真相は稿を改めて。


 こういった選挙ポスターに関してはこういったご意見があります。

「印刷業者との契約書があれば支給されるというのをいいことに他の印刷物の費用まで一緒にほうりこんでいる人もたくさんいるはず。

候補者と地元の印刷屋さん、知り合いの印刷屋さんが儲け過ぎなのかもです。

今の時代、写植をやるわけでもないので、ポスター300枚の印刷で80万円もかかるわけがない。
デザイン料も含めて多めにみても15万円~18万円くらいでできるはず。

このような昔ながらの税金の使い道の値段設定もひっくり返して考え直すべきでは!と強く思います。
みなさん、どう思われますか?

私は、『減税』が、自分なりにどうやったら実現できるかを考えてみて、(もちろん自分のためもありますが)その一部が税金からまかなわれる選挙経費を極力節約する、という事を試してみました。

しかしながら、 自らが本来もらえる分の公費の魅力に逆らい、極力節約して適正な請求をする、という事は、なかなかに大変な事でもありました。

『まずはじめに減税をして、税金を頂いている側が一生懸命やりくりして、その分の支出を抑える』という河村市長の考え方は正しいと、確信した次第です。」

東ゆうこ「日々更新!経費節約やりくり日記」より

 この東県議も、市議選の時にはポスターの制作費が31,600円で上がったと公表していましたが、県議選の際のポスター作成経費の請求額は405,000円に跳ね上がっています。いったい何があったのかは判りませんが。以前別の件でも書いたように「自分の思いつきぐらい、既に誰かが思いついていると思えない幼稚さ」の表れではないかと思います。31,600円で作成したポスターでは選挙期間中の環境に耐えられなかったのでしょう。

 こういった混乱、前言の撤回は何故起きるのでしょう。
 以前にも書いたように、彼等の言葉は非常に軽い。それは深い考えから導かれた言葉ではないということもあります。その場その場を取り繕う言葉ばかりであると思えます。それは河村市長も同じです。
 また、言葉とは「約束」であるということを感じていないのかもしれません。言い逃れられると思っているから言葉を募って煙に巻いて逃げおおせると。
 更に言いました。他人を尊重する心が、約束を守らせる。
 他人を尊重できない者が、食言をします。大恩ある筈の大家さんに迷惑をかけたままで平気でいられます。同じ会派で約束をした事を忘れて街宣車を使い、更に恥ずかしげも無くその経費を市に請求します。
 議会に対する批判がどのように有ったか知りもしないまま議会批判をしつつ、自分がその批判と同じ事をしても気が付かなかったり、それを同一会派から批判してみたり、その批判も忘れて自分自身が同様の事をやってみたり。そういう失敗を自分から公表はしてみなかったりね。

 他人を尊重する気持ち、心というものが感じられない、「信」を置くことができない人々の記でした。

(そういえば、済藤市議が公報に「仁義礼智心」と意味不明の言葉を上げていましたが、減税日本では「信」でなくて「心」にしたのでしょうかね?孔子様は「述べて作らず」と申されておりますが、改変なんてしていたらどう言われる事でしょうか?)