ここのところの動きを見ていると、減税日本ナゴヤの市議は「仕事をしているようには見えない」新人議員だからと、その能力であるとかスキルに一定のバイアスはかけてみるにしても、つまり、大目にみるにしても、それにしても酷い状態が見受けられる。
その一つがブログの更新だ。
減税日本ナゴヤの新人市議にはまだ後援会らしい後援会はないだろう。新人で直ぐにそんな支援団体ができたら、逆に不健康な何かを感じる。であるならば、理の当然、新人議員の方から地域住民に接触を図って、少しでも地域の声を聞き、地域の課題を研究するのが当然なのではないだろうか。
いままで、地域自治に興味があり、様々な問題に関心があっても、どこの誰とも知れない人間には中々その門戸は硬い。しかし今では市会議員としてのバッチがあり、市当局と言う強力なツールがあるのである。
ブログの一つも開設して、市民の声を聞き。市当局に質問をぶつけ、その結果をまた市民に公表する。それぐらいの機能はその気になれば直ぐに果たせるだろう。
3月以降見ていても、そのように機能している議員は殆ど居ない。
つまり、減税日本ナゴヤの市議団は、市民と接触を持って、市民のための市政を実現しようという意識が無いと断ぜざるを得ない。このページを「市長のための市会ではなく、市民のためのの市会を!」と題する所以である。
実はこの姿は、減税日本ナゴヤ市議団の各市議が、戦略的な問題解決能力の無い証左でもある。というのは。減税日本ナゴヤの代表−河村市長にとって、市議各員が直接市民と接触を持たない事は市長の力を維持するための強力な武器となる。先の統一地方選挙で見られたように、地域政党としての「減税日本」は名古屋市外においては全く力を持たないが、名古屋市内においては強力な集票力を持つ。(これを、「リコール署名は名古屋市内だけでしか行われなかったからね」という意見があるが、流用問題を含めて、市長/代表の約束された調査の結果が待たれる)
各市議が、各地域において後援会を組織し、その支援者の下、ちゃんとした地盤を確立することができれば、市長/代表に対しても是々非々の態度で市政に向かうことができる。しかし、今のように選挙から、市議会まで市長/代表におんぶに抱っこでは、いつまでたっても市議は自立できない。
つまり市議にとって、市民との接触は自身の力の源泉なのだ、ところがそうしようとしないとすれば、減税日本ナゴヤの各市議は、自身の立脚点強化のための行動(という戦略的目標に合目的的な行動)を取らないという事になる。各市議はとっとと市民との接触点を開設して、地域を歩くべきである。
ところが、ここに不健全な戦略というのもある。
「名古屋市政など知ったことではない。半額とはいえ、年間800万円。4年で3200万円。地方自治宝くじに当たったようなもんだ。ラッキー。このまま下手に議会で発言でもして恥をかいたり、ボロが出るような事をせずに、本業を一生懸命やろう。市議なんて楽チンだ、兼業で充分充分」というような「戦略」を持っているならば、今の状況は理解できる。
つまり、市政に対して真摯な姿勢で挑むつもりで居るが、その能力が無くて実行できていないか。
そもそも名古屋市政など意識に無く、単に議員報酬を食むだけに議員バッチに手を伸ばしたか。この後者など、リコール運動で描かれた醜悪な市議の姿そのままなんだけど。
・・・・と、ここまで書いて。
ちょっと、切れかけた。
昨日のエントリーで取り上げた富口市議に次のようなメールを送ってみた。
http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10902983214.html
ご覧ください。
貴兄におかれては、公約に「毎月の市政報告会の開催」が謳われておりますが、今に至るも開催の様子がございません。
つきましては、来る28日の土曜日。
18:00より、2時間程度の予定で、
「守山生涯学習センター」にて、
市政勉強会を開催いたしますのでご報告いたします。
第7会議室という、ムダに大きな会議室が予約できた模様。
ご本人がいらっしゃるかどうかは判りませんが、とりあえず私はポツンと、現地に居ます。