減税日本ナゴヤの市議、およびその代表である河村市長は、名古屋市民の為の市政を運営していこうとしているように見えない。河村市長は、名古屋のため、名古屋市民のための市政を進めようとしているとはとても思えない。また、その河村市長の訴えかけに応えて「リコール署名」を行った人々は、名古屋市政であるとか、名古屋市会、およびその市議たちの仕事について理解していたとはとても思えない。
では、なぜ、良く判りもしない市議たちに「リコール」を投げつけることができたのか。
本当に、市議の報酬は高すぎて、800万円が適正で、
そして、前職の市議たちは仕事をしていなかったか。
それらの「嘘」が明白になってきた。
このまま、この人々に名古屋市会を任せておいたら名古屋は本当に大変な事になるかもしれない。であるので、私はスタンスを明白にします。
市長のための市会議員ではなく、
市民のための市会議員を!
指摘のルートは主に次の3つです。
1.リコール運動に「正義」はあったか?
2.河村市長に名古屋市政に対するビジョンはあるか?
3.減税日本ナゴヤの市議は市民を向いているか?
徐々に追求していきます。
一回目の今日は。
「守山区・富口潤之輔氏について」の(2)とします。
富口潤之輔氏は選挙公報に6つの公約を掲げて選挙戦を戦い、最下位ながら 5765票の信任を得て当選を果たした。
1.河村たかし市長の3大公約実現
2.薬剤師の経験を生かして!医療・福祉の充実
・医療従事者との連携で市民の健康増進向上
3.守山区を子供の明るい笑顔が似合う街にします
・待機児童ゼロをめざします
(議員報酬の半減により実現可能です)
・児童虐待・子育て駆け込み寺の仕組みの充実
4.環境のトップリーダー守山区
・環境と共生できる日本一の守山区を作ります
5.政務調査費は個人公開します
・現在の公開と合わせて議員個人の説明責任を果たします
あたりまえです!
6.毎月の市政報告会
・ご参加をお待ちしております
富口氏はブログを開設している
これは、まだ、ご立派。
この程度の情報提供でも「ご立派」と言わねばならないほど、減税日本ナゴヤの他の市議が酷すぎる。
とみぐち潤之輔 減税日本守山区
最終更新日、5月23日
ここまでで、上の公約の内。(6)について守られて居なさそうなのは明白だろう。このブログで市政報告会について一切触れないのなら別だが、そんな事は考えにくい。
毎月の市政報告ぐらい、開催する気になれば必ずできる、やる気が無いだけだ。
次、(3)「待機児童ゼロをめざします、議員報酬の半減により実現可能です」と訴えている。実際に、議員報酬半減は実現した。さあ、それによって待機児童はゼロになったか?なっていない。
そもそも、議員報酬半額で、財政は幾ら浮いたか。6億円だ。(75×800万円)今年度の名古屋市の待機児童対策費はいくらか。20億円だ。
それでも待機児童はゼロになどならない。
これについてはご説明願わねばなるまい。
いったい、6億円で「待機児童ゼロが実現可能である」と見積もられた根拠。
または、できるはずなのに、それ以上の20億円でもゼロを達成できていない現実。どこかに大きな行政の無駄でもあるのだろうか。
それとも、よく知りもしないで、「公約」に掲げたのだろうか。
一番、ややこしい公約に移ろう(4)「環境のトップリーダー守山区・環境と共生できる日本一の守山区を作ります」この「スローガン」は何を表すのだろうか?COP10の精神を生かして、地域の生物でも守るのか?では、何を?または炭酸ガス排出量を削減するのだろうか?いったいどれほど?そして、どうやって?
単なる「スローガン」でしかないではないか。具体的な評価数値ができる基準の提示と、その数値目標を提出すべきだ。これもご説明願わねばならない。
(1)から(3)までは関連する部分について伺いたいものだ。
減税日本ナゴヤの他の市議についても言えるが、明らかに公約に矛盾がある。河村市長の3大公約は減税に代表されるように「新自由主義」「小さな政府」を指向していることは明白だ。多くの市議はそれに独自の公約を1点掲げて公約としている。(まだこうやって議論の遡上に乗せられるだけ、富口氏の公約は「まとも」な部類なのだ)ところが、その独自の1点というのは大体において「大きな政府」「ばら撒き福祉」ともいえるような政策となっている。つまり、「減税」と整合性がとれない。
1.河村たかし市長の3大公約実現
(減税)
2.薬剤師の経験を生かして!医療・福祉の充実
・医療従事者との連携で市民の健康増進向上
3.守山区を子供の明るい笑顔が似合う街にします
・児童虐待・子育て駆け込み寺の仕組みの充実
(2)の施策を実現化するのは、どのような仕組みなのだろうか。そしてそれにはどの程度の予算が必要と思われているのだろうか。その予算要求は減税とどのように整合するのか。ご説明を伺いたい。
(3)の「子育て駆け込み寺の仕組み」とは具体的に何のことか。そして、それの「充実」とはなにか。そしてそれにはどの程度の予算が必要と思われているのだろうか。その予算要求は減税とどのように整合するのか。ご説明を伺いたい。
選挙においてこれらの公約を掲げて議席を得たからには、責任をもって実現化していただきたい。とりあえず早急に「市政報告会」を開催していただきたいと思う。そして、その時には喜んで会場に伺い、これらの疑問にお応えいただくことを願ってやまない。