市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

減税日本ナゴヤ 市会議員問題(1)

 減税日本ゴヤ市議団は今に至るもHPを開設していない。

 私の地元ではあるご婦人から「市議に陳情をしたいことがあるのだけれど、どこに連絡をすれば良いか判らない」との言葉が聞かれた。通常であれば、地元の後援者が「連絡所」なども開設するのだろうけれど、この市議(敢えて名は伏せよう)はこの「連絡所」も見当たらない。

 であるので、私は独自に「減税日本ゴヤ」の市議たちの情報を集め、公表してみた。

減税日本ナゴヤ 議員情報 (2)

 この情報が好評のようで、様々な情報が寄せられる。

 そんな中で問題があると思われる情報について2,3述べる。

1.瑞穂区・荒川和夫氏の経歴、職業について

1−1.荒川氏の言う「国土交通大臣認定不動産コンサルタント」という資格、または職業について。

そもそも「国土交通大臣認定不動産コンサルタント」という資格、職業は無い。
「不動産コンサルティング能登録者」という資格、登録制度はあり、これは「国土交通大臣認定」となっていた事実はある。なお今は、財団法人不動産流通近代化センターが所管をしており、そのサイトには登録者の情報が公開されている。

不動産コンサルティング技能登録者検索サービス

この検索サービスで「荒川和夫」「アラカワカズオ」「荒川」で検索したところ、名古屋市在住の人物の情報は見当たらない。

 また、当該財団に問い合わせた方によると、登録はされていてもこの情報公開に同意していないという人も居るとのことである。その理由は不明であるが、荒川氏においては、この「肩書き」で市民に対して経歴をアッピールしたのであるから、その立証責任もあるだろう。このように疑義を投げかけられたまま居ることは、名古屋市民に対する説明責任を果たしていないと思われる。

 当該財団に情報の公開を指示するか、登録番号の公表を求めたい。

1−2.「静岡大学人文学部法経学科卒」について。

 現在、静岡大学に「法経学科」という学科は無い。
ここに疑義があったが。

静岡大学の沿革を確認したところ。
静岡大学 人文学部の沿革

 78年3月までは現在の法学科、経済学科が未分化で法経学科とされていたことがわかる。

1−3.行政書士(申請中)とは?

 これも

日本行政書士会連合会 会員検索システム

によると「荒川和夫」という会員は該当者が居ない。
上記(1−1)と同様に、この「資格」についても説明責任があるだろう。

2.南区・中村孝道氏の経歴、職業について

2−1.中村氏の本名について。

 リコール運動中の新聞報道によると、中村氏は95年、99年に小牧市において、市議選に立候補しているとのことである。当該選挙の立候補者名簿を確認すると「中村有史(無所属、職業:ソニー生命保険?会社員)」という人物が確認できる。この人物と同一と見てよいのだろうか。

 なお、この人物の生年は1957年となっている。中村孝道氏の生年月日は1958年3月31日とされている。この食い違いはなぜ発生しているのだろうか。

 また、氏名を替えて立候補するのであれば、旧姓も参照でき、経歴について投票者に理解しやすくするべきではないかと思えるのだが。
 実は、減税日本ゴヤの市議には、他にも立候補直前に名前の変更をしている人が居て、公報と広報で名前が異なっている例がある。芸名など、広く認知されている通称について、その使用は許可されているが、他の経歴の未公表などと並べてみると、意図的に過去の経歴を隠蔽するための行為とも取れなくも無い。


2−2.僧籍について。

 公報の略歴によると、天台宗総本山において得度し僧侶となる」とあるが。

 天台宗において「総本山」と呼ばれる寺院は、一般には「延暦寺」と思われているものの。園城寺天台寺門宗)、四天王寺和宗)、浅草寺聖観音宗)、吉野金峯山寺金峯山修験本宗)、鞍馬寺鞍馬弘教)、聖護院(本山修験宗)などもある。(これらは「日本史」で扱われるレベルの名刹

 その他にも、日本国内だけでなく韓国なども含めて諸派があり、それぞれに「総本山」と呼称している。具体的にどこで得度されたか、また師僧はどなたか是非、ご説明いただきたい。

 (寄せられた情報によると)
 前行と四度加行をなされた行院。
 入壇灌頂、開壇伝法、円頓受戒、広学豎義を行われた年、場所もお伺いしたい。
 (とのことです)

 

2−3.僧侶派遣業とは?

 中村氏は「僧侶派遣業」という事業の顧問をされているとのことですが、具体的にどのような業務であるか。事業主体である法人等の情報(名称、所在地等)を開示していただきたい。

 ※これは、「噂」程度の話であるが、世間にある葬儀場業者に、「僧侶」を派遣する事業者が居て。これらの業者は、僧籍を持っていない一般の人を日当によって雇い、僧侶と称させて葬儀に派遣している例があるという。つまり、一般の人(老齢で、頭が剃髪のような人ならばどのような人でも)がこのような業者を訪れ、登録すると、実際に衣装などを貸し出され、葬儀に派遣されて現場で読経(録音を利用することもあるという)などをするらしい。

 遺族(主宰者)に説明等がなければ、ちょっと如何かと思われるような「事業」ではないだろうか。中村氏の関連している事業者が、このような業者であると言う訳ではないが、ここでも市民からあらぬ疑義を投げかけられないように説明をする責任は中村市議にあるだろう。


3.南区・湯川栄光氏について

3−1.職歴について。

 広報においては、非常にあいまいな記述であったが、著作等では明確な略歴が述べられている。著作販売よりも「市議会は市民のために存在します。市議会議員の生活を守るために存在するのではありません(ご本人の公報における言葉)」といわれるならば、その市民に略歴を明確にされるべきだと思うのですが如何か。

3−2.ご家族について。

 この情報については、「噂」レベルとはいえ、ここでは公表いたしません。


4.守山区・富口潤之輔氏について

富口氏は選挙公報において、

「6.毎月の市政報告会」と、市政報告会の毎月実施を公約しているように見受けられますが、ご本人のブログを参照するに、3月から5月にかけて、実施されている形跡がありません。
3月に、初めて議席をもたれたのなら、地域の方々と話し合い、課題を調査したり、予算成立後に予算成立における説明及び問題をヒアリングしたりする必要があったかに思えるのですが、なぜ実施されないのか不思議でなりません。

 その他の「公約」については時期が必要であったり、長い作業が必要となるかもしれませんが、毎月の市政報告会ぐらい、開催は簡単でしょう。

守山生涯学習センター(費用も、2時間としても3,000円)

 「やる気」さえあればすぐできることでしょうが、されていない。なぜか。



その他にも問題点として提示され、ご本人に確認したいことが色々とあります。
上にも、いったん記述しましたが、公表を思いとどまった内容もあります。

 また、富口氏の「市政報告会」の公約のように「やる気」さえあればすぐに実現できる事柄がなされていなかったり、市民に理解をしてもらおうというよりも、隠蔽しようという意識が感じられたり。そもそも選挙に通って議員バッチを手にしてしまえば後は知ったことではないというような態度を感じます。

 選挙期間中「市長の為の市会議員か、市民の為の市会議員か」という言葉がありましたが、減税日本ゴヤの市議は、市民に向き合っているとは思えません。いつまでたっても市長の為の市議でしかないような気がします。そしてそれはまったくの誤りです。