市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

神が人間を創ったのではなく、人間が神を作った。

中村孝道市議の周辺を見ていくと色々と勉強させられ、考えさせられる。

中村孝道氏の会社らしい。

葬儀のエバー

運営者とされている「愛知県互助会」

 いわゆる、積立金を預かって、冠婚葬祭に備える「互助会」は、経産省の所管となっている。この届出の中に「愛知県互助会」という会はない。預かり金を扱う事業を「前払式特定取引業」として定義し、ここに「割賦販売法」などの制限をつけて、預かり金を出す消費者の保護をすることにした。

 一般的に受け止められる「互助会」とはこのような形で運営される「社団法人」や「株式会社」が連想される(法的に、「前払式特定取引業」として登録するためには2000万円以上の資本金か、出資金を積み、消費者に対して充分な与信力を持たなければならない。らしい。)


この「愛知県互助会」は「有限会社」として法人登記されている模様だ。

有限会社として、「○○互助会」として、名称を利用することは違法ではない(法的に「互助会」の定義はない)

天台宗僧侶「権律師

天台宗では、お坊さんの位が13階層になっていて。

 ?大僧正
 ?権大僧正
 ?僧正
 ?権僧正
 ?大僧都
 ?権大僧都
 ?僧都
 ?少僧都
 ?権少僧都
 ?大律師
 ?中律師
 ?律師
 ?権律師


と、なるらしい。

お坊さん.jp

ネットで希望宗派の僧侶紹介−ソフトウエア会社が新サービス「お坊さん.jp」
名駅経済新聞(2010年2月8日)

 コンピューターソフトウエア開発を手掛けるプロ(名古屋市中村区太閤4)が、昨年3月に立ち上げた新規事業「お坊さん.jp(おぼうさんじぇいぴー)」が話題を集めている。

 僧侶は登録制。事前に面接を行い、有資格者で僧侶であることの証明書(僧籍など)を確認して業務委託契約を結ぶ。「安心して申し込みができるよう」(古田さん)、利用客には事前に僧籍(証明書)を提示している。


 料金は、「通夜・葬儀コース」=10万円、「炉前供養コース」=3万円など。

こんなのもあるんだ。お寺さん.jp

そういえば、こんなこともあった。
イオン火付けで大激論…お布施定額制で仏教界が真っ二つ(2010.08.13)

流通大手「イオン」などが続々と打ちだしている「お布施定額制」だ。宗教行為に“値段”をつけるのか、と仏教界は猛反発。

「お布施は“商品”ではありません。宗教行為に値段を付けることは、仏教の根幹を崩すことにもなりかねない。やっと仏教界が内部改革に動き始めた矢先なのに…」

これまで、お布施の額については明確な基準がなく、心ない僧侶に法外なお布施を要求されるなど、トラブルも多かった。


 これは、実は地方自治の問題なんだね。上のイオンの記事中に。
 「都市生活者の中には菩提寺を持たない人も多いが、地方にはまだまだ一律には割り切れない関係が生きており、そこに殴り込みをかけられる感じがする」
という発言がある。

 都市に生活している人々の中には菩提寺というものを持たない人々が多い、そこに宗教関係者へのニーズが発生し、逆に地方には檀家が減少した寺院がある。この檀家の減少とは、地方の地域コミュニティの弱体化をあらわす。こうして人々と宗教は2重の形で伝統的な宗教から切離される。

 「葬儀」と言う非日常において、この矛盾が表面化しているのだけれど、実はこの「宗教の無力化」が日本の社会を複雑に空洞化している気がする。

 日本に多い「自殺者」の存在。「新しい公共」として打ち立てるべき地域コミュニティの力の源泉として、本来あった宗教施設の力の喪失。その空白を人工的なNPOで埋め切れるのかという課題。

 逆に、都市を中心に、こういった伝統宗教から切離された人々を吸収して肥大化した「新興宗教」と、その壮麗な施設。施設は壮麗で、組織は過大であっても、この「自殺者数」など、新興宗教の持つ社会的役割には疑問符が付く。

 そんな、再建すべき「公共圏」の中で。毀損した「公共圏」の中で、咲いたあだばながこの事業であるような気がしてきた。