名古屋市次期総合計画タウンミーティングに参加しましょう!
名古屋市:名古屋市次期総合計画タウンミーティング(市政情報)
さて、前回、前々回と真面目に市政課題を取り上げましたが、今回は当ブログのメインコンテンツ*1である減税日本ナゴヤをいじっていきます。今、なんとなく「待ってました」という声が聞こえたように感じるのは空耳ですよね。
私は減税日本の政治志向は「市場競争」を過大に評価している「新自由主義」の表層的なものであると思っているが、それにしてもこういう「競争」って健全だろうか?
こちらが大村市議の後援会旅行のご案内だそうで。伊勢神宮初詣、2月1日に開催、会費はおひとり様5,500円だそうだ。
そしてこちらが松山市議の伊勢神宮参拝旅行、2月9日に催行、なんと「牡蠣食べ放題」で3,700円。
後援会旅行まで「価格競争」という事なんだろうか?よくわかりませんが。
この事象を見て思うのは減税日本ナゴヤの中でのコミュニケーションの無さですね。
お互いに情報交換とかしていないんじゃないんでしょうかね。
こんな状態であれば、私が大村市議なら「牡蠣食べ放題」ぐらいは旅行会社に都合付けてもらうように交渉するでしょうけどね。(この松山市議のチラシ印刷して見せてね)
実は、今日のこの後のネタの為に減税日本ナゴヤに問い合わせをかけたのですが回答がありません。答える気が無いのか。怖いのか。*2
しかし、どんな相手だろうと会話の道を切り開いて交渉や相互理解を模索するってのが本来の「政治家」の仕事なんじゃないんですかね。バッチをつけて「先生」と呼ばれて、偉そうにふんぞり返っているのが議員だと勘違いしているのが、どうも減税日本ナゴヤのような気がしますね。(市会において、本当に減税日本ナゴヤの市議が一番「偉そう」ですよ。私が見るところ)
自分と意見が近い、自分を肯定的に見てくれる人とはコミュニケーションがはかれ、会話ができるが、ちょっと行き違っているだけでこんな情報交換も行われていないという事なんじゃないんでしょうかね?
さて、本日の中日新聞に「政調費返還求め中村市議を提訴 減税ナゴヤ市議団」という記事が掲載された。昨年の8月に問題になった中村孝道市議の政務調査費問題で、減税日本ナゴヤ市議団が中村孝道市議の代わりに111万3千円を市に「立て替え払い」をしているらしい。市議団がそのお金を中村孝道市議に払ってもらう(返してもらおう?)と思ったが、中村孝道市議としては「不正受給はなく、支払う理由は無い」(弁護士の発言)として払わない(返さない?)ために、市議団として中村孝道市議に支払いを求める裁判を起こしたという事のようだ。
なんでもこの裁判の前に、裁判所に「調停」を求めたようだが、中村孝道市議側が支払う姿勢を見せなかったために「提訴」に至りこのような訴訟になったようだ。
事の経緯を振り返ってみよう。
振り返るには丁度いい資料がある。
(各画像はクリックすると拡大表示されます)
このイメージは市会議長が中村孝道市議の政務調査費不正請求疑惑について、減税日本ナゴヤに調査を求め、それに対して回答がなされた文書だ。実は8月27日版もあるが若干表現等に不明瞭、稚拙な部分があり、それがフィックスされたのがこの30日版となる。更にこの文書と前後して8月30日に減税日本ナゴヤと中村孝道市議の間で会談が持たれ、その報告が9月5日版として報告されているが特に動きは無い。
これらの文章は普通に名古屋市に対して「行政文書公開請求」の手続きを取れば誰でも実費(コピー代)で取る事ができる。
元スタッフと中村孝道市議「両者の主張は対立している」
中村孝道市議としては「同月(8月)21日に■■氏(元スタッフ)に対して債務不存在確認訴訟を提起したため、今後は訴訟の場で真実を明らかにしたいと考えており、現段階で団総会で説明を行う事はできない」
「裁判所の客観的かつ公正な判断を待って、当会派(減税日本ナゴヤ)として最終判断を下す事が至当であると思料される」
「当会派(減税日本ナゴヤ)としては、裁判所が中村議員の弁明どおりの事実関係を認めなかったときは、即時、中村議員に政務調査費の返還を求める方針であるので、何卒、ご理解を賜りたい」
と結論付けている。
「債務不存在確認訴訟」が中村孝道市議の「潔白」を明らかにするのか否かに関しては少々疑問は残りつつも、とりあえず裁判を見守るというのは理解できるかもしれない。
そして、その裁判において、結果として中村孝道市議の「債務不存在」は証明できず、元スタッフとの間で「和解」という事になったわけだが、その和解条件である「訴訟で求められた内容を認めたわけではない」との元スタッフの意向を無視して1月17日に中村孝道市議が減税日本ナゴヤ控室に現れて「裁判が和解になった、自分の潔白が証明されたので団に戻してほしい、幹事長にも戻してほしい」というような主張をしたらしい。
これらの言動は元スタッフと中村孝道市議側の弁護士との和解に向けた話し合いを反故にするものであって、ひょっとすると和解自体がご破算になる可能性もある。
タイミング的にはまるでこの訴訟における「和解」という結果をもって、減税日本ナゴヤが中村孝道市議に政務調査費の返還について支払いを求めているように見える、が、どうも違うようだ。実はこの不正が疑われる中村孝道市議の元スタッフに対する支払の政務調査費支給分については、裁判の結論より前に名古屋市に対して返還がなされている。
10月17日に減税日本ナゴヤから市会議長あてに「人件費の支出につき、不適切な事項があったため」「収支報告書を訂正いたします」という「訂正願」が出されている。
次がその「訂正内容」だ。報道にもあった「111万3千円」の差額が見える。
次がこの「訂正願」を受けて、じゃあ返金してくださいよ。という市長から減税日本ナゴヤへの督促*3。
この返金を歳入として名古屋市が受け取っていいかを決裁した書類がこれになる。主事→主査→係長→課長→次長→事務局長といくつもの決裁印がいるもんですね。(局長になるとちょっと印鑑が大きいのもなんとなくユーモラスです)
そして、この督促を受けて減税日本ナゴヤが実際に納付した通知書。10月25日の日付。
最後に調停決裁書になって、このお金が予算種別(1)現年予算(科目コード01631)の会計(01)一般会計の款(15)諸収入、項(07)雑入、目(10) 雑入、節(01)総務雑入、細節(001)その他総務雑入に仕訳されたことが判る。
メデタシメデタシ・・・・・いや、ちょっとまて〜い。
おかしいやないか。(突然大阪弁)
議長に対する報告書では減税ハンは、「裁判所が中村議員の弁明どおりの事実関係を認めなかったときは、即時、中村議員に政務調査費の返還を求める方針である」とゆうてたやないか。
それがなぜ10月17日に突然返還の手続きを始めたんだ?
10月17日に何かあったのか?
特に何もありませ〜ん。
実はこの中村孝道市議の人件費に対する政務調査費負担分、つまりこの「111万3千円」については、中村孝道市議が頑なに払い戻しを拒否するので、減税日本ナゴヤの市議全員で立て替えて返金しようという方針が立てられたようで、ついては現在離団していった元減税日本ナゴヤの市議に対しても、頭割りの負担を求めたそうなのだが、離団していった市議たちもそんな費用を負担する義理も義務もないと拒否をしていたようだ。
また、減税日本ナゴヤの中でも「立て替えるべきなのか?」とか「経済的に余裕がない」という声があってなかなか支払いができない状態だった。
この10月17日というタイミングは単純に払い戻しの目途が立ったために、訂正願いを出して政務調査費の返還をはかったというだけに過ぎないようだ。
・・・しかし、そりゃなんで?
もう一度言うが、8月30日の議長報告では、減税日本ナゴヤは中村孝道市議が不正請求をしたかしていないか決めかねるので裁判の行方を見守ると回答していたんですよね。
しかし、その裁判の結論が出る前に、お金の都合がついた段階で「不適切な事項があったため」と返金を済ませてしまったんですよね。
じゃ、なんですか?
減税日本ナゴヤは裁判の結論がどうあろうが、中村孝道市議の政務調査費による人件費の支払いは「不適切な事項」と認識していたという事なんですかね?
または、今のように裁判によって中村孝道市議は「債務の不存在を証明する事は出来ず=潔白を証明する事は出来ず」「即時、中村議員に政務調査費の返還を求める」事になると承知していた、予見していたという事なんですかね?
おかしな話ですよね。
実は、この構図は河合市議の問題と全く同じです。
河合市議の問題は交通事故が大きく取り上げられていますが、議会として大きな問題となったのは「女性同伴での視察」と言われているものでした。
しかしこれも詳細に見てみると不適切というような内容でもなく、費用についても河合市議一人分の清算が適切に済んでいました。(女性は東京在住で、視察地で落ち合い、視察後に現地で意見交換をし別れたそうです)
つまり視察としては適切に済んでいたものを、河合市議の意向も無視して減税日本ナゴヤが返金してしまったために「不正を認めた」という事になってしまったようです。
当時、減税日本内部では「お金さえ返してしまえばマスコミ報道は収まる」「事実関係よりもマスコミ報道を鎮めること」というような意見があったようです。
つまり早い話が「隠ぺい」ですよね。
いまでも、この議長報告と食い違う政務調査費の返還。
それでいて、一切党としては中村孝道市議に対するお咎めは無し。(あの黒川市議に対しても、3か月の党員資格停止になっているにも関わらず、中村孝道市議に対しては減税日本は党としてなんの処分も下していません)
このチグハグな動きは、誠実に真実を調査し、市民に説明していこうという態度には見えません。逆にとりあえず事実を糊塗して隠ぺいし、騒動を鎮めてしまえばいい。という態度に見えます。
一つ嘘をつけば、その歪の為に次々と嘘をつき続けることになります。
そしてその嘘は段々と大きく、深刻なものになっていくのです。
不幸な事に、減税日本ナゴヤは最初からこの「歪」を抱えています。
その中心に大きな「嘘」を抱えたまま生まれた党なのですから、そこからどんどんと「嘘」をつき続けていかなくてはならなくなっているのです。
こりゃ、地獄だ。
一番簡単な解決法は、すべて、見たままを語れば良いんですけどね。
さあ、そろそろ結党時のように「議員総会」を公開で開いてくれませんかね。
(減税日本ナゴヤ設立時は「議員総会」を市民公開、マスコミ公開の下行っていた。しかし、現在は公開されていない。なんでも「議員総会は公開」なので「議員総会」は開かずに「議員懇談会」として非公開にした経緯もあるらしい。しかし、昨今では「議員総会」であろうと公開では開かれていない)
何を隠す必要があるのですか?
追記:
まったく、この「減税の連中」と話していると、呆れるやら悲しくなるやら。
声を荒げずには居られない事案が発生、
本当に悲しい。
なぜ、そうまで事実に目をつむって、
自分たちの思い込んだ世界に浸っていようとするのか。
あからさまに言うと、河村たかしの嘘を信じようとするのか。
そしてその時に、市民や支援者の事を少しでも考えないのか?
他人の心が判らないようなら、社会人ではなく、人間失格だろうに。
本当に悲しい。