市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

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名古屋市長、河村たかしは嘘つきである!


さてさて、

いよいよ多くの名古屋市民にも、河村たかしという人物の真実の姿が見えてきたようだ。

そろそろ、河村たかし減税日本、そして中日新聞は年貢を納めていただこう。

本日の市長会見で、河村市長は「もともと木造復元される名古屋城天守にはエレベーターを付ける意向はなかった」というような説明をしたようだ。

追記:
名古屋市:平成30年5月21日 市長定例記者会見(市長の部屋)

こんな酷いウソはない。
もう一度言おう。名古屋市長、河村たかし。市民にウソをつくな。


名古屋市
名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル 業務要求水準書」を平成27年12月に示した。

https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/dwl/koubo_03.pdf

この11ページに次のようにある。

(5) ユニバーサルデザイン(配慮する項目ついては史実に忠実な木造復元と両立した計画とする)
車いす利用者へのユニバーサルデザイン
a) 車いすの利用が想定される階にはエレベータ等の設置を検討し、アクセスが容易となる環境を目指す。また、災害時においても、円滑な避難が可能な環境を整備する。

そして翌28年3月30日に「優先交渉権者」として選定された(ご愁傷様)竹中工務店の技術提案書の28ページには次のような記載がある。

https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/index.html

3)ユニバーサルデザイン
車いす利用者の方が大天守に登れるルートを整備
・大天守地階〜初層、初層〜4層に車いす利用者用の小型仮設エレベータ(4人乗り)を各1機設置、導入部の混雑緩和と昇降行程が最大20mのため2機を分割設置

https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf

平成27年12月に、事業者にエレベーターの設置、バリアフリーを条件としてプロポーザルの募集をしておいて、更に、「優秀提案者」と選定した事業者がエレベーターの設置を明記し、自らそれを選定しているにもかからわず、今になってエレベーターを設置しないとするのは。

ウソ

以外の何なのだろうか?

私は、有権者、市民、国民に ウソ をつく者を政治家とは認めない。

主権者の信託を受けてこそ「立つ」事の出来るのが政治家であり、「信なくば立たず」
その言に明白なウソがあるものは政治家失格である。

いままで、私は減税日本ゴヤの市議から直接ウソをつかれ、その二名を市議とは認めなかった。幸いにもその両名は再選せず市議の資格を失った。

そのウソの内、一件はかの市議だけではなく、同時に河村たかしにもウソをつかれたわけだが、それでも最低限の礼節だけは守ってきたが、去る名古屋市長選挙の際、JC主催で行われた候補者討論会で明白なウソをつき*1、さらにウソにウソを重ねている。これ以降礼節を守る必要を認められない。

2011-10-25 市民に嘘をつく名古屋市議その2


さて、その大問題の名古屋城天守木造化問題。

ここに危険なウソがある。

いったいこのウソを報道しない中日新聞という機関は何者なのだろうか。

この3月30日に名古屋市竹中工務店から名古屋城天守木造化に対する基本設計を受け取ったと公言している。

その「基本設計」なるものに対して名古屋市オンブズマンが情報公開をかけ一部情報の開示を受けた。

名古屋市民オンブズマン・タイアップグループ

この中でも重要なのは「基本設計説明書」である。

基本設計説明書(PDF)

ぜひご覧いただきたい。
この黒塗りの情報管理。

いったい何を隠したいのだろうか。

竹中工務店はこれを「基本設計」であると名古屋市に納品するのだろうか。
名古屋市はこれを「基本設計」であると8億なにがしの代金を支払うのだろうか?
そして名古屋市議会はそれをみすみす見逃すのだろうか?

さらに、そのような犯罪にも似た行為を中日新聞をはじめ名古屋市のメディアは市民に知らせないのだろうか?

いったいどうしてしまったのだろう?

気が狂っているのは、私か?名古屋市や名古屋の議会やメディアか?

追記:ある方から、「黒塗りだからといって、基本設計の条件をそろえていないわけではないだろう。公開された情報が黒塗りになっただけで、基本設計に相応しい内容をそろえていれば問題なかろう」というようなご意見をいただいたが、ちゃんと読んでいただきたい。
私だって、黒塗りのその中に内容があることぐらいは承知している。
名古屋市が黒塗りで隠そうとしても、後述するように建築物の「基本設計」というものは明白にその内容が定義されているのであり、そうした事実がなければ設計業務自体完了できない。
外形的な事実がないので、私はこの文書は「基本設計」足りえないと断じている。
そして、名古屋市はその事実を隠そうとしているのである。

建築物の「基本設計」というものは、国土交通省が告示十五号という形で明白に内容を定義している。

国土交通省 告示十五号(建築士法)

別添一
1設計に関する標準業務
一 基本設計に関する標準業務
建築主から提示された要求その他の諸条件を設計条件として整理した上で、建築物の配置計画、平面と空間の構成、各部の寸法や面積、建築物として備えるべき機能、性能、主な使用材料や設備機器の種別と品質、建築物の内外の意匠等を検討し、それらを総合して、(中略)成果図書を作成するために必要なイに掲げる業務をいう。

(2) 法令上の諸条件の調査及び関係機関との打合せ
● 法令上の諸条件の調査
基本設計に必要な範囲で、建築物の建築に関する法令及び条例上の制約条件を調査する。
● 建築確認申請に係る関係機関との打合せ
基本設計に必要な範囲で、建築確認申請を行うために必要な事項について関係機関と事前に打合せを行う。

当然の事で、建築物が技術的には勿論の事、建築基準法や消防法、また場合によっては他の法律(ハートビル法)や地域の条例等に合致するか検討を済ませなければ「基本設計」とは言えない。こうした要件定義があやふやなまま、実施設計や施工に進んで、法的問題が発覚し、基本設計をやり直すことになったなら、その負担は誰が負うというのだろうか?

市長がすべて負ってくれるのか?

仄聞するに、名古屋市名古屋城天守木造化について、建築審査会にその設計をかけていないようだ。自ら所管する消防局にも打診程度しかしていない。

そして、問題となっているエレベーターについては、愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」に抵触する。

人にやさしい街づくりの推進に関する条例・規則 - 愛知県


そしてそしてなんと。
この名古屋市も「福祉都市環境整備指針」というものをすでに提示している。

http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/cmsfiles/contents/0000011/11886/shishin_gaiyo.pdf


これが示されたのは表紙にあるように平成29年3月であり、その際の市長は河村たかし本人だ。読んだのだろうか?

公共建築物における整備例
■全体
誰もが利用しやすいよう、道路と接する出入口から建物内の各施設までの経路では、通路や出入り口の有効幅員を広くしたり、エレベーターやスロープで段差をなくします。

それでいて、新造する名古屋城天守にはエレベーターを付けない?

本当に、この「指針」を公示したのは誰なんだ?
読んだのか?

名古屋市の公文書も、自分のマニフェスト並みに「口から出まかせで良い」とでも思っているのだろうか。

河村たかしが口から出まかせに並べたウソの一覧。
彼は「マニフェスト」と呼んでいる物については、ご自分でご確認願いたい。
https://goo.gl/MvLymJ

ウソを言っているのは、私か河村たかしか。

上記のように、竹中工務店のこの「基本設計」なるものに、基本設計代金を支出すれば、それは不当な公金の支出となる。例えていえば、自動車を買うと決めた予算で、中古の壊れた車を買って正当な支出であると言うようなものだろう。機能しないのであり、法的に不当であれば、「基本設計代金」としての支出は認められない。

地域委員会、市民税減税、議員報酬(自分の衆議院議員年金の処分はどうなったんだ?)
地方政党、待機児童対策、SL,1000メートルタワー、国際展示場、etc.etc.。

追記:
そういえば「中京都構想」というのも有りましたね。書きもらしていました。どこ行っちゃったんでしょうか?

な〜〜〜んにもできない、無能、そして嘘つき。

それがこの名古屋市の市長なのだ。



追記:
2017-04-09 またまた河村市長の嘘を暴く





*1:河村候補は「名古屋城には内部構造を示す図面がある」と発言したが金城温古録にも、昭和実測図にもそのような内部構造を示す図は無い。当たり前だ、当時は「国宝」である名古屋城を侵蝕して内部構造を調査する者は居なかったからだ