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3月16日名古屋市会経済水道委員会―名古屋城木造化について

この話は名古屋市オンブズマンとネタがかぶりましたね。
名古屋城天守閣木造化 アンケート「2020年にこだわらず」項目入れるかで紛糾 : 市民オンブズマン 事務局日誌

私は委員会の傍聴を午後6時以降しかおこなえておりませんので、
本日全体の議事については先方のサイトの方が信頼性が高いものと思われます。

また、先方には委員会資料の全体イメージが掲載されています。

本日、名古屋市会経済水道委員会において
名古屋城木造化についての事務調査が行われた。

タウンミーティングについて、そして
予定されているアンケートについて様々な問題点があるようだ。

これらがアンケートの「素案」であるようだ。


























































議会からの指摘に応えた当局の回答、修正案のようだ。

















委員会資料の項目5に
アンケート対象者への送付物が列挙されている。





これはアンケートなどではなく、
市長が2万人の市民に「名古屋城木造化」について賛同を求める「広告」だ。

DVDまで封入した豪華版だ。

この「広告」を公費で行おうというのだ。











天守閣整備にかかるシミュレーション」が示されている。

金利を含めるとおよそ500億円の工費となる。















河村市長はタウンミーティングの席などで
名古屋城木造化によって165万人の観光客が30年間訪れれば、
現在の入場料500円のままでも建設費は賄えると市民に説明している。

しかし、165万人が30年間訪れ続けても入場料500円では 238億円弱でしかない。
(もちろん、入場料収入は本来、施設整備や人件費にも振り分けられなければならないだろう。
こんな試算は子ども騙しにすぎる)

委員会では入場料は工費確定後に再考する可能性があり、
入場料の値上げも排除の可能性も否定しないとの方針が示された。

タウンミーティングなどで河村市長が市民に行った説明は、誤りであったという事になる。

これほど明確に「入場料500円で建設費が賄える」という可能性が否定されたのであるから、
これ以降河村市長が市民に、
名古屋城が木造化されても入場料は500円で変わらない。
入場料500円でも建設費は賄える」という説明をするとしたら、

それはという事になる。


これは名古屋城の木造化を早くしなければ、
江戸城の木造再建や、大阪城の木造化も課題に挙がっており、
東京や大阪がお城を木造で作り始めたら、名古屋城に利用できる木材が無くなってしまう。


だから、早く名古屋城木造化を進めなければならない。

という河村市長の発言について、
事実確認を行った報告だ。


・・・こんな不正確な発言で、市民に判断を求めるのでは
あまりに危険だろう。

名古屋城木造化についての河村市長の発言には根拠の薄いものが多い。



・・・はっきり言うとウソだらけだ。

市民にウソをつく市長など要らない。



追記:
 メモ
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別件:
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