まったく、自分の存在が小さく思えてくる。
自分には何もできないんだという事をつくづく思い知らされる。
このような時にこそ、老師の「一燈照隅・萬燈遍照」という言葉が響きます。
この言葉は元々伝教大師の「照于一隅」から来ている言葉だそうですが。
この言葉通り、自分の手が届く範囲で働いていく以外にはないのでしょう。
民間企業や小さな企画ですら一人一人の出来る事には限界があるのですから、色々な人々の協力、力を結集しなければ実現はできません。
ましてや政治や行政などといった大きなものを相手にしようとするには、たくさんの人々を結びつけ、この目標に向かって動かしていくものが必要となります。
それが「言葉」でしょう。
政治家が「言葉」を失えば誰も動かせない。何も動かない。
減税日本ナゴヤ市議に送る、市議養成講座（１） - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を！ Ver.2.0
朝三暮四 - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を！ Ver.2.0
※これ以降いわゆる「放送等に適さないとされる言葉」が文中に出てきます。
読まれて不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、事柄を正確にお伝えする意味でも敢えてそのまま記すことといたします。
３月４日の名古屋市本会議で、河村市長がリニア新幹線計画について述べる際、現在の愛知産業貿易館の場所に変電施設が建設されるとの計画に、変電施設であるためビルには窓もない事から「めくらビル」との表現を使った。
「（外堀通り沿いという）あんなところに『めくらビル』を建てられたらどうもなりませんね」と。
当然、発言は問題となった。
こうした問題発言は議事録から削除しなければならないが、議会内の発言ではなく、市長の発言は「説明員」としての議会外からの発言であり、削除のルールが無いそうだ。そもそも市長発言で事実誤認の数字を述べた事に対する訂正という事例は過去にもあったそうだが、このような「不適切表現」での削除事例は過去に例が無いそうだ。
その為６日の本会議の冒頭で、市長からの謝罪と訂正の申し入れを受けるという事となった。
その申し入れには次のような一節がある。
「今後の答弁に当たりましては、誠実かつ丁寧に対応してまいります」
ところがその日、共産党の山口市議に対する答弁で「共産主義はなっとらん」というような質問とは関係のない、特定政党を揶揄するような発言、軽口を行い、議会、全会派より抗議書が提出された。
その抗議書のコピーがこのイメージとなる。
子どもでも叱られたならその日一日ぐらいは「しおらしく」するものだろうが、この人物はそんな事もできないようだ。
そもそもこのような「放送禁止用語」*1に理解もない者は、例えばテレビやラジオの生放送や生中継には起用できないし、コメントも取れない。
つまり「テレビ芸人」としても失格というしかない。
そして抗議書を受けた翌日の７日、今度は答弁中、自身の仕事、家業を捉えて「紙屑屋」と発言した。
それこそ「蛙の面に（自粛）」といったもので。もはや反省もなければ発言に責任を取ろうという意欲もない。そして緊張感も無いのだろう。
かの「南京問題発言」も実際の所、河村氏の政治的発言などではなく、こういった緊張感に欠けた不適切発言ではないかと思われる。とても用意周到、覚悟をもった発言であるとは思われない。
さて、その河村市長。日本維新の会の重徳衆院議員と「あいちゼロの会」を立ち上げることになったようだ。「政党」や「統一会派」ではなく
「政策会議『あいちゼロの会』」との事だが、ここから「会議・あいち」を引くと私が見る実体に近い気がする。*2
http://www.nagoyatv.com/news/?id=4597601
この会見を見ると面白い事が判る。
この会見に居る人「広沢一郎県議、佐藤敦県議、山本久樹市議、それに重徳代議士と河村市長」
この会見に居ない人 「大村愛知県知事」
すでに報道されたところによると。
「既得権、先入観、しがらみを排除し、愛知・名古屋のビジョンをゼロベースで作り直す」と言っているようだ。
まったく。ふざけるな。と言いたいね。
結構だよ「既得権排除」良いでしょう。では、どのような既得権があり、それを排除する必要があるというのか。具体的に指摘すべきだ。
特に減税日本がいままで具体的な指摘をしてきたか？
「先入観を排除」・・・河村市長の言っていることなど「先入観」だらけではないか。その南京発言も日中共同歴史研究等の地道な積み重ねを無視して、東中野氏の奇書を底本にするなど「先入観」に振り回されているとしか言えない。
また「マイナンバー制度」についても「住基カード」と「マイナンバーカード」の差異すら認識していないのではないだろうか。他人の話も聞かずに「先入観」に囚われているから言っている事が現実と乖離する。
「しがらみを排除」・・・ふざけるな！自分たちのしがらみ一つ満足に整理できないまま何を「しがらみを排除」か。
そもそも「排除の論理」でしか政策が立案できないのであれば、その程度の話という事だ。
そして「愛知・名古屋のビジョン」？
「中京都構想」はどうなるのでしょうか？
「尾張名古屋共和国構想」は？
これらもすべて「ゼロベースで作り直す」のでしょうか。
しかし広げ倒した風呂敷を、たたみもせずによくこれだけ無責任な言葉を連ねられるものだ。
こんな言葉を信じる人間の正気を疑う。
取り散らかした様々な「公約」「マニフェスト」「約束」「発言」
それらすべて散らかしたまま逃げ出して「ゼロ」にしようというのだから笑えます。
そもそも、その「ゼロ」にしたってヒットした映画「永遠のゼロ」からのパクリである事はミエミエではないですか。(このイメージはメールで送られてきました)
安っぽい話。
