本日は減税日本関係で大きな動きが三つありました。
１）減税日本の政党要件
２）河合市議関係
３）受任者名簿利用に関する問題
これらをこの順番で取上げようと思いますが、多分（３）については今日の枚数では足りませんので後日になる可能性があります。また（２）については、専門家から非常に重大な指摘を受けました。特に、河合市議ご本人にはご覧戴きたいと思っています。
減税日本の政党要件
当ブログでは「減税日本は政党要件を満たす事はできない。つまり、河村たかしに現役国会議員は５名も賛同しないだろう」と述べました。
どうも、その予想は崩れそうな雲行きです。
私の読み違いの原因は、
「私の想像以上に政治家の劣化が酷い」
ということのようです。
本日河村氏と共同記者会見を行った２人と、取りざたされている２人をご紹介しましょう。
・小林興起
テレビに出演するなど活発に活動していましたが、２００５年の郵政選挙で小池百合子に殴り込みをかけられて敢え無く落選。現在は民主党・比例東京ブロック比例単独で立候補、名簿順位は２５位でした。
野田内閣の消費税増税法案に反対、国一*1などの出した内閣不信任案に賛成して民主党を離党。石原慎太郎東京都知事が新党を結成するのであればそれに参加し、再び東京１０区より立候補するとみられていたが、どうも石原氏が矛を収めてしまった為にこの度減税に参加したのでしょうか？
どうなることでしょう。
・小泉俊明
な〜んにもないですねぇ。（ これなんか、ちょっと気になる程度ですか）
この方の名がメディアに載ったのは次の件でしょうかね。
民主党の小泉俊明衆院議員（茨城３区）の資金管理団体「いずみ会」が２０１０年に計８回、議員会館の会議室や国会内の議員控室で政治資金パーティーを開いたことがわかった。小泉氏は「不注意で会館を使用したことは私の不明の致すところ。反省している」と話している。
衆院事務局によると、議員会館の使用ルールは議院運営委員会で決められており、多目的ホールでのパーティーは禁止。会議室についての明文規定はないが、事務局広報課は「会議室も開催できないと考えるべきだ」としている。
政治資金収支報告書と小泉氏の説明によると、いずみ会は１０年４月〜１２月に８月を除く毎月「元気のでる会」という名称の政治資金パーティーを開いた。中身は政治、経済、防衛などの専門家を講師に招いた勉強会で、昼食時に飲食物を提供していた。１人１万円の会費で毎回５０〜１００人が参加。会場費は無料で、計６０９万円の利益を得ていた。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:V0gkXbbz3LkJ:www.asahi.com/national/update/0215/TKY201202150220.html+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
（朝日新聞 2012年2月15日13時8分）
特にコメントする事もありません。
・熊田あつし
この方も特に何もないですね。もともと名古屋で育って旭丘を出ているという事は、そこで河村氏の後輩という事なんでしょうかね。
一応こういった情報も有りますね。
民主党の焼き肉を考える議員連盟、衆参42議員が加入
http://www.yakiniku.or.jp/sei/back_m/meet_data2_1106.html
（略）
同議連の役員は次のとおり。▽会長＝吉田治▽副会長＝石毛えい子▽監事＝磯谷香代子、熊田篤嗣、初鹿明博、森山浩行▽大西健介（各氏とも衆院議員） 。
特にコメントする事もありません。
・橋本勉
このタイミングでこの方を減税日本に参加させるとしたら、最早、芸人・河村たかしはケーシー高峰師匠を超える芸人であると言えましょうね。
民主の橋本議員が事故通報せず 道交法違反容疑で書類送検
民主党の橋本勉衆院議員（５７）＝比例東海ブロック＝が３月、乗用車を運転中に女子高生の自転車と接触事故を起こしながら、警察に届けていなかったことが５日、分かった。岐阜県警は道交法違反（事故不申告）などの疑いで橋本議員を書類送検し、大垣区検が７月２７日、起訴猶予とした。
県警によると、橋本議員は３月２８日午前、岐阜県揖斐川町の国道で、女子高生の自転車を追い抜こうとして接触した。橋本議員は女子高生にけががないのを確認、通報せずに立ち去った。
女子高生の親が揖斐署に連絡して事故が発覚。
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011080501000666.html
（共同通信 2011/08/05 16:46）
そもそもこんなタイミングでバタバタと政党要件、国会議員の参加を表明してみたり、大村知事と「維新」の取り合いでプロレスをしてみたり。
河合騒動を打ち消そうという意図がミエミエなのに、最後のオチで「天丼」*2をかけるなんてなかなかできません。
最後にこんな画像が流れてきました。
元ネタはこちらでしょうね。
追記：微妙な話ですね。
民主・橋本氏「減税」参加せず 県選出、党立て直しに意欲
民主党の橋本勉衆院議員（比例東海）は１７日、岐阜新聞の取材に対し、河村たかし名古屋市長率いる政治団体「減税日本」から参加を要請されたことを明らかにした上で、「民主党を立て直せるよう代表選に全力を挙げる」と述べ、現時点で減税日本に合流しない考えを示した。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120818/201208180920_17818.shtml
（略）
（岐阜新聞 2012年08月18日09:20）
河合市議、逆転の一手
さて、その存在で一つの公党まで作ってしまった河合市議問題ですが。
本日、名古屋市会団長・幹事長会議が開かれ、減税日本ナゴヤの浅井団長が「今朝、団総会を開き、全員一致で辞職勧告決議案を提出することでととのった」と表明したそうです。
先日の鹿島市議のミニ集会で鹿島さんから「減税日本ナゴヤ市議団は法の確定を待って対応を決めます」と言われていたのに、一週間も経たずに異なる結果になっています。（今更目くじらを立てるのが馬鹿馬鹿しくなります、減税日本の人々の言われる事を真に受けるのは、真に受ける方が間違っているような気がしてきます）
追記：出所不明の為「怪文書」である可能性がありますが、上記の浅井団長の「ととのった」という台詞が本当かどうか疑われる情報が流れてきました。
浅井団長は２４日の全党団長会議までに、減税日本ナゴヤ全員（副議長の田山市議を除く２０名）の署名がある辞職勧告決議案を出すと約束したようですが、次のようなメールが減税日本ナゴヤの内部で流れているようです。（真偽は不明です）
みなさま、おつかれさまです。
２４日の１１時までに、河合議員に対する辞職勧告決議案の文面をお示しし、みなさんのサインをいただきたいと思います。
つきましては、２４日の団会議（今のところ９時の予定です）には必ず出席ください。
重要な件ですので、２４日に出席可能な方は、このメールに「出席します」という旨の返信をしてください。
どうしても出席できない方は、２３日に控室に来られる時間を私（tel:●●●●）まで電話にてお知らせください。
よろしくお願いいたします。
浅井康正
追記以上。
その法的対応ですが、報道によると来週にも書類送検されるという事です。
さて、そこでこういった交通事故対応の専門家に意見を聞いてみました。
まず、愛知県警はこういった事故について９９％書類送検をしてしまうそうです。
しかし「書類送検＝有罪」では有りません。統計的には９３．２％が「不起訴処分」となっているそうです。（上の橋本代議士は「起訴猶予」ですね）この数字には「赤キップ」も入っているそうで、その専門家の体感で言うと大体「起訴されるのは四分の一以下」という事だそうです。
つまり、警察から検察に事例が上がって来ても大部分は不起訴／起訴猶予で終わるそうです。
愛知県においてはこういった判断、処理を検察が行う慣例になっているようで、その為に愛知県警はほぼ１００％書類送検するという事になっているようです。
しかし、東京高検は以前、内部的に次のような条件を明示したようです。つまり、次のような条件があればどうせ「不起訴／起訴猶予」に成るという事のようです。（大雑把な表現ですから）
１）示談が成立している事
２）人身事故の場合被害の程度が２週間以下
３）加害者に重大な違反行為がない事
今回の河合市議の事故は信号無視や飲酒といった「重大な違反行為」は無いようです。立ち去ったという通告違反はありますがそれが重大とはならないでしょう。
被害者の診断は幸いこの２週間のようです。
また、お互いの車両の被害も軽微なように見えます。
また、示談については河合市議が被害者に失礼な示談書を送ったというような情報も入っていますが良くは判りません。この辺りは当事者ではなく代理人がしっかりしていれば問題は無いでしょう。
さて、これらの要件を満たす場合ほとんど「不起訴／起訴猶予」となります。
（更に、「不起訴」となる可能性を高める方法、結論を早める方法も聞いておりますが公表は控えます）
追記（８月１８日）：逆に起訴される条件というのもあります。その一つに警察からの意見書というのがあるのですが、仄聞するところでは起訴を求める意見書が付けられるようです。
これは今までの河合市議の対応が「不味いもの」であった可能性があります。逆転は可能ですが条件は厳しいものとなりそうです。
さてさてさて、このブログを読んでいただいている皆様。
そして、特に！河合市議ご本人に申し上げますが。
ここで、河合市議が「不起訴／起訴猶予」になったらどうなりますか？
減税日本は除籍の理由が「刑事事犯」と明白に述べています。
７月３１日時点では勿論、河合優さんは「刑事事犯」など起していません。推定無罪の被疑者です。そして「不起訴／起訴猶予」になれば「刑事事犯」の事実そのものがなくなります。
つまり、減税日本の処分は事実に基づかない「いわれなき中傷」ということになります。
勿論、事実に基づかない処分であれば、「地位の保全・名誉の挽回・信用毀損の補償」を求める行動も可能です。
これが「河合市議、逆転の一手」です。
やはり「（３）受任者名簿利用に関する問題」は書ききれないようです。
この件について２点だけ。
本日の市会団長・幹事長会議で余語幹事長は「受任者に対する説明会」が「ネットワーク河村市長」の協力、理解が得られなかったので開けない。と回答したようです。
ここで私の頭に「ハテナマーク」が浮かぶのですが、いったい余語さんは「ネットワーク河村市長」の誰と会話したのでしょうか？「ネットワーク河村市長」の決定権者は誰になっているのでしょうか？
誰が「代表」であるかも不明な団体ではないのですかね？
また、平野一夫氏は同団体の名簿管理委員会を構成しているそうですが、その委員会の議事録を公表していただけませんかね。勿論、公表できる範囲で良いです。なんでしたら同委員会が開かれた日程だけでも良い。教えていただきたい。何故なら、その委員会がリコール署名簿流出問題や、そのアドレスが浅井団長のブログコメント欄に掲載されたまま放置された時に、一体どのような対応を取られたか伺いたいから。
リコール署名簿流出問題における三宅県議の判断 - 市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を！ Ver.2.0
もう一点は上の（２）とも絡むのですが、今度の１９日の緑区での説明会の開催に際して。３５００人の受任者にハガキを送って参加を呼びかけたそうですが、それって「市政改革活動」なんですか？
なんでも佐藤夕子代議士も参加するそうですが、一体どういう立場で？
