市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

無能市長河村

企画の予告

 ここのところの減税日本内の分裂騒ぎで「まともな市政の話し」ができやしない。
 実は、ある方から「このブログの『「正しい経済学」が導く減税の意味(後編)』 ("参照") を減税議員でも理解できるように噛み砕けないものか」とのリクエストを戴いた。「それは無理かもしれませんが、等式の変形は中学校の2年程度では習うようなので、それにあわせることはできるかもしれません」と現在、鋭意作成中である。

 その中で、デフレ経済において「何故、預貯金が増えるのか」についての説明も興味深い。これも中学校の2年程度の常識で理解できるように説明してみたいと思う。

 河村市長は「預貯金が増えるから、公債を発行して使わなくてはいけない」という独特な「正しい経済理論」*1をお持ちだが。そもそもなぜ「預貯金が増える」のかはご説明になっていないと思う。

 実は河村流減税政策は(微かだが)この「預貯金を増やす」効果がある。*2それについて近日中に説明したい。

 鋭意製作中!

市議会報告会のご案内

 冨田勝三さんたちの「市政を考える会」の「市議会報告会」が、明日! 3月24日(土)に名東区役所講堂で行われる。

 時間は16:00〜18:30

 出席者に、今注目の!
 「減税日本新政会」の舟橋市議と、
 「減税日本ゴヤ」の浅井団長が予定されている。



誤魔化しの言葉だらけの河村市政

 現在、河村市長に市政の問題を聞くと「地域委員会で話し合ってゴニョゴニョ」と、地域委員会に投げるか、「それだから、減税で市民にお金を回してですね」と減税論に行き着いて、ここから2通り「寄附をしてもらって市民の皆さんにゴニョゴニョ」と「市民市役所」とかいう得体の知れない話しを持ち出すか、「そもそも名古屋市は国に税金を上納している、この税金を取り戻さなければいけない」と所得再配分を無視して、大都市だけに通用する税源委譲の話に着地する。

 あまり比べるつもりもないし、別にあちらが立派だとは思わないが、様々な政策に様々な視点からアプローチしている橋下大阪市長とはいささか趣を異にしている。やはり、あちらはズラリとブレーンを並べて政策を進めているだけに、(それなりの)厚みが感じられる。

 この2月定例会でも地域委員会のモデル実施は成立したが、危ないところだった。

地域委員会:委員年齢、下限を18歳に 名古屋市が方針 /愛知

 名古屋市は15日、「地域委員会」のモデル実施で、地域委員の年齢の下限を16歳から18歳に引き上げる方針を市議会総務環境委員会で明らかにした。河村たかし市長は下限16歳を目指していたが、市議会の反発を受けて修正した。

 来年度のモデル実施で市は当初、前回試行の18歳から16歳に変更する考えだった。だが、地域委員は選挙で選ばれるため、市議会総務環境委で慎重な意見が相次いでいた。

 河村市長は記者団に「検討を続ける。保育所待機児童や児童虐待不登校など『子どもの悲鳴』は日本中の最大の課題だ。当事者(に近い世代)が地域委に来なくてはいけない」と話した。【福島祥】
(毎日新聞 2012年3月16日 地方版)

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20120316ddlk23010240000c.html

 地域委員の年齢の下限を16歳にまで下げるという案について、最後まで納得いく説明を、結局聞くことはできなかった。この報道でも「保育所待機児童や児童虐待不登校など」の課題があって、「当事者(に近い世代)が地域委に」入るべきだと言っている。

 ちょっと聞きたいが、16歳の高校生って「保育所待機児童」の問題に近い世代といえるのだろうか?ここで、「近い世代」という言葉を補ってあげているのは記者なのは重々承知だ。では、16歳の高校生というのは「保育所待機児童」問題の 当事者なのか?

 自分が待機児童であった経験を持っているとすれば、その記憶があったとしても遠い過去のことであろうし、これからしばらくすれば、待機児童問題を心配しなければならない保護者の立場には立つのだろうが、それでも実際に立ってみなければ本当の問題は判りはしないだろう。
 つまり、16歳の高校生にとって「保育所待機児童」問題はもっとも遠い世代の話題と言って良い。というよりも、道行く16歳の高校生に「保育所待機児童」問題についてご存知ですか?と聞いて、知っている比率は他の世代に比べて断然低いだろう。

 そして、これが一番の問題なのだが。「保育所待機児童」問題なんて、そもそも地域予算で何とかできるような話だろうか?

 児童虐待は、不登校は?

 地域委員会でワサワサ話し合って、では、こういった問題に一体なにができるというのか?

 まったくね。河村市長とナゴヤ庶民連の波長が合うのはごもっともですよ。

 こういった現実に則さない、頭だけで考えたような空想的、妄想的な政治論議、居酒屋政談ばかりやっているから、実態的な問題にはトンと対応できないのですよ。

 地域委員会が保育所待機児童問題や児童虐待、または不登校の対策に有効であるなどとは、すなわち、これらの問題に対して、河村市長は市長として何もしないと言っているに等しい。

 ましてや実績も伴わない、減税に伴う寄附が、「市民市役所」を形成してこういった問題を解決するだ?何を寝言言っている。

 そんな「寄附金」を期待するなんざ、道に落ちている金を探すのに等しい。

 まるで呑ンベで働かないオヤジが、競馬で一山当ててやると言っているようなものじゃないか。そして「子どもの悲鳴」に無関心で、俺の知った事ではないといっているわけだ。

 そんなだらしない姿が、河村市長の実像だ。

 「無能市長河村」と呼ばれる所以であろう。(上のイメージはある方から投稿があり、その中に描かれていたイメージである)

追記(3月24日):

 23日夜、名古屋市東区の35歳の女が10歳の娘に暴行を加えたとして24日、警察に逮捕された。逮捕されたのは、名古屋市東区矢田のパートの女(35)。警察の調べによると、23日夜、小学4年生の娘(10)の手足を粘着テープでしばったうえ、体を抱え上げ、床に落として全治1週間のケガをさせた疑いがもたれている。直後に、女が自ら警察に電話をして、「娘の態度に腹が立ち、暴力をふるってしまった」と通報してきたという。
女は娘と2人暮らしで、去年5月にも娘が女からの暴力で児童相談所に保護されたことがあった。
[ 3/24 13:49 中京テレビ]

http://news24.jp/nnn/news8627398.html

 河村!
 この子どもと、この母親の悲鳴が貴様には聞こえないのか!

 その無責任な口を噤め。
 少なくとも、この問題を貴様の下らない政治漫談のネタにするな。
 

河村市長「南京発言を検証する」緊急市民集

主催:河村市長南京発言を検証する会
日時:3月31日(土)
時間:12時〜4時半まで
場所:名古屋市教育館 講堂
参加費:1000円(年収200万円以下の方は無料)

◎午前11時半 開場
◎12時 DVD上映
「フィルムは証言するー南京大虐殺から半世紀」(毎日放送 1992年作成)
◎午後1時 主催者からの問題提起
講演1:旧日本軍兵士の証言
三上 翔さん  1919年6月生まれ。
第三艦隊第十一戦隊第二十四駆逐艦隊「うみかぜ」乗組員
講演2:小野賢二さん(南京虐殺事件研究者)
(休憩)
◎午後3時30分;団体・個人からの発言
石川賢作(日中友好協会愛知県連合会)、南守夫(愛知教育大学教授)、
林伯耀(旅日華僑中日交流促進会事務局長)他。
◎午後4時30分:主催者よりの提案(宣言文)
午後4時45分:閉会

河村市長「南京虐殺否定」発言を撤回させる会 | 私たちは、2012年2月20日「南京事件はなかった」との河村名古屋市長の発言を看過できない問題だと考え、7月7日に撤回させる会を結成しました。


*1:もちろん、ここでいう「正しい」は揶揄として使っているだけで、こんな経済理論が正しいわけがない。そもそもそれなら、我々国民は銀行の経営を助けるために公債の利子を払っているのか?

*2:つまり、デフレを悪化させる効果が、微かだがある。