1.減税日本ナゴヤの市議の海外視察について
なんでも朝日新聞で減税日本の市議が海外視察に出かけるらしいという報道が有ったようで、「名古屋市議会「減税日本」市議、公費ビジネスクラスで海外視察(一人120万円)」 海住恒幸 BLOGOS http://news.livedoor.com/article/detail/5704584/ やら、「地方議会の議員の公費による海外視察は止めるべき」 早川忠孝の一念発起・日々新たなり http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10952179451.html で批判されているようだ。
「世直し先生 鹿島としあきのブログ」でも投稿欄に批判が載っている。
こういう事を受けて思うのは、「減税日本ナゴヤ」の窓口の少なさ、というか、無さですよ。
さて、今、私の目の前にはA4用紙2枚をホッチキス(というのは、商標登録されているので、本来、ステープラと表記すべき、なんて事は、個人のブログなので知りません)で止められた紙があります。両面印刷してあるので4ページにわたる報告書なんですが、題名が「H21年度 名古屋市長のアトランタ・ロサンゼルス出張について」となっています。平成21年8月12日から8月17日までの河村市長のアトランタとロサンゼルス訪問について、題目、場所、時間が記述され、内容として最大7行程度の説明が記載されている書面です。
ところで、「平成21年8月20日 市長定例記者会見」
を御覧ください。「またレポートをちゃんと作りますが」という発言がありますね。ロス市議会を見て参考になるべきところについて、ちゃんとしたレポートをまた今度作りますという事だろうと理解するのですが。何処にありますか?
この記者会見で述べられた以上の事が書かれているレポートなどありません(なんせ、今、目の前にある「報告書」は、内容について7行以上記述されていないのですから)
また、「それから、いわゆるパブリックコメントというやつです。市議会で5分間ということでしたが、(略)どれだけ効果があるとか、今文書で問い合せてありまして」という発言があります。この視察から、名古屋市会においても「3分間スピーチ」という制度が取り入れらたと思うのですが、この制度、実際のところどうなんですか?
この施策を取り入れるに当たって、その根拠とされた問い合わせた文書と、それへの回答の文書。今、何処にありますか?
私は別に海外視察には行く事が良いとも、悪いとも判断はできません。その席がビジネスクラスだとか、エコノミーだとかなんてのも全然興味が無い。行ってちゃんと市民の為になるのなら行ってください。そして、市民のお金で行ったのだから、ちゃんとレポートを書くと言ったら書いてください。書くと言ったレポートを書いていないのならば、市民のお金で行った視察であるのに「納品物が揃っていないのですから、料金を返してください」と言いたい。
2.減税日本ナゴヤ市議問題:千種区・玉置真悟市議について
言いたい事が3つあります。
1)地域委員会の制度設計について
地域委員会の実効性が高い制度設計を進めていく。と公約で謳ったのだから、その作業経過を公開せよ!
2)シンクタンクについて
「若者の発想力を活かしたシンクタンクを作ります」と言ったのだから、具体的にテーマを設けて提言をまとめてみよ!
なんなら、宿題(夏休みの課題)
「年金制度」
完全に、今の若者は年金制度に対して矛盾を感じざるを得ないと思う。合理的行動主体であれば、年金については支払わないのが最適解と成りかねない。
一般に言われている「世代間互助」なんて掛け声がどれほど有効かは不明。
実は、自由主義の文脈では、今までも国家による国民からの謂れ無き収奪は行われている。国鉄清算事業における債権であるとか、電電公社の公社債の処理がそれに当たる(電電公社の民営化においては、この利用者に対する債務が消え去った事によって、NTTとしての上場株式の価格が跳ね上がったとすれば、一部の株主の利益の為に、圧倒的大多数の国民が財産を失ったともいえる)
けれども、これらの施策は国民に受け入れられている。か、または国民が見事に失念している。
けれども「年金制度」については、非常に荒っぽくて底の浅い対策しか採られておらず、すぐに論理が破綻する。こういった荒っぽさが「粗野な新自由主義」というのかとも思えてくる。
さてさて、この「年金制度」について、全世代が支持できるような方策は無いか?
3)いい加減、HPを何とかせよ!
「議員の動きを積極的にお伝えし議会を透明化します」というのなら、そろそろHPなり、ブログなりを何とかせよ!というか、定例会が終わったぐらいのタイミングでその総括報告ぐらいするのが当然だと思うが如何か。
ところで、なぜ、玉置市議だけ「日本一愛知の会 推薦」になっているの?
3.ActAgainstKawamura! のターゲットについて
河村市長の進める市政には様々な問題があります。その中でも「地域委員会」は、今のまま全市展開がなされれば、各地域に修復困難な亀裂をもたらすと予想します。ですので、もしも、「アートピアホール」で行われたような、市民との対話集会というような機会があれば、是非参加して、しっかりと問題点についての解答を得たいと思います。
特に、アートピアホール」においては、中田先生より、「制度の見直しがないまま、全市展開はできない」という回答を戴きましたし、YouTube にも匿名子の投稿動画としてその回答は載っておりますが、名古屋市のまとめた当日のレポートでは割愛されております。
つまり、この制度的問題については回答を戴いていないという事であり、回答を戴けるまでは疑問を提示し続けるしかありません。
今般、臨時議会において、モデル実施された8学区における「地域委員会の事例説明や市民からの意見を聞くため」の経費が提出されて。可決されれば、この8学区で同会合が開催されることとなる。であればそこに出かける必要があるだろう。
ところで、名古屋市というのは、16の区があるが。これは5つの区画に分けることができて、そのそれぞれについて、モデル実施された学区の分布を見てみると、ちょっと興味深いことが判る。
衆議院選挙区愛知1区:東区、北区、西区!、中区
衆議院選挙区愛知2区:千種区!、守山区!、名東区!
衆議院選挙区愛知3区:昭和区、緑区!、天白区!
衆議院選挙区愛知4区:瑞穂区!、熱田区、港区、南区
衆議院選挙区愛知5区:中村区、中川区!
(追記(8月2日)愛知4区の記述から、「南区」が抜けていました。訂正いたします)
区の名前の後ろにビックリマーク ”!" が付いているのが「モデル実施された学区」を含む区であり、この予算で開催される会合の対象区である。
名古屋を、比較的平均に5分割した衆議院選挙区の区割り、5つについて見てみると、一つの区を除いて平均して分散しているのが見て取れる。そして、例外のひとつは「愛知2区」であり、なんだか、最近、この名前を聞いたような気がするのだけれど、どんな機会に聞いたのだか思い出せない。なんだったっけ?何かあったっけ?
A.A.K.としては、重点的に参加したいなと思う所存である。よろしく。