市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

名古屋市公式ホームページについて

21年度、22年度と、名古屋市の施策が「足踏み」をした印象を持った。
特に、産業振興策については、これは印象などではなく、現実に足踏みしていると断じざるを得ないが。

その他の施策についても、その進行が停滞しているように思える。
例えば、他の都市と、ホームページを見比べてみると、名古屋のそれがみすぼらしく見える。

(本来、ホームページというのは、一連のWebサイトの中で、index として示される基幹コンテンツの事というのはよ〜く知っておりますが、ここでは人口に膾炙されている、Webページ一般を指すという意味でホームページという表記を使っています)

名古屋市のホームページは、活字が大き目な為に、情報量が少ないきらいはある。また、こういったページ構成はデザイン的には不利なのだけど、活字が大きいというのはバリアフリーという意味では一定の見識を感じないでもない。しかし、そういう割には、周囲にこちゃこちゃと小さい文字の注意書きじみたコメントが散見される。また、活字サイズのコントロールを可能にしているが、埋め込みのグラフィックに描かれた文字はサイズが変わらない。

 そもそも、最近のブラウザは ctrl + + キーを押すことで、拡大表示が可能なので(これは、グラフィックのボタンも含めて拡大)こういったバリアフリーの配慮よりは、情報量と整理の方向に舵を切ったほうが良い。

ちょっと、おもしろいのは 豊田市のホームページ ここのサイトは「痒い所に手が届く」目の不自由な方々が、文字を大きくしたいと思われたときに戸惑わないように、「文字を大きくするには」という案内表示を特に、大きな文字で表示している。

その他にも豊田市のホームページを見ると、名古屋市に何が足りないのか良くわかる。


また、杉並区のホームページを見てみる。

ここで目を引くのは「すぎなみ便利地図」だ。名古屋の同様のコンテンツを探したが見当たらなかった。名古屋や杉並という都市になると、観光であるとか、流入してくる人口が多い、そういった流入人口に生活支援を行うのもこういったホームページの基本機能で、こういった「便利地図」は優れた試みだろう。(名古屋市の同様のものがあったはずで、物理的な印刷物では見たことがあるのだけれど、見当たらないのは何故なんだろうか)

「観光」というキーワードで思い出すのはつい先日リニューアルした科学館、プラネタリゥムについてなんだけど。「観光・イベント情報」に何も盛り込まれていないのはどういうことだろう。

・・・・その「観光・イベント情報」に、「春の観光キャンペーン」のバナーがある。期間が3月5日〜5月29日となっている。24年の3月のキャンペーンに今からバナーとは。さすが、6月1日に初めて団長の金員の問題を聞かれた市長が、5月30日にそれを予め見越した人事をされるだけあって、先を先を見越した施策ですな。(右のイメージは、クリックされると拡大表示します)


(ここまでで、6月13日に執筆を止めました。資料を確認したい為と、個人的な都合で時間が取られた為です。これ以降は6月16日に執筆しています)


リニア開通に対しての各自治体のアプローチも興味深い。
リニアは、一県一駅という事で、それぞれの駅設置対象の都市においては、産業振興の起爆剤としたい事でしょう。

岐阜県:中津川市
どか〜ん!と真ん中にボタンを設置していますね。

神奈川県:相模原市
あれ?無い。
市の公式ホームページとしてはあまりフォローしていないのでしょうか。
サイト内検索:相模原市公式ホームページ内の「リニア」

ごそごそ転がっています。
産業、土木、街づくり。さまざまな部署が「リニア」というキーワードで施策を練っている姿が見受けられます。

名古屋

さすが、われらが名古屋。「リニア」程度でおたおたしません。ほとんど無視ですね。
名古屋市公式ホームページ内検索「リニア」

リニア・鉄道館については、触れられていますが…
 駅がどこにできて、どのように路線が引かれるかも不明?
勿論、対する産業振興策、観光振興、街づくりのビジョンも見当たりません。

さすが、お大臣。この程度の事では 動かない んですね。

ちなみに、名古屋市のホームページ。
システムを22年10月に入れ替えたそうで、
例えば、情報公開という評価をする為に、
ホームページの更新回数を知りたいとしても、
新、旧システムで、更新回数の比較はできない。
というよりも、旧システムにおける更新回数は不明。

だそうです。

また、先日の田山幹事長の話でも触れましたが。

一般的に、各部局からホームページ更新の要請があって、審査等が済んで更新されるまでは一週間程度の時間が必要だそうです。(ちょっと、掛かりすぎだと思うのですが、まあ、こんなものかもしれません) そして、各部局内で、予算措置を伴う制度改正が、一週間でできるのでしょうか? というと、普通は不可能だそうですね。まあ、そうでしょう。

やはり、「住宅の耐震化助成金の拡充」はすばらしい!