市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

市民に向き合おうとしない市議たち(2)

 以前、これも同じタイトルで記事を書いた。今回も減税日本ゴヤの市議たちがいかに市民と向き合おうという意思がないかについてご報告させていただく。今回の報告はある市民からの投稿を元に構成されている。

 そもそも減税日本ゴヤの市議は市民に向き合う意思が見られない。その具体的な傍証はこちらでも指摘しておいた。減税日本ゴヤの市議の中で、3名の方が「連絡所」の開設に必要な看板を設置しておらず、つまり中区に関しては区民は減税日本ゴヤの市議に一切の陳情、誓願などの連絡ができないという事になる。(北区の園田晴夫については、相変わらず事務所(ビルの3階)に居る時だけ看板を表に出しているようで、常にはどこが事務所かわからない。近所の店に「この近くに市議さんの事務所があると聞いたのですが」と聞いてみても、その店舗の人は事務所の存在を知らなかった)

 隠れてるの?


 河村市長は「0.6%減税」を9月定例会に載せるにあたって「民意!民意!」と季節はずれのセミのように鳴いていますが、市長選よりも市議選の方が「民意」としては新しく、市議選の「民意」は「0.6%減税」に約23万票しか投じられてはいない。

 そもそも本当にそうやって「民意」を気にするのなら何故「民意」を聞こうとしない?

 つまり、河村市長やら減税日本ゴヤの市議たちにとって、市長選挙における約66万票の得票が説得力なんだろう。つまり「民意」は尊重されているのではなく、詭弁の論拠に使われているに過ぎない。
 そもそもこの66万票というのも市長辞任に付いては当時から大義名分がないと言われ、結局同時に行われた知事選、解散の賛否に対する投票行動を誘導するための辞任であったろうと理解できる(それ以外、理解できない。本人は「大村氏との友情」のような事を言っているが、では河村市長は市民からの付託よりも個人的な友情を尊重して市長の椅子を投げ出した事になる)

 このような明白な選挙誘導は社会学では「プレビシットの危険」とみなされている。ここまでメディアが発達したなかでは「プレビシット」なんて恥ずかしくてなかなか実例がないが、この市長辞任に大義名分がないトリプル選挙ほど明確な「プレビシット」はない。社会学を専攻されている方には良い具体例になるだろう。そしてここで何が行われたか、詳細に調査してみれば河村市長の愚行は永遠に歴史に残る事になる、メデタシメデタシ。


 まあ、こんな事もとりあえずは良くて。

 実際にこのように「民意」といいつつも実は「民意」など尊重するつもりが端からない、つまりは「嘘」を平気でつける河村市長のメンタリティは完全に減税日本ゴヤの市議に引き継がれている。


 上で指摘した「連絡所」未開設の市議に守山区の松山豊一市議が居る。

 この方は特異な存在で、7月5日に「市議の関連会社と役職」という情報が公開された際に一躍有名になった「メディウムジャパン」という会社の役員をしていた。(参照)

 「していた」という過去形を使ったのにも重みがある。登記簿を確認すると3月11日、つまり投開票の前日に役員を辞職(解任?)されている。役員は辞めているけれども会社の籍はまだあるらしい。


 さて、写真は守山区にある松山市議の事務所といわれる建物である。こういった建物があるのならそこに「連絡所」の看板ぐらい置けばいいだろうに何故か置かれていない。
 そして、常日頃はこうやって硬くシャッターが閉められ、いわゆる「シャッター通り」を形成している。

 地元住民からの要望があって、先ごろここで市政報告会が開かれたらしい。
 こう要望するぐらいだから、その市民は松山市議にも期待するものがあったのでしょうが。その席上この方は「事務所がこうやってあるのだから、もう少し開けておいて地元の人が訪れることができるようにして欲しい」と要望されたそうです。

 それに対する松山市議の回答は「自分は兼業なので、会社の仕事もある、なかなか事務所を開ける事はできない」というものだったそうです。


 ところがですね。この松山市議、実際にはメディウムジャパンなる会社には出社していないそうなんですよ。ほとんど毎日、市庁東庁舎の減税日本ゴヤの控室に「出社」しているそうなんですね。では、控室で何かやっているのかといえば、別に何もやっていない。挙句の果ては先日書いたような「済藤市議と足を絡めあって寝ていた」というような、それこそ高校生か中学生のような話が市議の控室で現出する事になる。( http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10989452880.html#main )


 許せないのは、市民に向き合おうという姿勢になれば幾らでも可能なのにそれをしようとしない。先日書いたような「幼稚」さ( http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10995751181.html )とそこから来る驕りの姿勢なんでしょうね。

 「地位」とはそもそもその人物を見て、ふさわしいからと与えられるものではない。その者に試しにその地位を与えてみて、どのように職責を果たすものか見届けるために与えられるものである。その意味で「地位」とは結果ではなく機会なのである。「幼稚」な彼等には判らない。


 河村市長が「減税論」の中で「ろくでもない市議の姿」を描いているが、それは誰の事を描いているのだろうか。





 今、ある文章が手元にある。「<政審より>」と題された文章だが。内容を転記する。
引用開始 >>>

「☆三大公約の実現に向けて (各8人〜9人)
◎800万円議員報酬の恒久化
 ○大村、余語、湯川、林、中村孝道
◎地域委員会
 ○鹿島、黒川、近藤、鈴木、玉置
◎市県民税10%減税
 ○山田、片桐、富田、松山、宇佐美、富口、河合

☆地域委員会 市民意見交換会
 別紙のように「検証のための市民意見交換会」が開催されます。
 一人でも多くの参加をお願いします。

☆9月例会 個人質問について
 現在、下記の方々の参加予定を頂いています。8月21日現在
 荒川、富口、山田、大村、黒川、
 済藤、加藤、中村孝道


 ※10〜12名のご参加をお願い致します。
 ※最終は9月7日までですが、会派内の受付は8月中とします。
 ※質問日は、14日(水)、15日(木)、16日(金)になる予定です。


<<< 引用終了

 どうも、この9月定例会に向けた減税日本ゴヤの会派内資料らしい。実は今度の9月定例会は、世間的(マスコミ的)には市長の「0.6%減税案」提出がテーマになっているけれども、通例で言うと大きな課題がある筈で、それがすっぽり抜け落ちている。

 けど、それが何かは、今は教えてあげない。9月の中旬以降になったら公表します。

 こういうことも、市民と語り合えば自ずと判る事だろうと思うけれども、そういった先人の知恵とかを軽視する幼稚な態度をとっているから、こういう大きな欠落を来たす。


 まあ、あれこれ気になるところもありますけど、大きくは「市県民税10%減税」ですね。「県民税」について市議がどうにかするの?ここも「他者性の成立」というものが遅れている「幼稚」さを感じさせますね。県議は馬鹿で、自分たちが指導でもしないとダメだって?

 更に、マスコミ報道でもこの9月定例会における「0.6%減税」の市長提案は困難を伴う作業である事は明白なのに、なんでも富口市議は議員提案にして自分が提案者になるって報道されていますね。

 もし、提案理由説明ができるというのなら、今、それをまとめてHPにでも提示して御覧なさいな。そもそも「議員報酬の半減で待機児童ゼロが可能」と公約で間違った事を言ってしまった反省がないんじゃないんですかね。更に言うと、早く公約の市政報告会ぐらい開催しなさいよ。松山市議の方が先になっちゃったじゃないですか。
( http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10902983214.html )
( http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10929979253.html )


 この富口市議、それと則竹元市議更に、若い頃の河村市長は良く似ていますね。類型的に同じなんでしょうかね。

 河村市長には時代の風が有利に働いたんでしょう(けど、結局陣笠しかできなかったけど)そして、則竹元市議は本当に不幸な結果になってしまった。

 この3人に共通する事はいくつもあるわけですけど、その中のひとつは「ヒトの言う事を聞かない」という事なんでしょうね。それは「信念のヒト」と思えるかも知れませんが、私には単に臆病なだけに見えるんですけど。

浅井団長、田山幹事長、山田幹事、富口幹事、済藤市議、湯川市議、宇佐美市議。

大体、この辺りが常に減税日本ゴヤの控室に「通勤」されている方々だそうです。

 ちょっと、話は脱線しますが。これらの人々は、だから思いません?市長の言っていた事はでたらめだって。「市議は年間80日で1600万円」と言っていたわけでしょう?毎日東庁舎に「通勤」されているあなた方自身の姿が、その言葉が誤りであったという証拠じゃないですか。

 脱線を戻して。

 で、控室やら、市長室で何を話しているか知りませんがね。

 そんなに市長を向く暇があったら、地元で市民と向き合いなさい。

 あなた方が本当に考えるべき事柄は、その紙には書かれていません。
 あなた方が本当に考えるべき事柄は、あなた方の仲間や、ましてや市長は知りません。
 あなた方が本当に考えるべき事柄は、あなた方の地元にあります。