市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

名古屋市民よ、なぜ怒らない!

うーん、呆れかえるという以外に言葉がない。
前回の後教授への疑問というのは、端的にいって、民意なるものに疑問なく賛意を表す、または、民主主義なるものに、絶大の信頼を置かれ、そしてその民意(大衆の人気)のもと、政権を狙うとした「希望の党」に対する肯定に疑問を持ったものだった。

選挙の結果が出るまでには掲載したいと、少々無茶苦茶な状態で掲載したので、あちこちおかしな事になっているが、ご容赦願いたい。

おかしなことになっているのは、このブログだけではなく、先方(希望の党)自体もおかしなことになっており、急激な失速を見せている。小池百合子が出馬しなければ「おしまい」という後教授の予言は当たっており、ここはお見事。

今では「希望の党」ではなく「気泡の党」と呼ばれ、泡沫候補の党となっているようだ。

しかし、見事なものだ。

未来の党」といい、この「希望の党」といい。河村市長はミダス王か?
触れるモノ全てが虚しく変わっていく。

「選挙モンスター」「政界の読みは天才的」という言葉を聞いたことがあるが、そんな評価も過大と言わざるを得ない。今までは単に、運が良かっただけ。サイコロの目がうまく出ていただけで、本人は何もしていないし、そもそも何かできるような人物ではない。そういった展望を構想するような能力も、それを実現させていくプランニングの能力も、実現への強い信念もない。サイコロの目がうまく出ている間、何もしていないのに税金で食えて「ウハウハ」だった間に、こうした考える能力が腐ってしまったのだろう。いまではちょっとした論理的な思考すら構築できないし、理解も怪しい。そして、現実と、自身の妄想の狭間に落ち込んで「ヤケクソ」とばかりに焼酎を煽る。立派な人物なら、いや、まともな人間であれば、自身の想定と現実に齟齬をきたせば、何が間違っていたのか、何が足りなかったのか、反省とともに思考回路を再構築するのだろうけれども、もう駄目だ。この歳になって、反省する気力もなければ、酒の力を借りて、刹那的に自分を慰め、全ての悪い事は周囲の責任にするぐらいしかない。哀れな人生の終着点だ。こんな人物が「総理を目指す」と言っていたのだから、この国は平和で民主的な国である証拠だろう。

呆れかえっているのは、元減税の二人だ。
政策としていったい何を掲げているのかと、インターネット上を見て回っても何にも無い。


(S市議のHP残骸やブログ残骸リンク)

(Y市議のブログ残骸リンク)

希望の党は「透明性」を掲げていたはずだが、自身の政策すら説明しようとしないこの姿には呆れる。

Y市議に至っては、フェースブックを更新はしているが、コメントすら解放していない。相互認証した人だけはコメントを投稿できるようだ。お仲間の間だけ、元々自分を肯定的に承認してくれる人の言う事については聞く耳を持つが、一般有権者の意見に対しては聞く耳を持たないという態度だろうか。


(Y市議のフェースブックリンク)

こんなお二人でも、S市議は比例代表で合格ラインに入っているのだとか、それはそれで楽しみだ。国会議員ともなれば、当ブログで指摘した自宅の工事について、一般のマスコミも注意の眼を向けるだろう。今度こそちゃんとした説明責任が求められ、事実が明らかになるかもしれない。(私は、この件について、何が事実であるか判らないから、説明を求めているにすぎない)

そして、東区の空白となった市議の議席に、もう一人のY候補が補欠出戻りするのではないかといわれている。もう、むちゃくちゃ。政治的理念なんて言葉は裸足で逃げ出し、恥や外聞という言葉すらどこかへ忘れ去られているとみえる。

なんでも新聞紙上では「河村改革を全国へ広げる」とか言っているようだが。

それはこのように「テレビにちょっと出ていた有名人に近付いて、政治っぽいことをちょっと言って、人生行き詰ったら選挙に出て、うかってしまえばウハウハの税金を食う生活。たまらんですわ」という政治の改革、政治の破壊、民主主義の悪用を全国へ広げるという事だろうか。

テレビに出れば、有名になって、何かそれっぽい事を言っていれば(良くも悪くも)票が集まって、議員バッチを手に入れられる。というのは、今回の選挙でもその「ポピュリズム」は如何無く発揮されている。

さんざん批判されたはずの「このハゲ〜」女性議員が、再選されるという予想であるし、千葉県では「透析患者を殺せ」といった、相模原の殺人鬼のような元テレビアナウンサーが維新の党の比例名簿の一位を占めているという(正確に彼が書いた言葉は次のようなものだった「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」)。いったい、この国の良識というものは何処へ行ってしまったのだろうか。

(元テレビアナウンサー発言のまとめ等)
長谷川豊に関連する45件のまとめ - Togetter

この元テレビアナウンサーに一票を投じようという行為は、名古屋市民であれば批判もできない。なんせ、アレに45万票も投じてしまったのだから。周りにアレに投票した人物が溢れているのであり、その名古屋市民であれば、もし件の元テレビアナウンサーが赤じゅうたんの住人になったところで、千葉の人々を批判することはできない。

もう、減税日本については、頭からしっぽまで間違っている事は明白で、それを批判するのもバカバカしいほどなので、この程度にしておくが、もう一つ呆れかえっている事がある。


今回の選挙で、少なくない人々が「民主主義を取り戻そう」とかいっている。
なぜ、ヒトは遠くの事は見えて、声を上げるのに、足元の事には気づきもせず、声も上げないのか。

「国民として、主権が侵害されている!」として憤るのであれば、
「市民として、当然の権利が侵害されている!」となぜ怒らない。

国政の事は遠く、大きな話であるから、その声は届かないかもしれない。
しかし、この名古屋市の事は、すぐ身近で、きちんと働きかければ改善される事だ。

そして、その姿は明白に法律(それも憲法)違反であるし、条例違反なのだ!

それは何かといえば、この名古屋市において開催されていない「議会報告会」の問題だ。

2017-04-11 河村市長が改革派市長だなんて、勘違いしてはいけませんよ

もう一度言います。
名古屋市民の皆さん。

「国民として、主権が侵害されている!」として憤るのであれば、
「市民として、当然の権利が侵害されている!」となぜ怒らない。