市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

江南市議会議員候補 大藪豊数 に見る 減税日本の問題

河村たかし市長は、4月8日の市長会見で
名古屋城木造化が出来なかった場合、『一人で責任を取る』とは指示書に書いていない」と発言したようですが。
「指示書」には「本件の全責任は私が取る」と書かれています。

http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf

河村たかし市長は以前に言った事と、今言っている事が異なる事が多いようです。
こういうのを一般的に「嘘つき」というのでしょうが。こうした人に「嘘つき」という事は「人格否定」に繋がるのでしょうか?それとも単なる「事実の指摘」なのでしょうか。

ヒトに対して「嘘つき」ということ、つまり「以前言った事と、今言っている(やっている)事が異なる」事を指摘するのが「人格否定」と言われるのは、こうした相違が人間の人格として重要な事だからでしょう。

昔から「政治家は信なくば立たず」と言われていると思うのですが、現在は言を左右にし責任を逃れる事の方が政治家としての在り方なのでしょうか?
あまりに醜い姿です。

さて、江南市の市議会選挙が始まりました。

減税日本と維新の党の間で推薦するしないと揉めていた「大藪豊数」なる人物が立候補しているようです。

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江南市市議会議員選挙公報2019一部

減税日本ゴヤからも、浅井”ブロック塀”康正市議や余語さやか市議が応援に駆け付けているようです。

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「大藪豊数」なる人物は余語市議の衆議院議員選挙も応援していたようで、そうした関係から支援しているという事でしょう。

名古屋城天守閣木造復元「シンポジウム」 - 市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

本来であれば「減税日本公認」として立候補する予定だったようです。

河村たかし代表とのポスター用ツーショット写真も準備できていたようですし、

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先日の減税日本候補者お披露目でも壇上に上がっていたようでした。

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さて、この「大藪豊数」なる人物は江南市では有名だそうで、
前回の市会議員選挙では最下位落選でした。

なぜ有名かというと、コミュニティFM局の局長であるにも関わらず、自分の子どもを虐待したとして警察に逮捕され、児童虐待書類送検されているからです。
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「9歳長女を60回殴る」地域FM局長の父傷害容疑逮捕

愛知県犬山署は7日、同県江南市江森町東、コミュニティ放送局「愛知北エフエム放送」局長大藪豊数容疑者(45)を傷害容疑で逮捕し、名古屋地検一宮支部に送検した。
 発表によると、大藪容疑者は2日正午~午後9時頃、同県犬山市犬山の同放送局2階事務室で、勉強をしていた小学4年生の長女(9)に対し、「なんでこんなことが分からないのか」などと腹を立て、定規やこぶしで約60回以上、頭や顔を殴り、3週間のけがを負わせた疑い。
 犬山市役所に4日、匿名の電話があり、母親らに面談した一宮児童相談所の職員が、児童虐待の恐れがあるとして同署に通報した。大藪容疑者は以前にも長女や小学2年の長男(7)に暴行したことがあるといい、「勉強してほしかったが、やりすぎてしまった」と話しているという。

女子供に手を挙げるというのは、男として絶対に許せない。というか、私はそうしたモノを男とは認めない。*1

反省はしたのだろうか?総括はしたのだろうか?
そうした上で、公職者として立とうというのだろうか?

私には理解できない。

ちょっと面白いのは、同じ2009年5月8日の読売新聞に
河村たかし名古屋市長として就任初の記者会見を開き、DV被害を受けている被害者に独自の給付金を支給すると発表している事だ。
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もう一つ面白い事実がある。
その2009年の選挙で余語市議は公約に「子どもの虐待やおじいちゃん、おばあちゃんの孤独などをなくすため、地域の絆を創っていきます」と明言している事だ。

http://stat.ameba.jp/user_images/20110602/02/ichi-nagoyajin/42/4e/j/o0800054311265240393.jpg


河村市長が子どもの虐待対策をぶち上げ、余語市議が市議選の公約に子どもの虐待を取り上げていたころ、その虐待で書類送検された男が、月日がたって手を結んでいるとでも言うのだろうか?

私にはとてもそうとは映らない。
河村市長にしろ、余語市議にしろ、こうした自分の前言を忘れているだけではないのか。



上記記事中の写真、新聞記事は著作権法 第32条にいう「引用」であり、
公職者または公職の候補者の言動を広く知らしめるための公共目的に供する為の「引用」である。

「(適切な引用とは)紹介、参照、論評その他の目的で著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録すること」(最高裁判所昭和55年3月28日判決)



追記(4月22日):

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2019江南市議選挙開票結果
うかっちゃうんだな。
ちょろいもんです。

「人生行き詰まったら、選挙にでも出て、
うかったら税金で飲んで食って、ちょろいもんです」

有権者や、その地域の事など
何も知らず。議会での議論も耳に入れず、
ブロック塀でも作っていれば、
バカな有権者が投票してくれて、
楽チンな生活が約束される。

こういったモラルハザードを作ったのは
河村たかしだろうが。
それを放置したのは中日新聞である。

正しい情報を得ていない市民が
正しい選択ができるわけがない。
民主主義を暴走させるのは
先の大戦の例を引くまでもなく)
民主主義を暴走させ、迷走させるのは、
伝えるべきを伝えぬメディアの蒙昧である。

まるで社会が、目をつむって運転する車両に見える。



告知:
名古屋城天守有形文化財登録を求める会」が起こした名古屋城木造化事業における住民訴訟
第一回公判の日程が決まりました。
5月16日(木)午後2時より
名古屋地方裁判所 第1102法廷 です。

名古屋城天守の有形文化財登録を求める会


*1:性差別だの煩い、プリンシプルを持って何が悪いか