"Winter on Fire" とは
Netflix オリジナルのドキュメント "Winter on Fire" が YouTube で公開されている。
ウクライナにおけるマイダン革命(2014年)を描いたドキュメントだ。
(私は今のロシア侵攻はこの時から始まっていると認識している)
2013年11月21日、親ロ派のヤヌコビッチ大統領が、大統領選挙の際に掲げた EU協調路線を反故にした。これに抗議する市民が、首都キーフの独立広場(マイダン)を中心に集まり、占拠し、政府の弾圧に抵抗した。ドキュメントでは市民の中に分け入り、93日間の反抗の模様を描く。
Netflix が公式に掲載しているのだから権利関係もクリアされているのだろう。
似たようなドキュメントとして、オリバー・ストーン監督の「ウクライナ・オン・ファイヤー」というドキュメントもある。こちらはウクライナ当局者やプーチンなどにオリバー・ストーンがインタビューを行い、まったく違う視点から、まったく違う見方を描いている。
・・・そして、「ウクライナはネオナチだ」とか、「ウクライナのロシアからの離反(NATO接近は)西欧の資本の陰謀だ」と言うような意見の元となっているようだ。名前も似ているので紛らわしい。
上の Netflix "Winter on Fire" を見てから「ウクライナ・オン・ファイヤー」を見ると、同じ事柄をどれだけ異なって伝えられるか、興味深いものがある。
オリバー・ストーンの「ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕」はこちらだ。
今回、 Netflix "Winter on Fire" が公開されたのに合わせて、ある人に見てほしいと伝えたところ「日本語じゃないのでわからない」と言われ、自動翻訳の方法を説明してもできないとのことなので、その方法を以下に掲載することにした。
自動翻訳なので正確ではないが、十分に伝わることと思う。
追記(2022.3.15):
有志の方が日本語字幕を付けたものを掲載されているようだ.
youtubexternalcc.netlify.app
右の方の "Select a language" をクリックして "Japanese" を選択
下の "Select version" をクリックして「日本語字幕(1)」などを選択.
再生すると,日本語字幕を付けて見れます.
"Winter on Fire" を日本語字幕で見る方法
まずは、オリジナルの英語字幕の様子。
画面の下に四角いマークと歯車のようなマークが有り、四角いマークの下に赤い線が表示されている。この赤い線が表示されていないようなら、四角いマークをマウスでクリックして表示されるように変更しておく。
次は、四角いマークの隣の歯車のようなマーク(設定)にマウスを合わせ、クリックする。
すると、「設定項目」が選択できるので「字幕」を選択する(マウスでクリックする)
すると、「オフ」、「英語」、「自動翻訳」が選べるので「自動翻訳」を選択
今度は自動翻訳する言語の選択になるが、たくさんある。日本語は一番下なので。
1.「マウスホイール」が使えるならこれを使って選ぶ
2.または、右側のスクロールバーで下に下げる
「日本語」が表示されたらマウスを「日本語」に合わせクリックして選択。
先程の表示が日本語に自動翻訳される。
追記:
ちなみに,この彼が着ているマフラーにプリントされている男性は,ステファン・バンデーラ(ステパン・バンデーラ)で,ウクライナ民族主義者組織(OUN)の指導者だ.独ソ戦の前にナチス・ドイツに協力をし,ウクライナの脱ロシア(脱ソビエト)を画策.結果的にドイツ,ソビエトの双方を敵に回した.
第二次世界大戦後,ウクライナを併合したソビエト連邦政府は,OUNがナチス・ドイツに協力し,ソビエトに反抗したとしてOUNとバンデーラを「ナチス」と認定し,そう教育した.(日本国内でも「OUNはナチズム」とする人は居るようだ)1991年ウクライナの分離独立後,バンデーラの自主独立路線が再評価され,ウクライナ政府によりキーフの「モスクワ通り」は「ステファン・バンデーラ通り」と改名され,ウクライナにおいては脱ロシア,自主独立の英雄と見直されている.
しかし,「OUN,バンデーラはナチズム」と見る人はこのシャツを着ている彼も「ネオナチ」とか言うのかも知れない.