市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

日曜版:小ネタ集

 済藤実咲市議と山田真奈市議の話題を含みます。本日は!(何故か倒置法)
 日曜日ということもあり(何故かはナイショ)細かいトピックスに幾つか触れてみます。この中で久しぶりに済藤実咲市議の話題が含まれていますので、またアクセスが増えると嬉しいです。

 河村ファイナルの「市民税減税7%修正案」は否決されて、ほとんど来年中の市民税減税は実現不可能の情勢ですが、この見通しなどについてはまた後ほど述べます。
 この修正案は減税日本ゴヤ市議団の提出案件と言うことに成っておりますが、では、実際にどのような「修正案」で、どのような提案趣旨であったのか、正式なコメントに触れていません。(新聞報道等の提案趣旨は知っていますが、それがフォーマルな発表だと思っているのかな?横井自民党市議団々長に、浅井団長が「明日の新聞で」と、じゃぱネットたかた方式で知らせたわけだけど、市民に対してもそういうつもりなのか知らん?)

 こういう時に、公式ホームページの一つぐらい持っているべきですよね。
 いったい何時になったら公式ホームページができるんでしょうか?

 というわけで、各市議のブログ等を巡回してみました。

 その中で、久しぶりに済藤実咲市議のブログに気になる文章があったので、指摘しておきます。
 文章の趣旨は、今回の7%修正案の提出理由を説明されようとしていると思うのですが、すいません私には論旨がわかりませんでした。しかし、何を言われたいか判りませんが、説明しようとされた意思は尊重したいと思います。
 その文章の中で

『言ってみせ、やってみせ、誉めて伸ばす』故、山本五十六氏の言葉でもあります。

 という発言がありますが。

 旧連合艦隊司令長官山本五十六元帥の言葉であるならば。
 「やってみせ、言って聞かせて、させてみて。
         ほめてやらねば、ひとは動かじ」
 であると思います。

 せっかくの日本の文化なのですから、ちゃんと伝えて尊重していきたいものです。

 済藤市議へのコメントは以上です。
 次は山田市議です。山田市議については既に「市議失格」とみなしておりますので、何をされようと基本的にど〜でもいいです。ところで、真面目に愛知5区から国政転進を考えているのですか?絶対に無理ですからお止めなさい。余分な一言ですが、7日の本会議での提案趣旨説明で「財政出動が必要」と言われましたね?
 名古屋市がなぜ積極的な「財政出動」ができないのか。理解されていますか?
 それは、積極的な市債発行ができないからです。
 リチャード・クー氏や、ケインジアンが推奨するような公債による財政出動、景気刺激策を名古屋は今取れません。なぜか?

 それは、河村市長が「減税政策」にこだわっているために市債発行が制限されているからですよ。彼が「減税政策」を止める事にすれば、直ぐにでも市債発行をして強力な財政出動を組むこともできるでしょう。まったく、言っていることが逆ですよ。
 こんな事で国政進出なんて、無理無理。

 でだ、幹事であり、政審副会長で趣旨説明を読み上げた山田市議に言いますが、提案趣旨説明と、修正案を市民に知らせる気は無いのか?なんだ、このブログの体たらくは。7月31日以来、10月2日まで放置して「不誠実を重ねました。本当にごめんなさい」と謝っておいて、今回は看板公約の「10%減税」を「7%減税」に「負けてください」って話なのに、市民に対して一切説明無し?考えられない。

 是非、話に聞く趣旨説明文の「当面の間、恒久化」というすばらしい日本語を読みたい。

 その他、確認していきましょう。団長である浅井市議のホームページ、政策のページ。私がこのページを確認したのが8月18日で、その時から減税率は書かれていませんでした。勿論、公報には「10%」の明記があります。そして、どこをどう突いても、今回の修正案についての説明はありません。(リコール署名簿流出の際の謝罪等もありませんね)

 ついでに、筆が滑って書いちゃいますが。
 ある県議Mさんはある市議Aさんの会社の事務所を自身の県会議員事務所として使っています。この理由は「損失補てん(?)」だったようです。MさんはAさんに選挙前「どうせ減税日本は10人程度しか当選しないから、議員報酬は改正されず、1600万円のままだよ」とか言ったそうです(ままでも、1400万円だったのですけど)。しかし、思った以上に議席も伸びて市議報酬800万円が実現してしまいました。800万円では生活が成り立たない(自身の会社の借金がドカンとあるために、その利払いだけでもたいへんだ)その為に、Mは毎月1●万円の家賃をAに払っているようです。Aはこの事務所について、土地を借りているだけで地代を●万円払っていますので、その差額が「損失補てん(?)」という事のようです。

 そして、この県議は事ある毎にこの事務所を引き払いたいと考えているようです。
 まあ、そりゃそうでしょう。この家賃負担は大変ですからね。

 この両人の関係は相当にコジレている様ですね。
 年明けに両人と共通の後援会でバス旅行が企画されたそうなのですが、市議が避けて欲しいと予め県議に伝えていた日程に実施日が決められたことから、この両人が大喧嘩をしたようですね。地元後援者はそろそろ飽き飽きしてきているそうですよ。

 そういえば、この市議さんは今の立場の前は「仲良し係」だったのですから、もっと仲良くしなけりゃ。

市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を!-田山SS
 次は、幹事長である田山市議だね。
 左に今のホームページのスナップショットがありますが、やはり提案説明等はなし、上部に公約である「10%」が燦然と輝いていますね。


市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を!-富口SS
 この様子はやはり、幹事であり。財政福祉委員会副委員長である富口市議のホームページでも同じです。左にスナップショットを張っておきます。とりあえず7%について書かれていますけど、書くだけの意識はあったのなら、ちゃんとした説明とかはしないのでしょうか?できないの?
 たとえば、正式な修正案の文章と、提案趣旨の原稿をアップロードするだけですよね。
 能力がないのか、誠意がないのか?

 さ〜て、その他のサイトについては特に触れることもないですね。
 最新記事が「9月定例会終了」という話題の人もいますし。

 そういえば、鹿島市議(政審会長)がブログで10%原案に賛成起立をしたかったというような事を書いていますね。

 ああ。この話(10%原案賛成起立)に移る前に、減税財源の話で減税日本ゴヤから残業手当の3割削減案を提示した人がいたということですけど、これ松山市議なんですか?

市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を!-個別の六人
 さて、7日の本会議場でざわめきが起きた「10%原案賛成起立」ですが。この経緯について色々と聞いていくと、ほとんど個別に決定したということで、思わず「個別主義者(Individualist)」という言葉が思い浮かんでしまいましたので、左のようなアイコンを勝手に作りました。名づけて「個別の六人」については当ブログ内の「減税日本ナゴヤ議員情報」からの個別ページにマークをつけましたので参照してください。(はいはい、そこの出典についてアレコレ言っている人は、私同様病気と自覚しましょう。出典については知らない方が健全な生活を送れますから)
 ところで、この「個別の六人」について、処分が下るという話も出ているようですが、C日新聞のK島記者まで「公約を守って起立した彼等を処分するのであれば、その処分については批判的な記事を書く」というような事を言っているようで。全体的な受け止め方としてはやはり「公約をまもって意地を張った六人」と好意的に捉えられているようです。

 実は、問題となっているのが。委員会審議で、公明党が離反せずに。委員会において修正案が可決された場合、逆に、本会議採決でこれら離反者が否決に回って、修正案が否決されるという恐れは無いかということなのだそうです。
 公明党としても修正案に乗るからには、公約等で訴えてきたことを曲げるというリスクを背負っているわけで、そんな危険を冒してまで乗った修正案を、減税日本ゴヤの内部分裂で無に帰されては危険を冒す甲斐がない。という推測が出ています。

 これについては色々な観察があって「実は委員会審議で可決が成った場合、本会議で否決する意思を持っていた者が8人居た」とか、同様な推測で最大「10人」説まで流れています(この中にはあっと驚くような人物まで含まれて居ます)
 それらの人は「けれども、委員会審議で公明党が乗ってこないことがハッキリして、原案、修正案ともに否決されるのであれば、党の意見に反して行動しても意味がない」と党の方針に従い。それでも両案に立ったのが6人である」という分析を語ります。

 また「7%を否決しようという市議は減税日本には居なかった。そんな事をすれば完全に党が割れるわけで、そこまで踏み込めないだろう」という意見もあった。

 なんにせよ、自らが掲げた公約である「10%案」を否決するわけで、それがどういう意味を持つか。なぜ、こんな矛盾に落ち込まなければならないか。以前、田山幹事長が「議会報告会開催を求める請願の意思表明」において、ズッポシ矛盾に落ち込んで。それを捉えて私は「本日、なぜあほうが立たされるかについて」という文章を書きましたが。(※1)

 これは、結局河村の発言や意思が矛盾しているから、どこかでその歪が表面化するということなのですよ。以前に書いたように。「多分、今一番この問題で苦慮しているのは、減税日本ゴヤの市議たちでしょう。彼らは『板ばさみ』になっています。何と何が彼等を板ばさみにしているか。それは『嘘』と『真実』です。(まだ、板ばさみにもなっていない、『真実』を見失ったような市議にはかける言葉も持ちません)誠意ある市議であれば、この板ばさみ、袋小路に気が付く筈です」


※1:このブログは「ど直球の正論だけど、たまに極論に走る」という評をいただきましたが。その議会報告会の請願に対する批判は、確かに「極論」ですね。
 そんなに反省しませんけど。