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嘱託職員不正採用問題調査チームについての市長会見記録

 昨年発覚した所謂「名古屋市嘱託職員不正採用問題/不正口利き疑惑」について、弁護士による第三者調査チームは結果として河村市長によって選挙のための政治利用をされただけなのではないかという疑問が沸いている。

 その事実関係を確認する為に、市長定例記者会見より関連事項を抽出してみた。

1.調査チームの組織化について、昨年の「減税日本政党化」の時と同様の期日の先延ばしが見られる。
 またはハッキリした目処も無いままにあたかも既に確定した事実があるかのように語っている。

 所謂「(減税日本政党化)やるやる詐欺」「(5人目の国会議員)居る居る詐欺」と言われた事象に似ていますね。

2.調査チームができた後の報告の取り扱い、中間報告の提出時期なども、河村市長の中でしっかり固まって居ない様子がわかる。

3.そういった報告を受けて、どのようなアクションを起こすのかについても不明な点が多い。

更に。
本日、5月24日に検察がこの3人の職員に対して不起訴(起訴猶予)という結論を出したようだ。
検察の不起訴の判断について、理由がハッキリしない。また、3人の触法状態は(特に、答案を改ざんした一人は明確に)自白があるだけに。

あくまで推測だが、違法事実と社会的制裁のバランスが取れていないと判断したのかと思われる。

確かに「不正採用」ということの重さはあるにせよ、単年度契約の嘱託職員であり、給与も驚くような金額ではない。
そうやって得られたものと、すでに社会的制裁として受けている罰とがアンバランスと判断されたのではないだろうか?
また、そもそも不正を働いたという職員には直接的な不正利益がない。

この市長記者会見や、市長選挙の際に河村氏が大きな声で騒ぎまわった「不正採用問題/不正口利き疑惑」だが、検察としてその実態を見た場合には、ここで「不起訴」が相当であると。

この抜粋にも見られるが、この問題を河村市長は大きく見せようとしている。

しかし、実際は「それほど大きな話ではなかった」ということなのでは無いだろうか。

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// 平成24年12月28日

◎嘱託職員の不正採用について(その1)

(記者) 嘱託職員の不正採用の件で、弁護士会に調査チームの設置をお願いするということでしたが、準備状況と、調査期間、いつごろから本格的な調査が始まるのか、決まっていれば教えてください。


(市長) 昨日ぐらい、一昨日といいますか、市の仕組みの中で、その調査チームをどうやって位置付けるかということで、議論しておりまして。今日ぐらいにはまとまらんかな。今日ぐらいのところでは、どこの中にどういうふうに位置付けるかということを。

 弁護士会とは、それとは別に、向こうで準備はそれなりに進めていってくださいよと言ってありますけれど、結論が出次第、結論というか、出次第入ってきてもらって、必要な調査を進めていってもらう。ならびに再発防止策も、まず調査をやってからですけれど、やって同時にといいますか、ご提言をいただくように。そういうふうにやっております。


(記者) 着手自体は、そうすると年明けぐらいになりそうですか。


(市長) 実際、やりかけるのはね。今日がちょうど最終日だもんで。えらい日に重なっていますけれど。


(記者) 4月に市長の方に情報があって、今までいろいろ聞き取り等されてきたと思うのですが、その中で解明できなかった部分を弁護士の調査チームにということだと思うのですが、どういうふうな調査をするということになるのでしょうか。


(市長) それはこれから相談せないかんですけれど、必要な調査は全てするということです。
 処分もしないといかんですからね。もう一方。行政処分もありまして。相当きちっとやっていただきたいと。相当といって、当たり前ですけれど。


(記者) その中には、口利きがあったとされる市議さんへの聞き取りというのも含まれるのですか。


(市長) それはまたその委員会が決められると思いますけれど、全般にわたってということになると思います。


(記者) 実際、その聞き取りをしないと、真相の解明というのはなかなか難しいのかなという気がするのですが。


(市長) その辺、僕があまり内容まで立ち入って言ってしまうと、委員会になりませんので。当然そういうふうな話も含めて、皆さんで、弁護士さんが議論されて進められると思います。


(記者) あと、答案のチェックというのは、もう既に始まっていると理解していいのですか。


(市長) いや、まだですね。今日、今、指示したと。先ほど。全局長に対してね。


(記者) 先ほどの行政監理委員会の内容について、差し支えない範囲で、どういうふうなお話をされたかというのは教えていただけないでしょうか。


(市長) とんでもない事態だということですね、まず。答案偽造という。ということの自覚を持ってほしい、自覚と認識を持ってほしいということで、1つは、今言いましたように、徹底した真相解明をすると。

 まず初めとして、1600人とされておりますね。これもきちっとまだ、そのぐらいでないかということですけれど、公募による嘱託職員の答案用紙について、まず全部チェックするということですね。

 局長の責任においてということになると思いますけれど。システム的には総務局長なのか、全体を束ねるのはね。そういう仕組みの中ですけれど。

 それから、必要な情報提供等を行ってほしいと。ホットライン、または直接でもいいですけれど。ということ。

 それから、綱紀粛正に努めてほしいということと、来年度の採用に向けてですね。、これは、どうするかということなのかな。注意を十分払ってほしいということです。今のままで、公募の嘱託で、局長の権限でやるのかどうなのかも含めて検討してほしいという、3つ指示させていただいたということです。


(記者) その今回関わったとされる3人の職員の方は、今はどういう。


(市長) 今は休暇ということを。有給休暇ですか。休暇ということです。


(略) 


◎嘱託職員の不正採用について(その2)
(記者) 議会の方は、百条委員会を設置しない方向で話が進んでいますが、このことについてどのように思われますか。


(市長) それは議会のやられることですけれど、そんなふうには私は解釈していませんけど。


(記者) というと。


(市長) いろんな疑惑があれば、それは議会が決められることですよ。だけど、別に、役人の中のことでもぜひ厳しくチェックをいただきたいわけでね、議会の皆さんには。ですから、市民の代弁者として、大いに厳しいチェックをいただいた方がええと思いますけど。私は。いろんな方法があると思いますけど。それは。


 私も呼び出されても結構ですので。答案用紙が偽造されていたと。白昼堂々、それも3人のまた幹部職員によってということですので、相当な、市民の皆さんのために、信頼を回復するために、いろんなことがなされるというのは必要なことだと思います。


 僕は僕で全力を挙げてやりますけれど。議会は議会だで、あまり言ってはあれですけれど、ぜひ市民の代表として適切にやっていただきたいなと思います。




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// 平成25年1月4日

(市長) (略)例えば名古屋大学で、入試で答案偽造事件があったと。その偽造答案が出てきたと。それが、個人的に採点員が1人、誰かから金をもらってやったんじゃないと。組織的に、学生部長と学生課長と答案の作成委員がそれを、もしごまかしとったら、これは、学長は辞任ですよ


 少なくとも、予備校に行っとる皆さんも、私もずっと学生をやってきましたけれど、採点には偽造はないだろうというのは、学生を続ける絶対のベースだし、このままやっとったら、名古屋市の小学生、中学生に何を言ったらいいんですか、私は。教えてくださいよ。


 こんなことで何もしなかったら、ええかげんに済ませたら、私は名古屋市立の小学生、中学生に、何を言ったらいいんですか。それほどまでに危機感を感じておりまして、議会と力を合わせてやらないといかんというふうに思っております。


(略)


(記者) 弁護士会による調査チームの着手は年明けとされていましたが、いつぐらいになりそうですか。


(市長) なるべく早く。今、どういう機構の中に置くかということで。要項だけでいいという説もありますし、新たな仕組みを作るかというのがありますけれど、今、それを検討しとるところですから、ちょっとまだ。


 弁護士会の方にはもう依頼しまして、向こうは向こうで進んでいただいとるようです。


(記者) 確認ですが、今回にまつわる別の事案というのは、いわゆる口利きでもって何らかアクションを起こしたケースということですか。


(市長) そういうのもあるのではないかと考えるのも、市民の皆さんからすれば当然でしょう。
 そう考えるのも当然だから、こっちが立証責任があるわけですよ。そうでないとか、こういうことがありましたけれど一切しませんとか、ということです。




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// 平成25年1月15日

◎嘱託職員の不正採用問題について(その1)

(記者) 嘱託職員の不正採用問題について、先週、採用試験の当面の見直し策というのを発表されたと思うのですが、そのほか、弁護士による調査チームの設置を含めて、その後の進捗状況というか、対策の状況をお聞かせください。


(市長) 今、これを、第三者により独立的にやるということは、絶対的に必要だと思いますよ。なぜかといったら、長年の、いわゆる議会ならびに行政、それから行政の内部そのものということのしがらみといいますか、そういうものがどういうものであるかということを、真相を解明しないといけませんので、独立の機関が必要だということで、弁護士会にお願いしてあったということです。

 それを今の法体系の中にどういう風に置くかということで、1つは、名古屋市職員倫理審査会というのがありますが、もう一方、市長は、当然ですけれど、これは権利というより責任の方ですけれども、名古屋市全体の行政を、当たり前ですけれどきちっと行うという務めがありまして、それにまつわる当然のことながら、調査権限というか、調査義務がありまして、そちらで置くかということで、ちょっと調整をしております。

 今日中ぐらいか、かかっても明日ぐらいには結論を出しまして、早く弁護士会に任用したいと思っております。これはきっちりやらせていただきます。当たり前ですけれど、私も責任があることですので。




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// 平成25年1月21日

(市長)それから、次に、嘱託員不正採用問題への対応について、ご報告いたします。

 先日の記者会見では、いわゆる弁護士による調査チームの設置について、調整している最中とお話しさせていただきました。

 以前にもお話ししましたように、私自身が責任を持ちまして、この調査を実施してまいりたいと強く感じております。そこで、今回の調査は、新たに委嘱する調査員が独立して行うこととし、近く愛知県弁護士会に正式に人選をお願いすることとしました。


(記者) 調査チームについて少し追加で伺います。調査チームの規模ですとかチーム発足の時期については、もう決まっているものはありますでしょうか。また、調査の進め方についてお考えがあれば、お聞かせください。


(市長) 先日、愛知県弁護士会の担当副会長さんとお話ししまして、弁護士会からの意見では、大体6名程度になるのではないかというお話です。

 それから、発足の時期は、今向こうの方で準備されとるところで、まだ、いつとは言いませんが、25日(金曜日)に(弁護士会の)委員会があるそうですので、それには間に合うようにというふうに伺っております。


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// 平成25年2月4日

(市長)次に、嘱託員不正採用問題。答案偽造問題と、私はそちらの言い方をしておりますけれど、への対応についてご報告します。

 先月(1月24日(木曜日))、愛知県弁護士会に専門調査委員の人選をお願いし、先週、愛知県弁護士会から6名の弁護士の方の推薦をいただきました。明日、私から6名の方に、委嘱状を直接交付したいと考えております。

(略)

(記者) 不正採用の関係ですが、調査の期間というか、取りまとめのめどみたいなものは、どういった形になるのでしょうか。


(市長) これから相談しますけれど、僕がこの間言いましたのは、3カ月というか、その辺のところが一応のめどで。「1カ月ぐらいのところで中間報告というようなものもやってもらうとええがな」ということは言いました。明日またきちっと相談します。


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// 平成25年2月12日

(記者) 実際関わった職員の処分なのですが、今のところどういう状況にあるのですか。


(市長) これは職員の処分もそうですけれど、私自身も、私自身が処分しないといけませんし、それは当然責任がありますから。ですが、(専門調査委員の)弁護士さんの調査が今始まりますので、それを待って、(専門調査委員の)弁護士さんともその状況を相談しながら、決めたいと思います。



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// 平成25年2月18日

(記者) 間もなく4月の市長選まで2カ月となりまして、2月議会も始まりますが、市長として次の選挙に出られるかどうかということについて、今どのようにお考え方ということと、今後、いつごろまでに表明されるおつもりかをお聞かせください。

(市長) この間も言ったとおりですけれど、答案偽造事件ですね。これが今こういうふうになっておりますけれど、私は自分自身を処分しないといかんですわね。本当に。こんなの、組織的な、悪いですけれど、刑法に明らかに違反しているんですね。公文書偽造、同行使と。それからまた、職権乱用罪と。ですので、組織的に行われたということですね。

 私自身、処分しないといかんので、これじゃあ、立候補どうのこうのという気にはなりませんわね、直ちに、本当に。ちょうど、第三者機関といいますか、(専門調査委員の)弁護士さんたちによる調査のスタートしたところですので。しばらくそういう気持ちです。


(記者) それは、第三者機関から、調査チームから報告があって、再発防止策とか処分を発表された後に、ご自身の進退についても判断されるということですか。

(市長) いつかということは、ちょっと申し上げにくいということで。いかんですか。


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// 平成25年2月25日

(記者) 2月議会の冒頭で、嘱託職員の不正問題について陳謝と徹底解明の宣言をされたと思います。不正採用問題をめぐっては、市長ご自身も処分の対象となる旨の発言をこれまでにされていますが、まず1点目、どのような処分となる可能性があるのか。2点目、処分の内容によって、市長選への影響もあるのでしょうか。この2点についてお答えください。

(市長) これから処分するんですから申し上げられんと言えば、それでおしまいですけれど、僕は、「相当な話じゃないか」とよく言っていますけれどね。「あまり言うな」と役所から言われていますけれど、例えば、○○大学で仮に入試で答案偽造が行われて、それも公立大学でですよ。私(立)でもいけませんので同じですが、たまたま名古屋市役所は役所ですので、行われて、それも幹部が仮に3人ですね。

 今回の非常に重苦しいというか、深刻なところは、幹部3名の組織的な明確な犯罪だということですね。公文書偽造、同行使、それから公務員職権乱用罪という状況で、某大学の入学試験の答案が改ざんされて、その改ざん答案がそのまま出てきてしまったと。そうなったら、なかなか大変ですよ。

 ここからは今日は言うのをやめておきますけれど、学長は。誰か1人が金でももらって、夜中に入っていって、答案用紙を抜き出してごまかしたとか、これでも大変なことですけれど、白昼堂々、組織的に3名の幹部がなぜか、というのが非常に重要なんです。なぜそんなことをしたかというのが大変重要なことなんですけれど、その場合の、経営者というか、管理者というか、責任は、普通はなかなか重いと思いますよ。大変なことになっとりますよ、まず、そうなら。

 大学より市役所の方が、実は重いんですね。大学というのは、たくさんありますから。こう言っては何ですけれど。名古屋市役所は、名古屋において1個しかありませんので。

 それと、税金を預かるというものすごい権限を付託された、市民からのすごい信任の上に成り立って、その信任性を保つために。公務員に入るときに試験もありますし、常に議会によるチェックとか市民によるチェック、それから皆さんの、これだけの記者会見もやって、そういう機構の上ですから。僕は相当な重いことだなと思っております。大変なことだろうと。

(記者) 可能性としては、相当な重い処分を受けることになると。自身もそういう処分を受ける可能性もあるという認識でよろしいのですか。

(市長) 普通は、そのくらいの認識は持たないといかんのじゃないですか。と思います。

(記者) そうなった場合、市長選への影響というのは。

(市長) それはちょっと分からんですけれど。それは何とも言い難いところです。

(記者) 言い難いというのは。

(市長) 市長選は、別個の、市民の皆さんの静粛な、厳粛な審判ですので。

(記者) その審判によっては、不出馬という選択肢も出てくるということですか。

(市長) いや、まあ、選挙のことはあまり。真面目に毎日仕事をさせていただいておりますので。

(記者) 処分の件で1点確認したいのですが、いつ自分に下すのですか。処分権者は市長ですよね。

(市長) そうですね。


(記者) いつやるのですか。

(市長) だけど、今、(専門調査委員の)弁護士さんのチームでやっていただいておりますので。一定のその状況というか、内容にもよりますしね、当然。その状況を見させていただいて、また相談もさせていただきたいと思います。


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// 平成25年3月13日

(記者) 例の不正採用調査チームの調査結果を、年度内にはある程度出したいということで、弁護士チームにおっしゃったと思うのですが。

(市長) 聞いた?それ。

(記者) いや、当初おっしゃっていたのですが。

(市長) はい。

(記者) どうですか。まとまりそうですか。

(市長) 連絡だけは取らせていただいておりまして、この週末ぐらいから、弁護士の皆さんで打ち合わせをすると言っていました。そこら辺は、みんなで相談すると言っていました。

(記者) それは何の打ち合わせになるのですか。

(市長) だから、中間報告をするか、しないか。するなら、どういうふうにするかということを言っていました。

(記者) それによって、市長さんご自身の処分を決められると。

(市長) それができるか、できないかね。問題は。僕らの場合は、ここに副市長さんもおみえになりますけれど、監督責任の方なんですね。だから、今は3人ですけれど、市の職員で、実際に答案偽造に関わられた方の処分を決めて、それからその監督責任となるんですわ。

 だから、ここがきちっと決められるかどうかということで、その責任。検察庁も、判断していませんわね。まだ。検察庁もしていないという状況ですから。

 検察庁も、ただ置いておくだけじゃなくて、ヒアリングをしとるんでしょう。話によりますと。あまり言ってはいけないのか知らんけれど、うわさですけれど。だから、その状況というものが、やっぱりいいかげんにやってはいかんでしょう。

 事実を、一番最後に確定するのは最高裁判所と裁判官だと思いますけれど、そこまで行かんでも、こうであるということをきちっと確定しない限りは、この3人の処分というのは、できないでしょう、普通は。検察庁もしていないのに。

 だから、そこらも含めて、相談すると言っていましたわ。とにかく、弁護士さんが。

(記者) そうなると、市長はかねがね、一定の結論をみてから、ご自身の正式な出馬表明をするとおっしゃっていたのですが、その日は来るのですか。最高裁まで待たれたら、選挙が終わりますが。

(市長) 来んと、いかんでしょう。それも含めて、それは言ってありますよ。弁護士さんのチームに。それは言ってあります。それも含めて、相談しますということになっています。

(記者) 議会最終日までに結論が出る感じなのですか。それとも、臨時議会を開いて、減給条例とかをまた提出される感じになるのですか。

(市長) それでも、僕は一定の中間報告的なものは出してほしいと言っとるんですけれど。だけど、本当に、真相解明が最優先ですので。何といっても。たまたまこんな時期に重なっちゃっとるわけでね。ええかげんなことだったら、できないですわね。どうしてもできないと言われれば。

 だけど、相当熱心にやられておると分かっておりますので、弁護士さんの対応を、当然ですけれど、独立ですから。見させていただくよりしようがないです。

(記者) 中間報告の内容が、めどと呼べるものではなかった場合は、どうされるのですか。

(市長) それは分かりません。仮定の話も、何ともならへんがね。そんなもの。だけど、ええかげんではいかんでしょう。ええかげんでは、いけませんね。こんな組織的なこんなことは。

(記者) 報告を受けて進退表明をするという話ですと、もし次に続投の意欲ですと、一方で不祥事で謝りながら、もう一方で、ご自身はそれでも市長選に出馬するというような形になるのですが、これは、市民の理解は得られるのですか。

(市長) だから、一方的に出馬表明することはしなかったわけですよ、私は。多分、同じことを言われたと思いますよ。一方的にやれば。「あんた、何なの。こんな大事件を起こしておいて。漫然ともう一回やりますと言うわけ?」といって、なったと思いますよ。私は。

 それはやっぱりいかんだろうということで、こうやってやってきたわけですわ。

(記者) そこら辺も飲み込んで、出馬されるかどうかというのは判断される。

(市長) ん?

(記者) 市民にどう伝わるかというのもしっかりと腹に落として、進退をしっかりと表明されるということですね。

(市長) まあ、そういうことでしょう。

(記者) 真相解明ということだと、中間報告で処分は決められるのですか。

(市長) それもちょっと分からんですね。どういう内容になってくるか。相当熱心にやられていますので、とにかく相談すると言っておられましたので、そこを、お任せするというか、見守るというか。というしかないでしょう。だけど、真相解明が優先ですよ、やっぱり。



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// 平成25年4月1日

◎市長選への出馬表明と公約発表について(その1)

(記者) 市長選の告示まで1週間を切りましたが、嘱託職員の不正採用問題の中間報告のめどと、併せて、市長の正式な出馬表明の見通しについて、お願いします。

(市長) これは本当に、うそを言っとるんじゃなくて、本当は2月の議会の冒頭にやろうと思ったんですわ。出馬表明を。

 ところが、同時に、答案偽造事件ですね。不正採用の。これは幹部職員3人の組織的な犯罪ですので、大変重いということの指摘がありまして。右の手でこんなことをやっとって、自分自身に対する監督責任があるのにもかかわらず、左の手でわしはこういうことで立候補しますわというのはおかしいじゃないかという指摘があって、「確かにそうだな」ということで、そう言ってきましたけれど。

 今日も何べんか弁護士の方と連絡しておりますけれど、大変熱心に、丁寧にやっておられまして。だで、もうちょっと待ってちょうと。今の時点でも。なるべく早く。「今、書いとる」と言っていましたわ。

 ということですので、「もうちょっと待っていただきたい」ということしか、今の段階ではちょっと言えない。ヒアリングに応じられない方がありまして、その関係もあって遅れてしまったということは言っておられました。

(記者) 出馬表明に関しても、明日以降ということですか。

(市長) そういうことですね。はよ、表明って、言っとるようなものですけれど、一応正式に記者会見をやりながら、マニフェストもずっと。これは本当に自分で作っとるもんだで、大変なんですわ。当たり前ですけれど、そんなことは。

 だで、本当の確定的なやつは、そろそろ出さないといかんですけれど、選挙の告示の前に出せばいいですけれど、それをサマリー、要約してやるかどうかについては、同時に会見のときに出したいと思います。

◎市長選への出馬表明と公約発表について(その2)
(記者) 弁護士さんからの報告が仮に告示までに出なかった場合は、立候補しないということはあり得るのですか。

(市長) そういうことになってしまってもいかんもので。今、ちょっと電話して、そのことも話をしとったんですわ。

 話の中では、一応弁護士会の方から、本当に「今作っとるから」と言っていましたけれど、一定のコメントというか、は出していただいて。それはそれで立候補の記者会見をさせていただくということになると思いますけれど、出せるんじゃないかと思います。

(記者) 今までも、「出る、出る」で出ていないという状況があるので。仮に出なかった場合に、立候補されないということがあるのかどうかというのは。

(市長) それはちょっと、なかなかないと思いますけれど。

(記者) それはないわけですか。

(市長) ええ。ヒアリングに応じられない方がおられまして、そこのことでちょっと遅れてしまったということがあり。それだけであるのか、ないのか、僕も分かりませんけれど、言っておられまして。

 本当に独立してやっていただいておりますので。完全に弁護士のチームが。やっぱりそういう真相解明というのは、最優先しないといかんでね。こういうことになっておるということです。

◎不正採用にかかる調査について
(記者) 市長がおっしゃられるヒアリングに応じられないというのは、どの方が応じないのですか。役所の方ですか。

(市長) それもちょっと、私からは言いにくいものですから。正式に、ちゃんと出すときには、全部出してちょうよということになっていますので。そういうことでして。名前を言うのは、今の段階ではちょっとお許しをいただきたいということです。


これはまだ不確定ですが、この話をもう少し別の形でまとめて書きたいと思っています。