市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

地域コミュニティを破壊するもの

この問題に最初にコミットしたのは、
ゆとり教育問題」のときだった。
寺脇研(今も、「新しい公共」の委員となっていますねぇ)やら、
宮台真司(逃げ足バツグン)などが、
ゆとり教育」と、
教育に地域コミュニティの力を、
てな事を言っていたわけだ。
地元商店街の魚屋さんを招いて
子どもに一時間話してもらうとかね。
さて、
実は私の生まれ故郷は
こういった地域コミュニティが見事なまでに粉々に消えている。
そうですねぇ、20年ほど前ならば、
こういった「魚屋の大将」なんて、
軽く10人ほどは頭に浮かびましたが、
今となっては、町内に魚屋なんぞゼロです。
20年遅かったね。
というか、20年前なら、
寺脇/宮台の言っていたような「ゆとり教育」は必要なかった。
逆に、現在では彼らの言っているような「地域との協育」は無理です。
なぜか。
世界の労働時間ランキング、日本より長時間働く国は?
(CNN.co.jp)
このような報道があった。
Society at a Glavce 2011 OECD (PDF)
 こちらが、ネタもと

一名古屋人のブログ

日本人は、労働時間が長すぎるんですね。
これは、平均でしょうから、
現在の雇用のアンバランスを考慮する
と、
もっと酷い実態があると思
います。
これはなぜかというと、
必要以上の「効率化」でしょうね。
例えば、
今回の震災で、
あちこちで部品の不足が取りざたされています。
今までであれば、
「冗長性」や「安全策」ということで、
仕入先を分散化するために、
少々入荷価格が高くても、2番手、3番手のメーカにも入荷させていて、
そういったメーカーにも供給ノウハウを分散させていたものです。
ところが、今、はこんな事は許されません。
一円でも安く。「二番じゃダメなんです」
二番では入荷は許されません。
もしも、入札価格が高くて仕入れをしてしまえば後から
「情実では?」と疑われてしまいます。
危機管理に対する現場の気持ちが、
ドルマネジメントに通らないのですね、
それは、トップマネジメントが  バ カ だからです。
あほのように、下請けをいじめれば「コストカッター」と賞賛される風潮が、
こういった混乱期に弱点を露呈するのです。
(おお、おもいっきり話が脱線しましたが)
このように、1番競争に晒されている社会では、
労務管理なんぞ二の次、三の次です。
働く、処理能力のある者、所へは、
仕事が偏重し、
金はできるかもしれませんが、時間を奪います。
また、そこからあぶれた人たちは、
時間はあるかもしれませんが、
お金が無いために社会にコミットすることができません。
地域社会をぶっ壊したのは、
異常な効率を求める社会であり、
それは、一円でも安い商品を買おうとしたあなたの結果なのです。
(デフレで、安くなることを喜ぶのは、
典型的な合成の誤謬です)
(どうでもいいけど。amebro って制約やバグが多すぎますね)