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一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

減税日本収支報告書

 名古屋市次期総合計画タウンミーティングに参加しましょう!
 名古屋市:名古屋市次期総合計画タウンミーティング(市政情報)



追記:
唐突ですが。
中村孝道市議の「公正証書」についてはこちらで触れています。
補足はこちらにあります。
                     ・・・唐突ですが。

 さて、本日はやたら数字が並びます。
 数字ばかりでは「味気ない」ので、味気があるリンクも豊富にご用意しました。
 十分、目の保養になると思います。

政治団体政治資金収支報告書総務省や愛知県の選挙管理委員会によって、ネット上で公開されている。
 総務省|政治資金収支報告書及び政党交付金使途等報告書
 政治資金収支報告書 - 愛知県

 この中に、減税日本東京の収支報告書が掲載されている。
 "減税日本東京 収支報告書"

 このPDFファイルの6ページをご覧いただきたい。
 「(3)政治活動費の内訳」、項目別区分として「組織活動費」となっている。
 ここにずらりと「飲食代」が並んでいる。





 (株)東急ホテルズに対して、24年9月3日に 63,047円、10月31日に 123,923円。(日付は振込が行われた日付で、実際の飲食は別の日である可能性がある、以下同様) レストラン&バー |ザ・キャピトルホテル 東急【公式】

 仲泉というところには7月25日に 114,870円、9月7日に 53,760円、10月1日には 66,147円。 【閉店】仲泉 - 赤坂/懐石・会席料理 [食べログ]






 (株)パノラマ・ホテルズ・ワンには9月3日に 58,918円と 124,674円。これは運営会社でホテルの名前は「ANAインターコンチネンタル・トウキョウ」
 レストラン&バーのご案内 | ANAインターコンチネンタルホテル東京
中にはあの!*1 ピエール・ガニェールのお店もあります。
 ミシュラン三つ星シェフ | ピエール・ガニェール | ANAインターコンチネンタルホテル東京

赤坂エクセルホテル東急には9月3日に 90,924円の支払い。
 レストラン |赤坂 エクセルホテル東急【公式】

 (株)食文化総研に9月 11日、87,680円。こちらは「永田町 黒澤」というお店を運営しているようだ。 永田町 黒澤│黒澤


 銀座にある徒然茶寮には9月11に68,560円。
 http://www.ui-way.co.jp/saryou/access.html

 同じく、銀座にある(株)エヌ・ビー・ピーには7月31日に 117,040円こちらは店舗情報がなかった。(別になくても良いけど)

 いずれも錚々たる店構え、燦然たる「請求額」ですね。
 「組織活動費」=「飲食代」として計上されている額が約100万円。

 今でも減税日本は、東京に事務所を構えていったい何がやりたかったのかトンと見当が付きませんが、こういう資料を見せられるとより一層何がしたかったのか理解不能です。

 特に、平成24年の8月、9月というと。ちょうど、こういった行動報告が出ているような頃ですよね。





 こういった支出に関してはそれぞれの価値観なので、ご随意にという以外にありませんが。少々奇異に感じるのは、こういった「組織活動費」の支出の内、「その他の支出」に分類された金額が高額に上るという事です。その総額は 921、037円。
 この用紙の脚注2に「国会議員関係政治団体は、1万円超(1万1円以上)の支出はすべて個別に記載し、1万円以下の支出は「その他の支出」に一括して記載してください」とありますので、それに準じたという事でしょうが。項目区分として総額 2,251,132円ある支出の内、 921、037円が領収書もないままの収支報告となっている訳です。不透明率は 40%。

 この不透明さは減税日本の本体も同様です。
 "減税日本 平成23年収支報告書"
 "減税日本 平成24年収支報告書"

 支出項目の内、「組織活動費」に絞ってみてみると。
 平成23年の支出総額が 1,790,668円で「その他支出」が 548,383円。平成24年は 4,650,877円に対して 1,149,142円が「その他」として、行き先が見えません。不透明率は約26%。四分の一がどこへ行ったか一切不明なんですよね。

 こういった不透明な党の会計について、個別に公開されているという事もないようです。

 常々政治資金の収支については完全なガラス張りを主張されている筈ではないのかと思うのですが。これはいったいどうしたことでしょうね。

 例えば昨年の市長選挙の時に掲げられた「新新新マニフェスト」にも「3.市民への情報公開」という項目があり、「(5)「裏金」に係わる通帳・帳簿の公開」という項目が設けられています。収支報告書における不透明な支出が即座に「裏金」につながるとは思いませんが、26%、170万円弱の支出について、単に「その他」として計上されているのは如何なのでしょうか?

 次に、これも良く判らないところですが。「減税日本 平成23年収支報告書」の16ページを見ると「ホームページ制作料金」として、*2 尾張旭市の「電話番号ドメイン&ホームページ」に7万円が支払われています。支払日付は23年2月6日となっています。

 こちらに「河村たかし政策研究会 平成23年 収支報告書」があります。 
 この報告書の23ページ目にも全く同じ日付、同じ業者に同じ支出目的で同じ金額が支払われています。



 これは2重計上ですか?
 それとも、減税日本のホームページについて修正が行われて、「減税日本」と「河村たかし政策研究会」で半分ずつ「按分」にしたのでしょうか?

 河村氏は市長として、市議会の政務調査費について、按分によって請求する事はあいならんと仰っていましたよね。総額として判らなければ「市長として支出できん」と。


 ちなみに、この23ページを見ると、「組織活動費」の支出総額 1,778,260円の内、「その他の支出」は 1,322,010円です。なんと不透明率 74%。ほとんどがどこへ消えたのか判らない収支報告という事です。 


*1:と言われても、よくわかりませんが

*2:ご存知!