市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

A.A.K.顛末記 その5(E)

 本日は、2つの記事をブログに掲載しています。

地域委員会の図式化及び地方自治の図式化(2011-06-20)

地域委員会の制度的問題がお判りいただけると思います。

また、本日は 守山区勝手に市政報告会/勉強会第二回 もございます。

守山生涯学習センターにおいて、午後6時から居りますので、ご都合のよろしい方はご参加ください。

さて、と言ったところで。市民フォーラムでの行動についての総括、いよいよ最後になりました。

§5 私のモチベーションは何か

 こういった一連の行動における、私のモチベーションはなんであるかという質問を受けた。別に河村市長本人に恨みも無ければ個人的な感情はない。敢えて言うならば「嘘が嫌い」なだけである。
 さきほど、現場の様子を撮影した動画をYouTubeで確認した。

 そもそもフォーラムの内容を聞いているときに、フォーラムのテーマと、「地域委員会」という問題がずれていると感じた。しかし、これも本来はおかしな話で、「総務局 地域委員会制度準備担当部」が地域委員会の制度準備に関わる事意外で予算を使いフォーラムを開催しているならば、それはそれで問題だろう。しかし、各地区の方々、特に海田さんとか半田さんのおっしゃる事には、一々現場の重みもあり納得もさせられたので、この流れであれば黙っておこうかとも思った次第なんだが、ファーラムの最後の最後で私のカンに触る事柄が持ち出されて、俄然スイッチが入ってしまった。本当にこの一事がなければ、私はあのまま黙って聞いていただろう。それは何かといえば、敢えて名は挙げないが最後に話をされた研究者の方である。彼女の提示した資料を引用しよう。

<資料1>

 この<資料1>と示された図は、最初何の事かわからなかった。フォーラム開始前に見ていたのだが、名古屋の現状とも違うので一般論的に書かれただけだろうと思っていた。ところが、説明の中でここで言われている「地域協議会」が「地域委員会」なのだという。ここには、学区連絡協議会も無ければ、区政協力委員もない。名古屋の現場の状態を何も把握していない者が、漠然と概念だけをもてあそんでいるだけに過ぎないではないか。

 そして、「プチッ」と右の頭の一部が切れて、質問と相成った。

 この質問でも、既に述べたように「地域委員会はテーマと違う」という誤魔化しの野次が来たが、これはまだ良い。(※1)最も頭に来た野次は「雰囲気を壊すな」というものであった。

 確かに、このフォーラムの雰囲気を壊したか知らんが、だからなんだ? このまま進めば地域が、地域コミュニティが、こんな無責任な議論で壊されるんだ。この野次の主は正気か?一時のイベントの雰囲気なるものを尊重して、肝心の議題対象である実体、つまり地域コミュニティーが壊れるのを見逃せと?

(※1:その後名古屋市のHP内にこのフォーラムについてのページが開設された。そう「市政情報―地域委員会」に! → ここ

 こんな過てる同調圧力が、先の大戦で日本を破滅の淵に追いやったのであろうし、今も震災対応、原発対応で様々な問題を巻き起こしている。
 こういった近視眼的戦略喪失者、合目的的でない愚か者にはかける言葉すらない。


 また、その後。フォーラムの最後に河村市長が登壇して意見を述べたわけであるが、ここでも河村市長は明白な「嘘」を言っている。

 フォーラムの中で出た「市民税の控除対象寄附」という制度は、既に名古屋にある。既に実施されて居る制度なのである。その公表は誰あろう河村市長本人が記者会見で行っている。


市民税の控除対象寄附(2011-05-10)
( http://ameblo.jp/ichi-nagoyajin/entry-10891548678.html )

 私が不規則発言で、「記者会見でHPに掲載すると言っておきながら、既に掲載していないじゃないか」と訴えると、河村市長は「今、準備させています」と答えた。

 何のこと?平成22年9月6日から、今も、準備させているの?

 私は市民です。彼は自らを「パブリック・サーバント」と言っています。そのサーバントが、主権者である市民に生返事、または「嘘」を言ってどうするのでしょうか。

 私は今後もこういった「嘘」を指摘してゆきます。嘘で形成された制度であるとか、世界観が、ひとを幸せにするわけが無いのだから。そのような歪んだ世界観を押し付けられるのはまっぴらごめんだから。嘘を指摘し続けます。

 王様は裸です。それも飛び切りだらしのない裸です。


 追記:6月24日から開催される6月定例会において、この6月20日のフォーラムの検証も行われないまま、市内8箇所で同様のフォーラムを開催するための予算が計上される。真の問題(参加者の不足)に対する回答も用意できず。中田先生も認められた制度的欠陥もそのままに、闇雲に制度を推し進めるのであれば、そこでも疑義を訴えていくしかない。