ヨコイ候補が今までの実績について、紹介している。
「日本初・名古屋初の事業を67事業手掛ける」とする、それぞれの事業については、このヨコイ・ブログに詳細が掲載されている。この「主な実績」に漏れているものの中にも注目に値する施策はいくつかあって、その中でも「世界最古のはしご車」という話題をご紹介したい。
はしご車
2016年09月21日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):ベンツ製はしご車 世界最古のはしご車がよみがえる
中日本自動車短期大学(NAC:岐阜県加茂郡坂祝町深萱1301)の支援がいただける見通しとなり、500万円から1,000万円程度の修復費実費で自走可能な状態になる見通し
名古屋市の消防学校に保管されていた「昭和10年にドイツから輸入されたダイムラー・ベンツ製はしご車」について、再活用の道を探る。いたずらに予算をかけるのではなく、自動車学校の教材という名古屋市にも、名古屋市民にも、学校にとっても、そしてそこで学ぶ学生の方々にとっても、皆に利益のある方法を模索する。
これは、情報と、つながり。問題意識と解決への知恵。創発やシナジーと言われるものの一例だ。
名古屋市の消防学校に置かれているだけではただホコリを被ってしまうだけ、自動車学校に提案しつつ、市当局との負担割合や、問題が発生した場合の責任分担など、地道な交渉が必要だっただろう。
2016年12月17日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の機械式はしご車 再走行への挑戦(1)
2016年12月18日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の機械式はしご車 再走行への挑戦(2)
同大学は、はしご車の修繕を卒業研究の教材などとして教育用に生かすとしている。なお、部品代は名古屋市が負担することが協定書によって明記されたが、作業費用等は同大学の負担で行われる。山田弘幸学長は、「名古屋市の大切な財産を修繕する機会をいただき大変光栄に思う。80年以上前の車を走らせようとする取り組みは、学生たちに感動を与えることになると思う。」と話した。
2018年01月15日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の機械式はしご車の修復状況は...?
2018年12月20日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の機械式はしご車 ただ今修復中
2019年01月14日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):50年の眠りから目を覚ましたベンツ社製機械式はしご車
50年の眠りから目を覚ましたベンツ社製機械式はしご車のエンジン音
2019年11月14日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の機械式はしご車
2019年12月18日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):ベンツ社製機械式はしご車の修復作業調査
2020年12月16日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会):世界最古の消防はしご車 修復状況視察
■ 修理進捗状況
・制動装置 90%
・動力伝達装置 80%
・電気装置 85%
・原動機 90%
・その他の装置 85%
およそ85%程度の進捗率となっている。中日本自動車短期大学のこだわりは、はしご車が名古屋市に納車された当時の姿を復元させることにある。すでに当時の部品が失われた箇所も少なくなく、いかに85年前の姿をよみがえらせるのかに腐心している。たとえば、クラッチレリーズ内のカーボンの製作では、東洋炭素に依頼し、カーボンのX線マイクロアナライザー元素分析を実施。さらに顕微鏡組織観察を実施するなどして、85年前と全く同じカーボンの復元に取り組んだ。
こうして、その経緯を追うだけでもワクワクしてくる。
はやく、自走するはしご車の勇姿を見たいものだ。
河村SL
さて、それに引き換え、現職市長肝いりのSL事業は?
現在のB6型蒸気機関車。
— バカ殿(本人) (@NpFKIwuvxaljgcz) 2021年4月15日
9100万円かけてスクラップ寸前のような姿になり、なぜか富山県で保管されている。
写真は名古屋市科学館からいただいたもの。 pic.twitter.com/tu5LAUswzm
なんとも悲惨。
次のような指摘もある。
中日新聞の記事に「現存するB6形SLは世界唯一」とあるのは、やはり間違いと言わざるを得ないでしょう。せめて「現存するドイツ製B6形では唯一」という表現にして欲しいところです。
(中略)
動態保存には、動態復元にかかる費用だけでなく、その後に乗務員訓練が必要ですし、蒸気機関車の保守には手間が多くかかります。その費用を短い距離で回収しようとすると、それなりの運賃・料金が必要になることでしょう。乗車人員も多く必要となります。それを長期間続けることができるかという点についても検証が必要であろうと思います。
それに対して「動態展示」であれば、設置費用はかかるものの、その後の費用はさほど多く必要ありません。
このような点も加味したうえで、名古屋市民がこの件についてどう判断するのか、注目していきたいところです。
名古屋市が動態化を検討するSL「B6」とは?:達人に訊け!:中日新聞Web
記事にある通り、B6の動態保存はすでに行われており、名古屋市が行う理由がわからない。歴史的にもJR東海のエリアである名古屋市、愛知県は電化が最速でSLとの文化的連続性は無いと聞く。
河村市長の個人的判断(子どもか!)か、そのお友達(類は友を呼ぶ)の一部、バカな市民のために、名古屋市の貴重な歴史資料が破壊され、無駄な出費が浪費される。
河村たかしの嘘、オーバートークを真に受けて、ろくな議論もなく市政がすすめられている。そんな事例はいくらでもある。河村たかしは市民の声など聞かない。
市民議会
「河村マニフェスト2021」について見てみたが、いくつか明らかにおかしなところがある。
しかし、そうしたものについてはおいおい検討していくとして、その前に「2017年マニフェスト」について検討してみたい。
思うに、河村たかし自身、「2017年マニフェスト」など、その内容も覚えていないのではと推測する。なぜなら、「2017年マニフェスト」で約束したことについて、この4年間まるで何もしていないにも関わらず、今回の2021年マニフェストでほとんど同じような事を言っているものがあるからだ。
2021年マニフェストの「2-2 若者マニフェスト」に「(1)ナゴヤ版若者会議プロジェクト」というものが掲げられてる。これは2017年の「1 議会改革・減税・市役所改革など」内の「(7)「わかもの議会」の創設へ」とまるで同じものだろう。
2017年マニフェスト(部分)
さて、ではこの「2017年マニフェスト」で掲げられた「わかもの議会」を河村たかし、または減税日本がどのように実現化しようとしたのだろうか。
名古屋市会議録・委員会記録検索システムで
「わかもの議会」を検索してみよう。
0件だ。
名古屋市のホームページの全体で検索しても、それらしきものはヒットしない。
私の記憶ではこの「わかもの議会」なるものは、検討もされていない。
私企業が、顧客になんらかのサービス、商品を約束し、料金を取って(800万円でも)そのサービスや商品が収められない場合、ソレはなんと呼ばれるだろうか。「詐欺」だ。つい最近でも元アイドルの女の子が、投資情報だかのサービスを収めなくて逮捕されている。元アイドルの女の子でも許されないことが、72歳の市長では許されるのだろうか。
呆れたことに、減税日本ナゴヤの市議の一人でも、このマニフェスト実現のために、質問でもすればまだ良いだろうに、それすらやっていない。それでいて今回の2021年マニフェストに同じような提案を掲載する。
よほど「見栄えが良い毛ばり」と思ったのだろう。
こんな判りやすい嘘もそうそう無い。
そもそも名古屋市議会条例に定められている、「議会報告会」すら開けないようなものが、新たな議会を開くなど期待するほうがおかしい。
民主主義の破壊者、河村たかし - 市民のための名古屋市会を! Ver.3.0
ヨコイ候補は「市民会議」を提唱している。
市長、職員、議会、そして市民が熟議を重ね、施策を進めていく。
それこそが、本当の民主主義の姿なのではないだろうか。