市民のための名古屋市会を! Ver.3.0

一人の名古屋市民が「地域委員会制度」「減税日本」に対する疑問をまとめるサイトです。(since 2011/3/3)

名古屋市、石垣部会の同意なく先行解体案を文化庁に提出?

追記(3月26日):昨日の石垣部会を受けて、毎日新聞がもっともな記事を載せています。
名古屋城復元 工期遅れ決定的に 有識者会議、解体方法を否定」

名古屋城復元 工期遅れ決定的に 有識者会議、解体方法を否定 - 毎日新聞

この最後にある市幹部の談話として。

「遅れることは分かっていた。後は河村市長がいつ(工期遅れの発表を)決断するかだ」

が載っています。この「犯人探し」を河村市長がしているようですが、その「尋問」に際しては、必ず、ボイスレコーダーを持参しましょう。


本日、特別史跡名古屋城跡石垣部会が開かれましたが、
名古屋市の示した現大小天守を破壊する計画について、
石垣部会構成員全員から反対の意見が出されました。

そうした石垣部会の意見を無視するかのように、
名古屋市は計画を文化庁に提出するそうです。

文化庁有識者会議=石垣部会の同意を
現状変更許可の条件に付けており、
そうした条件を無視するかのような
名古屋市の決定は、
石垣部会の存在を無視するものであり、
それは同時に文化庁名古屋市との
信頼関係も毀損するものであります。

つまり、この名古屋市の決定は
異常な行動であると言わざるを得ない。

いったい、何のためにこのような
有識者の意見を無視し、
文化庁との約束を毀損するような行動を取るのか。

名古屋市はすでに社会的に整合性のある行動を取れていない。

もっとハッキリ言おう。

この名古屋市の決定は狂気の沙汰だ!
第二次世界大戦のさ中、
沖縄沖に戦艦大和を差し向けて砲台として使うという
「特攻」「神風」のような戦略が取られたが、
これは戦略ではなく狂気の沙汰である。

今回、まっとうな議論(有識者会議)において否定された
現計画について、文化庁の意向を無視して
計画提出する名古屋市の態度は、正気を失っている。

名古屋をここまで狂気に向かわせた者は誰だ!

千田嘉博_城郭考古学 on Twitter: "すでに報道が出始めていますが、本日、特別史跡名古屋城跡石垣部会が開催されました。名古屋市から現在の大小天守を解体する計画の説明がありました。御深井丸北側から堀を超えて仮設橋をかけ、天守北側から西側に巨大な仮設構台を設置し、本丸内堀を埋め立てて、解体するというもの。"

Facebookにログイン | Facebook



ちょっと、余計なことを言わせていただくが。
この狂気は今に始まった事ではない。

地域委員会制度(サードセクターが手を引いて、制度が片肺飛行になっても
一部マスコミが提灯を付け続けた、地域委員会制度。

そして、市民税減税。
公約は10%減税であったものが、7%提案があり、5%に下がり、更に3.75%に下がっている。それでも、適切な検証がされていない減税政策。

この減税政策が狂気の政策である傍証は、この名古屋においてしか、減税政策は続けられていない。経済学的にも、制度的にも地域経済にプラスにならない事が明白な政策である。しかし、名古屋市民はその事実を知らない。なぜか、報道が歪んでいるからだ。

更に、これも名古屋でだけ続けられている。
狂気と、遺恨に満ちた「市議報酬半減提案」

市議の報酬を半減し、市の議会を弱体化して、バカ殿市長の勝手な政策を議会の反対なく推し進めようというのは、民主主義の否定であり、地方自治の破壊である。

こうしたキチガイじみた政策が、なんの疑問も持たれずに進められようとしている。

ロクな議論もなく、国の宝、名古屋市民の魂である、市民の建てた天守が破壊されようとしている。

私には我慢ならない。
この歪みは信じられない。
果たして、ここまで社会が、市政が歪んでいると見えるのは、
実は私が狂気に陥っているのか。

しかし、今、はっきりと言える。

正気を失っているのは名古屋市であり、
河村市長だ。

これを止めなければ、名古屋市民の生活は毀損される。

心あるマスコミの、
誠実なる報道を心から願う。